ちょっと楽しいニュースから
小学生が見つけたオオカミの剥製:このニュースは2月28日の『おはよう日本』で放映されたらしいが,わたしは4月20日づけの朝日新聞デジタル版で知った。
中学2年生の小森日菜子さんは小学校4年生の時,つくば市にある国立科学博物館の収蔵庫を見学するツアーに参加した。その時棚の下に放置されている剥製をみて,ニホンオオカミだと直感した。
日菜子さんは子供の時から動物好きで,オオカミのことは図鑑でよく知っていた。
ここからが日菜子さんのすごいところで,国立科学博物館にメールを出し,「ヤマイヌ」の剥製だという返事に納得せず,膨大な数の文献や記録を調べ,この剥製が上野動物園に飼育されていたオオカミのものだと突き止めた。
そして,その結果を論文にして今年2月に発表した。論文は小森日菜子さんが筆頭著者で,鳥類学者の小林さやかさん,動物学者の川田伸一郎さんとの共著で,国立科学博物館報告に収録されている。わたしはその論文の英文要約と引用文献を見たが,実に50編以上の論文が引用されている。
ニホンオオカミの剥製は世界で5体しかないとされている。(私はそのうちの1体を東京大学の農学部長室で見たことがある.)日菜子さんの発見はニホンオオカミの研究に貴重な資料を提供したものである。
すごい,そしてりっぱだ!拍手喝采を送りたい。
105年目の帰還:アメリカコロラド州の公立図書館で今年2月、105年前に貸し出された歴史小説が返却されたという。スコットランドの作家が書いた歴史小説で,住民が家の片づけをしていて見つけ,図書館に持参したという。祖母の世代のだれかが借りたと考えている。
返還期限は1919年2月13日で,延滞の罰金は現在の貨幣価値にして1万4千 ドルになるというが,当局はこれを免除し,この本を博物館か図書館に展示するという。
水 走 る
田植えの準備が始まった。阿見町にて4月20日撮影。
STOP WAR!
105年目の帰還:こんな珍しいことがあるのですね!
田植えが始まる「水 走 る」上手い表現です。
田植えの時期到来ですね。
日本の公共図書券には,返却延滞への罰金はないと思います。