絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

東京のFさん 水彩10号続き

2015-09-27 | 通信指導
東京のFさんが、水彩10号風景を描き込んでくれました。



木々に葉を感じるように表現してみてくださいとアドバイスしました。
そして、修正4回までやってくれました。

かなり実在感が出て来ました。

この葉を描くことで、木々の空間を表現します。
奥にある葉の集団と手前に見える葉の散らばり方、これによって、前後関係が生まれます。
この前後関係の空間が重要なのです。
葉を描く前と比較してください。

これが修正前です。



やや白けた画面が、深みを増して密度が出てきました。
実在感ということ、吹けば飛ぶような軽い水彩から、深みのある強い絵になってきたと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千葉のSさん 金属のデッサン

2015-09-27 | 通信指導
千葉のSさんが、金属のデッサンとして鍋を描いてくれました。



このSさんは、薄くぼーっと描く癖があるので、なかなか黒くギュッと描くことができないでいます。そのため、このデッサンの前に、グラデーションを勉強してもらいました。

写真の黒さとグラデーションを比べて、どの段階の黒さかを確認してもらい、
それを実際のデッサンの黒さに反映してもらおうと試みました。

そういう意味では、かなり効果があったように思います。

金属の写った感じが良く出ました。この黒さがないと金属の感じが出ません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする