足るを知る

昨晩テレビで見た「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領。



個人資産は愛車の古びたワーゲンのみ。
給料のほとんどを貧しい人たちへ寄付し、町から離れた農場で奥さんとふたり、花や野菜を作り暮らす。
質素な背広にネクタイなしのシャツ姿。

時にはヒッチハイクに応じたり、生放送中にも関わらず、ホームレスに寄付したり。
国民に愛された大統領。
ウルグアイの人たちは親しみを込めて、「ペペ」と呼ぶ。

思い出すのは、2012年のリオでの感動的なスピーチ。

本当の意味での貧しさって？
豊かさって何？？？

そして、日本人に向けてのメッセージを投げかける。

「日本の子供たちへ。君たちは今最も幸せな時間にいる。 経済的に価値のある人材となる為の 勉強ばかりして早く大人になろうと 急がないで。 遊んで、遊んで子供でいる幸せを 味わってくれ。」

「若さを捨てちゃいけない、気が付いたら君は老人になっているよ。ちょっとずつ使いなさい。」

優しいまなざし、そして核心をつく言葉。

「今の日本人は幸せなのかな。」と。

本当の豊かさと貧しさってどういうことなんだろう。。

また忘れていた、「足るを知る」という言葉。