栃木のTさんが、前回の反省を踏まえて、二枚目を描いてくれました。
写真を見て描いたというので、写真と比べて見ましょう。
かなり、よく描けています。
ほとんどいうことがないほどです。
それで、並べて見比べてみました。
明暗の対比は、写真の方が強いです。
その分、インパクトは写真の方があります。
しかし、デッサンの方が控えめで、品があります。
だから、このままでも良いと思います。
ただ、強烈な光を表現したいなら、暗い方をもっと黒くした方が良いでしょう。
比べて見るまで、気づきませんでしたが、まぶたがやや厚ぼったいように思います。
左側の目の鼻との間にできる影をもう少し明暗の違いを見る。影の中の更に暗い部分の表現がやや足りない。
頭のてっぺんの髪の毛がやや突き出しすぎ。
耳の下辺りの鰓の張り出しがやや足りない感じがする。
おでこの正面と側面を分ける気持ちが足りません。
左側の側面がもう少しくらくなります。
左側のこめかみの辺りのニュアンスが少し違います。
もう少し正確に。
それにしても、デッサンがうまくなりましたね。
素晴らしいと思います。
ーーーーーーーーーー
この通信指導を始めて、4年。最初の半年で、栃木県展に入選し、
その翌年、特選に選ばれました。
今年も栃木県展に入選して、4年連続で入選を果たしましたが、特選の候補には選ばれています。
今年は、1票足りなかったと、審査員の先生からいわれたそうです。
確実に良い作品を作り続けています。すごいです。
そして、デッサン力もつけています。
この地道なデッサンの勉強と絵画制作を同時進行で行うと良いと思います。