こじらせ女子ですが、何か?

心臓外科医との婚約を解消して以後、恋愛に臆病になっていた理穂。そんな彼女の前に今度は耳鼻科医の先生が現れて!?

Younger/ライザのサバヨミ大作戦。

2022年04月29日 | 日記

 

『Lの世界』のシーズン3、まだ視聴途中なのですが……ふと、あることに気づいて今、『Younger/ライザのサバヨミ大作戦』(以下、『サバヨミ』と略☆笑)というダーレン・スターさんが監督・演出されている作品を見はじめました♪

 

 いえ、ダーレン・スターさんと言えば、『SATC』や『ビバリーヒルズ青春白書』で製作に関わっている超有名な方であり――わたしが『サバヨミ』を見始めたのも、ダーレン・スターさんの名前があったのと、あとはあらすじ☆を見て、です(笑)。

 

 >>40代シングルマザーのライザは出版業界で働くという夢をかなえるために、数々の面接を受けるが、年齢が邪魔をして惨敗の日々。ひょんなことから20代になりすましてアシスタントになれたものの、徐々にほころびが出始める。同僚は自分より10歳以上も年下で、ジェネレーションギャップを隠すのに精一杯。大好きな友人や恋人にウソをつき続けるのも苦しい。ライザの仕事にプライベートに奮闘の日々が続く。

 

 

 それで、自分的にさらに笑ってしまうのが……わたし、フールーと再契約して『NYガールズ・ダイアリー』(以下、『NYGD』と略☆)を見始めたんですけど、『NYGD』を見てる時も、『Lの世界』を見てる時も、「~~をご覧になったあなたへ」として一番トップに来てたのが常に『Younger/ライザのサバヨミ大作戦』だったんですよ(爆☆

 

 いえ、このことの何がそんなにおかしいかと言うと――『SATC』の製作関係者の方が、その続編の『AND JUST LIKE THAT…』で、『NYGD』に対してパクリ返し☆をしているとは、前にも書きました。それで、あらすじのところに出版社にサバをよんで就職……みたいにあるのを見て、しかも監督と演出がダーレン・スターということは、『NYGD』を意識してる場面が多少あるのはほぼ間違いない……というのが、わたしの視聴動機です(だから、どーゆー動機だっての☆^^;)。

 

 その~、まだ1~5話までしか見てないものの、3話目くらいからだんだん面白くなってきました♪それに、1話20分くらいなので、ちょっとしたスキマ時間にでも見るのにちょうどいい……という部分もあり、このあたりはダーレン・スターさんの才覚が光ってるところなのではないでしょうか(いえ、今時の視聴動向を実に掴んだ戦略という気がします)。

 

 それで、しょっぱなから来ましたよ!『NYGD』に対するパクリ返しが(笑)。ライザが某出版社へ面接に行ってみると、目の前には東洋人とブロンドの若い面接係の女性が……ここ見ただけでも、『NYGD』を見た方ならすぐ気づくと思います。ライザ=年を取り、その後40歳になったジェーン、東洋人の女性=髪型がキャットにそっくり&ソーシャルメディアについて語る、ブロンドの若い女性=サットン……という、パクリ返しが早くも展開ww

 

 いえ、『NYGD』のジェーンって、出版社に就職してライターになるのが夢っていう25歳の女の子なわけです。それで、『サバヨミ』のライザは、25歳で結婚のために出版編集者の仕事を辞め、結婚して家庭に入ったものの……夫の浮気によって別居中であり、ひとり娘は現在インドに留学中――といった女性なんですよね。それで、ブランクがあまりに長すぎるということもあり、面接を受けても受けても落ち続けたライザは、あることがきっかけで、レズビアンの親友マギーの助言により……サバを読んで26歳と偽り、とうとう出版社へ就職を果たします

 

 ライザが面接を受けて合格したのは、出版社のマーケティング部と呼ばれる場所で、『NYGD』ではサットンがそちらへ受かるものの、やっぱりファッションの道を諦められないとして、そちらへの異動は断ることにする……というエピソードがあります。それで、サットンが最初にアシスタントとしてついてる女性がいて、名前忘れちゃったけど、この東洋人の女性っていうのがキツいタイプの上司なわけです。それで、ライザの上司のダイアナっていうのが、東洋人じゃないけれど、雰囲気的に似たタイプのキツい感じの女性なんですよ(笑)。

 

 普通に考えた場合、「え~、そんくらいべつにパクリ☆ポイントとしてカウントしなくても……」といった感じとは思います。ただ、『Lの世界』を見る限り、こうしたポイントがあまりに多すぎる、そしてそれは『SATC』においても同様であろう……そう思うわけです(^^;)

 

 あと、ライザがダイアナに「本を売る戦略について考えろ」と言われ、あることをきっかけに「欲望(オーツ)を解放せよ」と書かれた布で胸の部分だけ隠した写真をツイッターで発信します。ここなども、『NYGD』にジェーンとサットンとキャットが、女性の解放運動に関連してセントラルパークでおっぱいを解放する――という場面があるんですよ。もしここを『NYGD』のパクリでは……と指摘する方がいた場合、「じゃあ、向こうのSATCに関するパクリはパクリじゃないってわけ?」ということになるというか。

 

 いえ、実際はダーレン・スターさんもそんなに怒ってるとか、そういうことでもないんだろうなとは思う(もちろん、ほんとのところはわかりません^^;)。ただまあ、確かにこのくらいのことをする権利はあるだろうし、ちょっとした冗談心というか茶目っけとも取れると思うんですよね(笑)。

 

 それで、『サバヨミ』まだ見始めたばかりなので、今後さらに面白くなってきたとしたらまた記事にしようと思うのですが、今回は『NYGD』と『SATC』に関連して、わたしが書こうと思って書き忘れてたことを書いて終わりにしたいと思いますm(_ _)m

 

 作中、ライザは25歳と自分を偽っているわけですが、ジェーンとサットンとキャットも、『NYGD』の作中において同じくミレニアル世代と呼ばれている世代だと言っています(『サバヨミ』においては、ライザはこのミレニアル世代に化けている……みたいに言及してる箇所があったと思う・笑)。それで、『NYGD』が本国アメリカなどで、どのくらい視聴率が高く「受けた」のかといったことはわかりません。ただ、「彼女たちと同じ、ミレニアル世代大共感!」というか、それと似た文言があることから、そのあたりの「働いていて、恋や仕事で悩む女性たちの共感を呼んだ」ことは間違いないと思うわけです。

 

 それで、確か『SATC』ってはじまった時から主人公キャリーってアラサーだったと思いますし、『キャリーの日記』っていうキャンディス・ブシュネルさんの本があって、こちらはキャリーが十代だった頃のお話(すごく面白かったです!大好き)。それで、こちらの本が「続きがある」といった形で終わることから、もし続編があれば、キャリーがどんな二十代を送ったのかが描かれ、またそうなったとすれば、こちらはドラマ化or映画化間違いないと思うわけです。ただ、『SATC』って、主人公の女性たち4人がすでにある程度成功して地位を得ているといったところがあるわけですよね。もちろん、キャリーにもシャーロットにもミランダにもサマンサにも、二十代の頃のもがきやあがきなどがあり、ニューヨークという大都会で生きる女性特有の悩みがあったに違いない――そう想像されるわけですが、その部分はそれほど詳しく回想によっても描かれてはいない(唯一わたしの記憶にあるのは、二十代の頃のファッションの失敗の数々を得て、その後ようやく自分がわかってくる……みたいなエピソードだったかなあ。でも、記憶のほうが曖昧ですww)。

 

 でも、実はここにこそ一番需要がある!そう思う方はたくさんいると思うんですよね。わたしですら、そこまでのことくらいだったら、一応頭に思い浮かびます。舞台は何もニューヨークじゃなくてもいい。『Lの世界』はウエストハリウッドが舞台ですが、ロサンゼルスでもシカゴでも――大体25歳前後の若い女性が、大企業で働きはじめてこんなことで悩んだ、失恋した、セクハラにもあった……でも、その都度仲間に助けられたり、うまく機転を利かせて切り抜けたり、そうして最初はちょっと田舎くさかったのが垢抜けて、ひとりの女性として成長していく――というリアリティのあるお話を描ければ、このタイプのストーリーは、必ずある程度のヒットが見込めると思う。

 

 ただ、難しいのは、失恋の部分はまあなんとかなると思うんですよね。何人か違うタイプの魅力的な男性、それほど魅力的じゃないのに何故か惹かれる男性というのを何人か用意しておけばいいわけだから(笑)。また、セクハラについても#me tooな時代だから、描くのはそう難しくないと思う。ただ、唯一難しいのが……その仕事を実際に経験した人の、生の体験が元になっているという、その部分をいかにリアリティ豊かに描けるかということなんですよね(^^;)

 

『プラダを着た悪魔』がヒットしたのも、この部分に「ファッション誌で実際に働いたことのある人にしかわからないこと」がリアリティを持って描かれていたからだと思います。見ていて「そうそう!その部分が知りたかったの!」という、人々の知りたい欲を満たしてくれる職業について、細かい部分まで描ける作品っていうのはそもそもヒットする率が高いと思うのです(医療ものやCSIといったお話が受けるのも、大体そのあたりの理由って大きいですよね。ただ、CSIに関してはわたし、前に見てた時パトリシア・コーンウェルさんに多少なり「お話のヒントをもらいました」的、ヒント料を払ったほうがいいのでは……とは思いました^^;)。

 

 それで、『SATC』に欠けてる部分として、そのあたりの主人公の女性たちの年齢の<若さ>といったことがあり、これは『NYGD』がヒットした要因として大きかっただろうと思うわけです。だから、ダーレン・スターさんもその部分を突いた上、あとはパクッたと言っても、たぶんその部分は『Lの世界』と同じく、訴えても勝訴できるかどうかわからないものの――「キモいストーカーみたいなパクリ方しないで、もっと正々堂々オリジナリティーで勝負しろよ!」と思ったとしても、なんら不思議はないと思うわけです。

 

 あ、『サバヨミ』は原作があるので、そちらも読んでみないとわからなくはあるんですけど、でも、四十歳の崖っぷちにある女性が26歳と偽って出版社に就職……っていう設定だけでも、ダーレン・スターさんがドラマ化したいと思った理由がすごくわかる気がします(^^;)

 

 1話20分という短い時間でまとめられているのでさくさく☆見れてしまいますし(そんで、1シーズン12話くらいだから)、今後きっとどこかでライザの若作りはバレでしまうのでしょうが(今のところ、目尻のしわやアソコの毛によって年齢以上に老けてる疑惑が浮上しますが、なんとかなってますww)、その頃までに仕事その他で周囲の人たちにも認められるようになっている……といいなあと思い、心の中で「ライザ、がんばれ!」と応援しつつ、毎日少しずつ視聴してゆく予定でおります

 

 それではまた~!!

 

 

 

 


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