1/18 “タクシードライバー”フィギュア イエローチェッカーキャブ用(その2)1/18Custom figure for NY Yellow Checker Cab (Version M)
今回は前回に引き続き「タクシードライバー」(Taxi Driver 1976)の計画を実行するモヒカン刈りのトラヴィス。世直しの計画決行のM65バージョン。計画と言いながらも行動は無計画極まりない。
このときのモヒカンはカツラらしいが、ラテックス製で精巧な造りになっているらしい。カミソリ傷なども再現されているとかいないとか。当時の撮影写真ではデニーロはターバンみたいに頭を覆っているが、このカツラはかなりデリケートなものだったのだろう。
この映画ではTVにダンスが映るシーンでジャクソン・ブラウンの曲「レイト・フォー・ザ・スカイ」が使われている。以前このブログでも彼のこのタイトルアルバムを取り上げた。今でもこのlate for the skyという言葉がどういう意味なのかよくわからないでいる。男女の恋愛の行き違いや感情のずれを歌った曲だが、監督のマーチン・スコセッシはトラヴィスの社会とのズレや上手く社会と折り合えない気持ちをこの歌のこの言葉に込めたんじゃないだろうか、そういうニュアンスなんだろうと勝手に思っている。
あと、アイリス役で強烈な印象を放ったジョディ・フォスター。当時若干13歳!彼女はこの後,例のレーガン大統領襲撃事件からしばらく活動中断はあるものの確実にキャリアを積み重ねて今に至っている。「羊たちの沈黙」(The silence of the lambs 1991)で久しぶりに観た彼女は、演技もさることながら知的な美人になっていて、役柄とはいえトーストを無邪気にほおばるアイリスからのギャップに驚いたものだった。
スコセッシもタクシー乗客として出演しているのは有名だが、ベッツィーの登場シーンで選挙事務所の入り口に座っている黒Tシャツの若者も彼だよね。
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