大津市で幼い子どもが交通事故で亡くなられましたね、
あのニュースは見ていてとても辛いです。
20数年前の今日
あの日は大雨が降っていました、
父は継母と一緒に老人会の旅行で善光寺参りに出かけていました、
観光バスが自宅近くの広場にバスを停め各々が自宅へ帰る時、
父はトラックに跳ねられました、
私はその日仕事から帰り21時丁度ベットに入ろうとしていた時、
電話が入り父が交通事故にあったという連絡をもらいました、
電話の主が誰だったか記憶にありません、
すぐに妹に連絡を入れ妹の自宅まで迎えに行き一緒に大学病院へ行くことにしました、
妹の家には何度も行っているのに、気が動転していたのか中々妹の家に、
辿り着かなかったことを覚えています、
大学病院の救急室に入り父と対面しました、
父は耳から鼻から血を流していました、これはもう助からない、
特に大きな傷はなく父は奇麗な顔、体でした、
その時父は加害者、被害者、どちらなのかそれすら分かりませんでした、
その後徐々に情報が入り、父はトラックに跳ねられ犯人は逃走していることが分かりました、
死因を確認するために翌日一番に解剖を、
私は妹たちを自宅に返し大学病院の霊安室で父と一緒に過ごしました、
その時警察官2人が私と父の傍に付き添いました(ひき逃げということで付き添われたのだと思います)
翌朝9時から解剖がはじまりました、霊安室から剖検室までどのように付き添ったか、
全く記憶にありません、
父には紙のシーツが被せられていました、亡くなって病院に運ばれた場合は入院にならないから、
布団は貸して頂けませんでした、
私は車の中に毛布が入っていることを思い出し夜中に霊安室に持って来ました、
翌日の解剖の結果脳内出血、内臓破裂、頚椎骨折、多分即死だったと思います、
その後訳も分からぬまま通夜葬儀が行われました、
交通事故は先程まで元気に過ごしていたのにかかわらず突然帰らぬ人となるのです、
事故後被害者家族は辛い生活が待っています、また加害者も辛い日々を送らなければなりません、
自分では気をつけているつもりでも、ちょいとした気の緩み、油断が大きな事故となるのです、
私も車を運転しています、車に乗っている間、緊張ばかりしている訳ではありません、
ちょいとした油断気の緩みが大きな事故になりかねません、
大津の事故のニュースを聞き20数年前のことを思い出してしまいました、
そして運転することが改めて怖くなりました。
今日はお墓参りには行けませんでしたが、
改めて出かけることにします。