【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

使い倒す

2009-01-10 06:19:19 | IT土方(マネージメントの質の低下)
会社ってさ、もぐりこんでみるとわかるけど、人間を使い倒すよねえ。。

特に、社員、そして、以前話題になった「名ばかり管理職」を。


社員を「育てる」というビジョンは、ない。いや、ないというか、管理職にさせてあがり、っていう感じかな。

管理職研修(管理職になった後の)なんてさ、机上だから、机上。

そしてそもそも、管理職にさせるまでの研修プロセスも、ずさんだからなあ。

オイラが書いてる「育てる」ってこれ、IT系のスキルアップのことじゃないよ。もっと「いろいろなこと」。「社会人として!」みたいな。


目前のプロジェクトに、そのへんに転がってる人間たちをパズルのようにあてがうだけ。足りなきゃ外注をかき集めて体裁だけとりつくろう。(外注をかき集めるのも「名ばかり管理職」の仕事)


ビジョンがない、ってのは特にこのギョーカイでヒドいんだろうなあ。ITギョーカイは人材流動性がハゲしいという事実にギョーカイ全体がアグラをかいてしまっていて、ヒトを育てようという気は、ない。
育てても逃げられるだけだからなあ。

でもさあ、ウチは(ホンキで)育てる会社だよ、という姿勢を見せれば、優秀な人材は集まると思うんだけど。
カネよりもさ、じっくりと育ててもらえるという安心感のほうが大切だよね。

いまこのギョーカイでもっとも必要なのは、経営層の「覚悟」だろうねえ。育てるということ、そして、「育てる」ということにそれを単なる間接費だと思わずに投資すること。