杉森神社の物語(東広島市河内町)癒しのある風景

人生は、実験の連続。愛される神社を目指して頑張っています。祭りとは奉ること。ご祈願毎に神饌をかえ丁重なお祭りをします。

平成23年8月の日記6

2011-08-19 13:41:31 | 神職・宮司になるためコーナー

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旧暦719日 蒙霧升降(もうむしょうごう=濃い霧が立ち込める頃)

 

 

午前中、日供祭を斎行しようとしたところ、若いお母様と小学生の女の子と幼稚園生の男の子が拝殿脇から声をかけてこられた。

 

「すいません、少しお時間ありますか。娘が神社のことを調べたいというので、少し質問させてください。」

 

低学年の女の子から

1、「えっと、杉森神社は、何故、杉森神社というんですか。」

Σ( ̄□ ̄|||)え?なんと素朴な質問 (个o个;))))~~(((((;个o个) うろうろ。

 

「二つ説があります。(既に難しいかも・・)。

一つ目は、昔の書物『日本三代実録』に神様の神格をあげることが記されていて、その中の榲樌神(すぎぬきのかみ?)とでてくるのか、この神社と言われています。ん~~言っていて難しい~~

二つ目は、ごらんの通り、杉がたくさん植えているから杉の森、杉森神社。因みに、檜が約230本、杉が約130本あります」

 

2、「杉森神社には、どんな神様がまつられていますか」

(●⌒∇⌒●)/ニャリーン

「神様は、たくさんです。太陽の象徴といわれています天照大御神さまとその弟の須佐之男命の神様が一緒に神様をお産みになられた神様などを祀っています。」

 

3、「杉森神社にはどんな動物がきていますか」

(・∀・)(・∀・)は~い

「狸さん、そしてムササビさんで~す。」・・・野良犬は言うまい。

 

4、「杉森神社にはどんな虫がきていますか」

((((*o*)お~

「今は、セミがいっぱい。そしておすすめの虫がセミヤドリガの幼虫です。綿に包まれた赤ちゃんのようにかわいいですよ。但し、セミに寄生しているときとか蛾になると、ちょっとね・・・」

 

 

以上のような質問、待ってましたあ~って、とても嬉しかったです。でも、子供にわかりやすく伝えることを学ばなくては・・・

徐々に徐々にこういう風に子供たちが神社に集まってくることを望みたいです。

 

 

※①当神社は、創立年月日不詳ですが、『日本三代実録』の貞観九年(八六七年)十月十三日条に正六位上榲樌神に従五位下を授くとあるは当神社のことと言われています。

 今年の5月に行われた第12回伝統文化セミナー「自然災害と復興~先人の叡智に学ぶ~」の冊子によると貞観年間の災害と神祇では、

 貞観5年疫病流行、御霊会・越中越後地震

 貞観6年富士山大噴火、国々に災害を消除のため神祇祭礼の督励、阿蘇山変異、

 貞観9年阿蘇噴火

 貞観10年播磨国大地震、

そして

 貞観11年、今回の東北大震災と同様な大地震と津波が陸奥国、

 貞観16年開聞岳噴火、

その4年後の

 元慶2年関東大震災

との記述あり、災害続きを鎮めるため神祇を奉斎する中での榲樌神の登場となる)

 

※② 御祭神は、天忍穂耳命、天穂日命、熊野久須毘命、天津日子根命、活津日子根命、狭依毘賣命、多紀理毘賣命、多岐都比賣命、品陀和気命、厳島大神、須佐之男命の十一柱(神社明細帳で厳島大神が加わっているが、既に三女神の記述があるように、十柱の誤記かもしれない)

 

本日の続きは、また次回へ(^^)/~~~

 


平成23年8月の日記

2011-08-17 18:51:46 | 日記

8月15日

本日、終戦日(この日を記念日という言葉はどうも嫌いだ)

 

正午に黙祷する予定だったけど、本日は午前10時頃から、舞の練習に夢中でした。

まずは、歌の練習をすべきというアドバイスに基づき、歌を練習するも、僕が下手なもんだから、練習にはならない。

その後、前回やったところまでの復習をし、次の舞の動きにすすむ。

結構、汗をかきますが、拝殿を通り抜けていく風がここちいいです。(A;´・ω・)フキフキ

 

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本日、久々に草刈を行う。

どうも、うまく刈れないもんだから、近所の総代さんが参戦。

 

 

 

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本日も草刈。近所の総代さんのやり方をみて、少し上手になる。

そう、何事も学ぶ。それが宮司のつとめだね。

案外・・・草刈は充実するもんです。なんでかって?何も考えないでひたすら左右に機械を振ると、土地がきれいになるから・・・。

 

この秋は、雨か嵐か、知らねども、今日の勤めに、田草とるなり

二宮尊徳翁の言葉の心境・・・・(A;´・ω・)フキフキ


平成23年8月の日記4

2011-08-15 13:15:35 | グルメ

 

 

↑ この虫なんていうのだろう!

糸をたらし、空中をふわりふわり漂う、綿のようなものに包まれた肌色の虫

なんだかかわいいですよ!

 

 後刻 わかりました。セミヤドリガの幼虫です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%A4%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%AC

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昨日、今日と、ひそかにお参りがある。盆=墓参り=寺というイメージの中、帰省者なのか、何故か参拝者が多い。盆も元々は祖霊祭祀の時期。祖霊の親神である氏神さまに参拝するというのは、とてもよい習慣である。

 

本日、父と兄夫婦家族くる、夕方、母の墓参りをする。有難いことに北海道の友人宮司よりお花をお贈りいただいた。感謝感謝である。

夜は、以前いただいた、鹿と猪の肉を調理してもらう。

鹿は赤ワインでつけて、竜田揚げ。猪は、どういう作り方だっけな、ごらんの通りでとてもうまかったです。さらにはホタルさんから卵の差し入れあり。

お酒を楽しく飲み、さらに花火をして新盆の夜をすごす。

 猪

鹿

まつたけだ!

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普段通り掃除、日供祭をし、兄たちが参拝。

本日は早く神社を閉めて、昼前からビールを飲んでしまった。

こんな日があっても

いいよね!アセアセo(^^;o)Ξ(o;^^)o

 

 

 


平成23年8月の日記3

2011-08-13 13:08:54 | 杉森神社の草花

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朝10時よりスカイロードの真下に住むOさん家に、舞いをしていただく、女子大生さんらといき、白衣の寸法はかってもらった。そう、ある由緒あるところから白衣の生地をいただいたものだから、その生地で白衣を縫ってもらうことになった。

 

夕方、河内高校同窓会会長(元河内町長)の自宅に行き、母のために河内高校100周年記念誌をもらった。何故か叔父の書籍「正しき神の道」をサイン入りでもっておられた。

http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=991020617X

その方曰く「一人ひとりとの繋がりからいろんなことが生まれる」

こうして母の縁で元町長とも知人となれた。コツコツとがんばるしかない!

自分にガンバ!( ^o^)/;^-^) ベシャッ

 

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朝、掃除をしていると、山の中に横たわる動物あり。

声をかけるも動かず。お産間近の母犬であった。

役所に連絡するも、「民有地での動物の死については、関知しない」とのこと。役所は、神社境内地を民有地とみることはもっともでありながら、時としては、下水道設置相談のとき、公共用地扱いともいっていた。仕方なしに処置の方法を聞くと「山の中にうめるんでしょうね」としかアドバイスなし。境内に埋める訳にもいかず、役員に連絡すると、早速役所に出向き、焼却場に持参すればよいとの助言をもらってきてくれた。そのまま役員が西条の焼却場にもっていってくれた。

そのあと役所の人がきて、「最近、近くで犬の死があり、毒物だと心配だ」といっていた。

夕方、深山峡あたりにゲリラ雷雨。スカイロードにぬけて雷が去った。

 

の頃、神社で自分の舞の練習をしていたら、広島護国神社神職の叔父夫婦の参拝があった。

祝詞が上手な叔父の声を録画させてもらった。日々、祝詞が上手になるよう気持ちだけは努力している自分であった。・・・

 

●叔父が僕のカメラでとった鷺草

下徳良の方にもらったお花です。

 

本日は、御巣鷹山に日本航空機が墜落した日であり、さらには、ペルセウス流星群が見られる日である。夜、ホタルさん夫婦と竹林寺に登って、ビール片手に夜空を見上げるが、13夜の月明かりで都会の夜空のようで、結局ホタル奥さんのみが2個の流れ星をみただけで終わった。

 

●まだ発表できない企画で植えた千成瓢箪

 

 


平成23年8月の日記2

2011-08-10 13:21:55 | 日記

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旧暦79日 立秋=秋たつ日。暦ではこの日から秋

涼風至(りょうふういたる)=秋を感じさせる涼しい風が吹く頃

 

 ↑ 毎日板間を汚す犯人。木に穴をあけるアナーキーめ

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本日より巫女舞の練習始まる。

そうなんです。ずっと巫女舞をしてくれる人を探していました。

現在のところ、女子大生2名、女子高生1名の希望者あり。

 

ところで、

だれが巫女舞を教えるかって?

実は・・・・・・・・

                       です。

え……(*´∵`)……?ヾ(´ェ`ヾ)アリエナイ!(ノ"´ェ`)ノ"アリエナイ!(

 

いえいえアリエール

\(\o-)へん~(-o/)ゝしんっ!! \(`O´)/とう~~

\(●⌒∇⌒●)/ニャリーン 

あ~~けの くもあけ、うらうらと~~~ とよさかの~~ぼる・・・・

豊栄舞です。

 

10月10日の例祭にむけて・・・・p(^○^)qガッツだぜ!

 

本日、神道青年全国協会議の神青協通信が届く。岩手の山下さんからの「東日本大震災について思ふこと」

●マグニチュード9.0(M4.0の3355万倍の地震)揺れが200秒続く(阪神淡路大震災15秒、新潟県中越地震30秒前後)

●情報収集や支援活動における最大の問題→電話が繋がらない。被災県回線制限10%

●県外からの安否確認に何度も同じこと説明する、結果、携帯電話電池なくなる

●被害状況確認に車で出向くに検問、瓦礫によるパンク

●刻々とかわる必要な支援物資。また支援物資搬入により再起した地元商店が商売にならない・・・物より義捐金の必要性

●TUNAMI被害のなかった方々の物資受け取りの感情的難しさ

●ボランティア(ぬくもりある食べ物、瓦礫撤去、音楽演奏、そして被災者との会話)

●家屋の土砂撤去に家主立会いが条件となるための時間的ロス

●大量物資の仕分け作業と被災者の生活スペースの確保

●被災者優先(金銭収入を考慮した)のボランティア登録

●仮設住宅抽選当選後の辞退(支援終了を避けるため)

●神社から足が遠のかない策

などなど、神社界のいろんな報告書の中で一番情況や思いが伝わってくる文書でした。

がんばれ!東日本、がんばれ!東日本神主!

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本日、奉納石碑をゴシゴシとたわしでこすり掃除

最近、毎日草むしりをしてくださる近所の方が写真をもってきてくださった。

 

今から25年も前の杉森神社例祭の写真です。子供たちがいっぱい。

こんな日がまた来るといいなあ~~

 

お供えがあったナスとトマトで文字ができました~~

焼きナスにしていただこう~~パチパチ 拝