【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

[IT土方]就職したほうがいいよ

2007-05-18 06:30:41 | IT土方(若いヒトたちに伝えたいコト)
フリーあるいは契約のIT土方は、どっかで見切りをつけて「卒業」してさ、どっかに就職したほうがいいよ。

就職できないオイラは心からそう思う。

それはなぜそう思うかというと、ちゃんとした理由があるんだ。

まず、この文句たらたらのブログを読んでいただければわかるとおり、年寄りのIT土方は、いろいろキツくなってくる。
その最たる理由は、「マネージメントを要求される」からだ。エンジニアであろうとしているのにマネージメントを要求されるから、葛藤があるし、現場やエージェントと対立したりする。

だから、すぱっと「卒業」して、SIerに就職して、プロマネとか上流を「プロパ」としてやったほうがいいと思うんだ。

それと、零細で、純粋に「エンジニア」として数年、あるいは10年ぐらい頑張ってる社員のIT土方のヒトたちも、そこでマネージメントを経験させてもらえないのであれば、転職すべきだ。プロマネ見習い、とかで。そしてできれば、もっと従業員数の多い会社に。

そうすれば少なくとも、オイラが抱えているような葛藤はなくなる。
ただし、エンジニアとしてのプライドみたいなものも含めてすべて「卒業」しなきゃならない。
そして、外注のエンジニアをマネージメント(要は、ケツをたたく)しなきゃならない。要は、逆の立場だよね。

エンジニアとして安定したいから就職する(「エンジニア気質」は残しつつ)のは、ダメだよ。その就職はおそらく高い確率で失敗するから。

企業は今、「純粋エンジニアくん」を雇っておける余裕などないのだ。
そしてプロマネを切実に必要としている。プロマネとは要は、技術的知識のある何でも屋だ。


そしてもうひとつ。「就職」して、プロマネとか上流とかがつがつ経験したら、またフリーとして戻っておいでよ、ということ。

「エンジニア」としてのプライドを捨てつつもマネージメントのスキルを磨けば、強いよ。高い単価で案件に入れる。
しかも、マネージメントスキルは今後もゼッタイに需要がある。自分がプロマネやコンサルとして経験した案件の規模とシステムを経歴書に書いとけば、ばんばん引き合いあるよ。ある程度の規模のシステム構築なり設計を、「リーダ」あるいは「マネージャ」としてこなしてればね。

オイラの知り合いでプロマネ専門のフリーエンジニアのヒトがいるけど、相当もらっている。
けっこう歳だけど、引く手数多だし、将来は何ら心配ないと思う。カネも持ってるだろうしな。。
ただしこのヒトは、ビッグネームでもまれていたというベースがある。だから、高く売れる。

たとえば5年、プロパとして上流やって、また退職してフリーにもどってくるとすればさ、その5年を地道にフリーのエンジニアやってるのと比べて、段違いにカネはもらえるようになってる。

まさに「よ~く考えよ~ おカネは大事だよ~」