【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

役職。

2016-01-26 20:43:43 | サラリーマン愛憎
父親は田舎のサラリーマンだったから、役職には異常なこだわりを見せていた。義父は田舎で小さい会社やってたからデフォで社長で、やっぱり自分が社長であることにこだわりはあったと思う。

俺はというとフリーターあがりで、フリー。「ター」が抜けた。子供ができたときに、会社に就職せずに妻子を食わしていくと決めた時点で「ター」が抜けた、とオレは解釈している。

そんで。。ぶっちゃけ、年齢で比べてみると、父や義父よりは役職もクソもないただのど「フリー」のオレのほうが稼いでいる。に違いない。聞いたわけじゃないけど、当時の生活レベルをみりゃなんとなく推測はつく。義父は社長ではあったが、あのね、田舎の零細の社長業ってホント大変なのよ。資金繰りが。一見羽振りはよかったかもしれんがあれは会社の経費だろw 接待もゴルフも社長の仕事だから。

そもそも彼らは彼らの親に仕送りはしてねえだろうよ。オレはしてるぜ。


オレが彼らと決定的に違うのは「役職」から完全にフリーであること。そしてそれが実は自分を卑下することではなくて、誇れることなのかもしれないと気づいているということだ。

父親や義父には、会社を経営してるようなふりをしている。彼ら、そういう言い方しとかないと説教始まるからなw めんどくせーし。

今、それなりに彼らより稼いでいる(稼げている)ってのは、すべてはある種の反骨精神なんだろうな、と思う。そういうのがないとここまでは到達できなかったに違いない。
役職がなかったり「ちゃんとした」名刺を持ってなかったことで、オレは若いころ相当いわれたり、くそオヤジどもから説教されたり、同世代から鼻で笑われたりしてたから。。オレそういうのは一生忘れないから。忘れちゃいけないと思うんだよね。

「許し切る!」とかオレには無縁の話だよ。

ここ東京だったらけっこうオレみたいな生き方は許容されるが、田舎じゃ無理だろ。。20代の頃田舎に戻るか?とどまるか?みたいな岐路はあったんだけど、あのとき身体の奥底で「逃げちゃダメだ!」(byイカリシンジ)って声が聞こえたような気がして。