【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

セールス・トークがリトマス試験紙

2008-02-17 05:24:29 | IT土方(若いヒトたちに伝えたいコト)
オイラはね、SIerの営業とか、上層部とか、客とか、まあ誰でもいいんだけど、セールス・トークは全面的に信じることにしてる。

それには、理由がある。

でもまず、会話の中で、「ああ、これはセールス・トークだな」と感じる必要がある。そうでないとただ盲目的に信じることになってしまう。

セールス・トークは、高い確率で、実現されないことが多いのね。
たとえばオイラのような立場の場合、ありがちなのは、「長期的にここの現場でがんばってもらいたい『と考えている』」とか言ってる舌の根も乾かないうちに、工数縮小でクビになったりする。相手はもちろん、クビとはいわないけども、「どう考えてもクビだろこれは」みたいな。

で、オイラはセールス・トークをずっとおぼえている(根に持っている?)し、信じることにしてるから、まず軽く裏切られるわけね。
その時点で、そのヒト、あるいは組織との関係は、問答無用でぶった切る。
こちらが損をしてでも、そういうヤツらとの関係は断つ。

そうすると、セールス・トークをしない(あるいは、セールス・トークを実現させることができる力量のある)ヒトとの関係だけが残る。

信頼できるヒト、あるいは組織との関係だけが残るんだから、何ら問題ない。カンペキなビジネス・シーンの泳ぎ方だと思う。
なんつって、言うは易しだけどね。

オイラも、それを宣言して、やれるようになってきたのはここ数年だし。


もっと具体的に言うとね、セールス・トークをおぼえていて、それがかなわなかったときに、まず、その相手に「ハナシが違うじゃないすか!」といってみる。
それに対して真摯な対応を見せないヤツは、ビジネス・シーンのクズとしてこっちから切り捨てる、ということ。
たとえばね、「え? あれ、信じてたの?」とか「ビジネスなんですからセールス・トークっていうのもやっぱりあるじゃないですか(ムキになるなよコノヤロー)」って開き直るヤツとか。
逆ギレするなんてもっての他だけど、「こっちは営業なんだからスレスレのことは言うだろ?」なんて、逆ギレするヤツもいるわな。

最近多いのは、断言はしてない。すべて「~と思います」としか言ってない、と開き直るヤツね。
このご時勢で「~と思います」なんて語尾は誰も聞いてねーよ。議事録とってるわけじゃなし。

こういう営業ってブラック企業にうようよいるよ。多重請負で「このギョーカイを下支えしてきた」「エンジニア人身売買営業」たち。


オイラもバカじゃないからね、「ハナシが違うじゃないすか!」とこっちから詰め寄った際に、まず、素直に「申し訳ない」と詫びを入れられるヒト、そして、「これこれこういう理由でダメでした。」と、説明できるヒトに対しては、悪い印象は持たない。ちゃんと、次を信じるよ。

そんなの、ビジネスっていうか社会人としての基礎の基礎だろう。そういう対応すらできないヤツがこのギョーカイにはうようよしてるから。