C4は2005年発売当時、それまでのシトロエンが失いつつあった独創性と合理性を、素晴らしいデザインで取り戻した車でした。その見事なパッケージングに惚れ。当時香川に正規ディーラーが無かったことから松山まで行って試走。その場でハンコ押して契約。四国納車1号車として乗り始めた思い出深い車。僕が初めて新車購入した車でもありました。
それから丸12年。大事に乗ってきたつもりですがやはりラテン系。色々と不具合が出始め、昨年秋にはついにATが滑りはじめ...他にもエアコンやホイールベアリングなど色々、直して乗り続けようかどうしようか悩んでいる時に、カクタス200台限定日本導入のNEWSを知ります。
即、エントリーしたのですが予想以上の反響だったようで購入は抽選に。それから色々すったもんだあったんですが結局は抽選漏れで正規ルートで購入叶わず。諦めかけていたところダメ元でネットでで探してみたところ、たまたま新古車扱いで出たこの個体を押えることが出来たという次第。
多くのプロダクトデザインがそうであるように、開発者の想いが如実に現れる初期型以降、C4も改良を重ねるごとに少しずつエッヂが弱まり量産車の様相を濃くしていきました。
そんな中登場したCactusは超個性的なルックスのプロトタイプそのままの姿で発売。ビックリしました。これ発売しちゃうんだ!(@_@) 10年経ってシトロエンがまた攻めてきた!と嬉しくなったのを憶えています。
C4の名前が付いているもののその中身はC3ベース。多くの自動車ライターさんたちが書いているように、非力なパワートレインに腰高な重心、柔らかな足回り。乗り心地はまさに現在版2CV、ストレートなダッシュボードやベンチシートも2CVっぽさを醸し出しています。
そして高速走行でのゆったりとした挙動やフカフカのファブリックシートはBXを思い起こさせる。古き良きシトロエンのエッセンスを多分に纏った車なのです。ついでに言うとフロントグリル下部のデザインにはGSAを感じます。(^。^)
ハンドルは一本スポークではありませんがそれっぽいデザイン。
更に楕円になっているところはSMを思い出します。 (-⊡ω⊡)
EU圏でバカ売れし生産が追い付かず、なかなか日本に入ってこなかったCactus。そもそも好き嫌いの分かれそうなこの個性的デザインは、日本ではなかなか受け入れられないかも知れませんが、僕はC4の次に乗るならコレしかないと思ったのです。(`・∀・´)
このパールホワイトを選んだのは、airbumpがブラウンなのがこのカラーだけだったから。
板チョコみたいでかわいいっしょ。( ^ω^ )
ちなみにC4と比べCactusは、
排気量2000cc→1200ccにダウン、
車重重量1350kg→1070kgと軽量化。
車両価格も100万ほどお安くなり、
燃費も良く、コスパに優れた車です。(^^)
唯一気に入らない、というか慣れないのがこの集中タッチパネル。
特にCDが使えず全てUSB経由でデータを鳴らす仕組みがどうにも…(^^;;
豪華さ高級感よりも、個性と軽さと使い勝手を優先した選択であります。
大事に大事に、最低10年は乗ると思います。
よろしく。カピバラ君。(・ω・)ノ
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