風に舞いあがるビニールシート

森絵都著「風に舞いあがるビニールシート」を読みました。

短編、６編からなる本です。

それぞれに何かに向かう愛があります。「ケーキ」「犬」「ニシナミユキ」「仏像」「野球の仲間」「難民」・・・それらをはさんでの人間模様があります。人それぞれの感性描写が上手いと思います。そして、ほのぼのでほろっとさせられます。

文章にプロの作家を自意識する表現が有ります。そして豊な感性を感じます。ちょっとプロ作家を意識しすぎてのくどさもありますが・・・もっと何気なく自然に表現するともっと凄い作家になると思います。

良い本と思います。

私的には、８０点

今のシンガの天気は、　裏の空軍基地から飛び立つＦ１６がたまにうるさいです。