【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

仕事はクビにならない程度(ってどうなん?)

2015-12-31 19:29:11 | IT土方(同世代向け)
※エンジニアライフのボツ原稿

あのさ、下流工程のオッサンエンジニアたちでさ、もはや趣味に生きてるような人をけっこう知ってんのね。とにかく定時であがらせてくれ、仕事はまあクビにならない程度にやりまっさー、と。

そういうヒトって高い確率で独身だったりする。まあ独身でないとね、このご時世で、クビにならない程度の仕事の品質で家族抱えていきていけるヤツってよっぽどの選ばれた人材だよなあ?

その点独身だったらね、そのぐらいの仕事に対する姿勢でも、てきとーに食べて、趣味にもカネ突っ込むことはできる。という意味ではけっこう幸せな人種かもしれないけどな。

でもね、オレ個人的にはそういう人生って条件付きでないと認められない。

つまりね、仕事もきっちりしていて、そしてアソビもきっちり、っていう感じで若い人たちから尊敬されるんなら、すごいと思うし、ぞんぶんに両立してほしいんだけど。。
仕事のほうで完全に若い人たちに敗けてるっつーか置いてきぼりというか、若い人たちに小馬鹿にされてるようじゃ。。まるでもう白旗あげて、アソビに逃避してるようにみえる。

それってさ、「なりたくない」オトナの典型を、今の若いひとたちに身体で示してないかい、とオレは思うんだよ。

別に下流工程でもなんでもいいんだわ。コンサルでも、起業した社長でも、上場企業の管理職でも、どっか何億円のPJのPMでも、なんでもいいんだけど、どんな工程、職種、業種であってもさ、若い世代の「指針」にならにゃダメだと思うのね。オレは真面目に、そう思ってるよ。40歳前後ぐらいで、そう思うようになった。

という意味では、バリバリ仕事してバリバリアソぶってのは最高ですよ。最高の指針ですよ。
でもね、コツコツ仕事でももちろんいいんだよ。それは大事なことだ。そして、マイホームパパでもいい。マイホームパパは、すばらしいよ。愛妻家であってもいい。もちろんバリバリ仕事した結果として離婚しちまったとしても、いーじゃん。バリバリなんだから。

つまりいろんな「かたち」があるってことなんだ。

いつかも書いたけど、年齢的に逆転して、若い人たちに指示されて仕事するようになってたって別にいいんだよ。たとえば、最近のSIなんてほとんどそうじゃん。プライムベンダーの若手が、下請け、二次請け三次請けのオッサン連中を使うような商流じゃん。下請けは、元請けの若い子に、媚びをうらなきゃいけないんだよ。それがビジネスなのだから。

使われる側の模範、理想を示して指針になりゃいいんだ。そうすりゃさ、その若い人たちのうちのほとんどが、いつか同じ境遇になるんだから。そうなったときの指針になればいいんだよ。今の若い人たちには今のオレたち、つーか年寄エンジニアの愚は犯してほしくないんだよ。