やはり、書きだすと長くなりますね。
私は、この県北大会でかなりのシュートを決めて大活躍をしたのですが、一つだけ自分でも不思議なことがありました。それは、今までやったこともないシュートフェイントというものをその場でとっさに編み出したことです。
これについては、それ以前にどこかでやったかな?と友だちに聞いても、さあ知らないと言われるのではないかと思います。自分でも記憶にないからです。その記憶にないことを本番のこの大会で初めて試みたのでした。すると、何ということか?みんながひっかかってくれました。
このシュートフェイントというのは、その後のバスケット生活では当たり前のように出てくることなのですが、それまで、私は教えてもらってもいないことでした。だから、自分ではこのときできたことが不思議でなりません。おそらくどこかで誰かがやるのを見ていたのだろうとは思うのです。それでも、やったことがなく、どうすればいいのかも分からないでいたはずなのに、できてしまいました。これこそ、神様が教えてくれた技という気がしました。
それは、リングの近いところで、ジャンプシュートを打つ場合、大抵はディフェンスがいて打てないのです。それをシュートを打つふりをして、ジャンプするふりをするのです。すると相手は私がジャンプシュートに来ると思って、邪魔をするために一緒に飛び上がろうとします。しかし、私はジャンプをしないのです。そのため、相手だけがジャンプをすることになります。要するにひっかけるのです。
そして、相手がジャンプから降りてくるタイミングを狙って、今度は私がジャンプします。すると相手が地面に着地したときに、私はジャンプの頂点で楽にシュートを打つことができるのです。これが、実に見事に引っかかってくれました。要するに騙しのテクニックですね。新人戦のこのときには、まだ未熟なので、みんながひっかかってくれたのでした。そのため、私は随分点を取りました。
チームメートは、私のその技をどう思ったのか分かりませんが、とにかくよく引っかかるので、「馬鹿だいなあ、菅野のシュートフェイントにみんなひっかかってやがんの」と笑いながら言っていたのを覚えています。私は、あんまり言うなよ、ひっかからなくなると困るからと思っていました。
そうです、よく考えたら、私はジャンプシュートができるようになって、試合で使いだしてまだあまり時間が経っていなかったのです。だからフェイントどころではなかったのですね。そのため、記憶にないのです。チャンスがあれば、必死でジャンプシュートを打ったことはありましたが、リング下で相手を振り切ってシュートを打てるような余裕は、それまではなかったのです。
ーーーーーーー
それから、この大会で、一つだけ脅威を感じたことがありました。それは、上里中学が強いことでした。この後、私たちは県大会の予選が迫っていました。それは、この上里中とも戦うことが予想されたのです。
良く見ると、昨年戦った選手が出ています。あれーと思いました。なんだよあれは三年生じゃなかったのかよと。実は、その選手は二年生でレギュラーになっていたのでした。そのため、試合慣れしています。だから県北大会でもひときわプレーが派手で目立ちました。一応、二回戦あたりで負けてくれたので、私たちは戦わないで済みましたが、もし勝ちあがっていたら、県大会の予選の前に、この県北大会でぶつかっていたことになるのでした。
しかし、よく考えたら、私たちも同じでした。私と副キャプテンのIくんは、同様に二年生から試合に出ていたのですから。相手も同じように思ったはずです。そのことを忘れて、ずるなあという気持ちでいました。
本当は、一番の強敵は本庄西です。一つ上の先輩たちは、県大会で優勝しているのです。だから、もちろんですが、後輩ではあってもそれを眼の前で見ていて、県大会を知り尽くしているのです。そのチームに勝たなければ県大会には行けません。だから、私たちは何とか本庄西に勝つことを目標にしていました。ところがです。強敵はそれだけではありませんでした。大変なことになったぞと思いました。
決勝までは、楽勝で行けると踏んでいた県大予選が、その前にもう一つ越えなければならない相手が出現したのです。そんな感じでした。もしかしたら、本庄西より強敵かもしれないのです。それを考えながら、県北大会から戻ったことを覚えています。
私は、この県北大会でかなりのシュートを決めて大活躍をしたのですが、一つだけ自分でも不思議なことがありました。それは、今までやったこともないシュートフェイントというものをその場でとっさに編み出したことです。
これについては、それ以前にどこかでやったかな?と友だちに聞いても、さあ知らないと言われるのではないかと思います。自分でも記憶にないからです。その記憶にないことを本番のこの大会で初めて試みたのでした。すると、何ということか?みんながひっかかってくれました。
このシュートフェイントというのは、その後のバスケット生活では当たり前のように出てくることなのですが、それまで、私は教えてもらってもいないことでした。だから、自分ではこのときできたことが不思議でなりません。おそらくどこかで誰かがやるのを見ていたのだろうとは思うのです。それでも、やったことがなく、どうすればいいのかも分からないでいたはずなのに、できてしまいました。これこそ、神様が教えてくれた技という気がしました。
それは、リングの近いところで、ジャンプシュートを打つ場合、大抵はディフェンスがいて打てないのです。それをシュートを打つふりをして、ジャンプするふりをするのです。すると相手は私がジャンプシュートに来ると思って、邪魔をするために一緒に飛び上がろうとします。しかし、私はジャンプをしないのです。そのため、相手だけがジャンプをすることになります。要するにひっかけるのです。
そして、相手がジャンプから降りてくるタイミングを狙って、今度は私がジャンプします。すると相手が地面に着地したときに、私はジャンプの頂点で楽にシュートを打つことができるのです。これが、実に見事に引っかかってくれました。要するに騙しのテクニックですね。新人戦のこのときには、まだ未熟なので、みんながひっかかってくれたのでした。そのため、私は随分点を取りました。
チームメートは、私のその技をどう思ったのか分かりませんが、とにかくよく引っかかるので、「馬鹿だいなあ、菅野のシュートフェイントにみんなひっかかってやがんの」と笑いながら言っていたのを覚えています。私は、あんまり言うなよ、ひっかからなくなると困るからと思っていました。
そうです、よく考えたら、私はジャンプシュートができるようになって、試合で使いだしてまだあまり時間が経っていなかったのです。だからフェイントどころではなかったのですね。そのため、記憶にないのです。チャンスがあれば、必死でジャンプシュートを打ったことはありましたが、リング下で相手を振り切ってシュートを打てるような余裕は、それまではなかったのです。
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それから、この大会で、一つだけ脅威を感じたことがありました。それは、上里中学が強いことでした。この後、私たちは県大会の予選が迫っていました。それは、この上里中とも戦うことが予想されたのです。
良く見ると、昨年戦った選手が出ています。あれーと思いました。なんだよあれは三年生じゃなかったのかよと。実は、その選手は二年生でレギュラーになっていたのでした。そのため、試合慣れしています。だから県北大会でもひときわプレーが派手で目立ちました。一応、二回戦あたりで負けてくれたので、私たちは戦わないで済みましたが、もし勝ちあがっていたら、県大会の予選の前に、この県北大会でぶつかっていたことになるのでした。
しかし、よく考えたら、私たちも同じでした。私と副キャプテンのIくんは、同様に二年生から試合に出ていたのですから。相手も同じように思ったはずです。そのことを忘れて、ずるなあという気持ちでいました。
本当は、一番の強敵は本庄西です。一つ上の先輩たちは、県大会で優勝しているのです。だから、もちろんですが、後輩ではあってもそれを眼の前で見ていて、県大会を知り尽くしているのです。そのチームに勝たなければ県大会には行けません。だから、私たちは何とか本庄西に勝つことを目標にしていました。ところがです。強敵はそれだけではありませんでした。大変なことになったぞと思いました。
決勝までは、楽勝で行けると踏んでいた県大予選が、その前にもう一つ越えなければならない相手が出現したのです。そんな感じでした。もしかしたら、本庄西より強敵かもしれないのです。それを考えながら、県北大会から戻ったことを覚えています。
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