天 才 (承 前)
東大OBで,九段まで上り詰めた石倉昇というプロ棋士がいる。
彼は,「自分は幼年時代に囲碁の修業をしなかったので,理屈で打つ。そこに自分の限界がある。」と述懐している。
趙治勲という怪物のような棋士がいる。
彼が子供時代にあまりにも早く石を置くので,先輩の棋士が,なぜそんなに早く打つのかと聞いたところ,石を握ると手が自然とそこに行ってしまうと答えたという。
わたしは,読み切らずに山勘で打つことが多いが,それはほとんど敗戦に通じている。愚才の愚才たるゆえんである。
鰐
この雲,鰐の形に見えないか。(8月18日,自宅より撮影)
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