信州は松本へ
紅葉には少々早いようでしたが
朝晩のひんやりとした空気と
様々なきのこの香りが
十分に「秋」を感じさせてくれました
美ヶ原温泉にある《金宇館》さんは
昭和初期の木造のお宿です
こまめな手入れで
しっとり落ち着いた風情を守り続け
この先もさらに歴史を紡ぐために
一年掛かりの大改装を決断されました
休館される前にと
やっと 久々に伺えたのですが
変わらずゆったりとした時間が流れ
ご主人によるお食事は
丁寧でうつくしく、そしてやさしく
いっそう身体に染みました
翌日は
お世話になっている
《大久保醸造》さんへご挨拶に
会長さんは とてもお元気な方で
博識な上に趣味人でもいらっしゃるので
お話が尽きません
貴重な蓄音機の音色にうっとりしたのちは
奥様お手製の梅の蜜煮とお漬物
しみじみと温かいおもてなし…
いつも料理は旦那さん任せですが
こういう手仕事の出来る女将になりたいと
つよく思います
少しずつですが、がんばります