今回の台風12号の大雨により、紀宝町相野谷川が氾濫。
広範囲に浸水し、過去に例がない被害となっています。
この相野谷川は熊野川に注ぐ支流で、大雨により熊野川が増水すると、熊野川の水位が相野谷川の高さを超えて水が逆流し、堤防を越えて浸水被害を及ぼす被害が繰り返されてきました。
このため、熊野川出口に水門(鮒田水門)を設けました。
この水門の役目は、熊野川の水位が危険ラインまで達したら水門を閉じ、相野谷川の水をポンプで熊野川に流す、というものでしたが、それでも水が相野谷川の堤防を超えて行くことがあり、近年大改修を行ったところです。
実は、そんな大改修をしている時期に、私も相野谷川の流域に住んでいたことがありました。
この時も川が氾濫しましたが、幸いにも田圃が使っただけで、人的被害はありませんでした。
美しい山・綺麗な水・広大な熊野灘。
相野谷川の支流で子供と遊んだ記憶が鮮明に思い出されます・・・
住んでいた家(借家でしたが)は決壊ラインから2メートルほど上に建てられていますが、今回の氾濫ではおそらく浸水被害は免れなかったと思います。
今でも、どなたかが住んでおられるはず・・・
今回の浸水被害に遭ったも皆さまに心からお見舞い申し上げます。