紀州の桜は散り始め。
入学式には間に合いそうにありませんね。
閑話休題
食味優先で選びました♪
海中の春は一足遅れでやってくる。
そんなことはわかっていても、肌に感じる風に温もりを感じるようになると、海中にも同じように時が流れているかのように錯覚しちゃいますね~
さて、今回は「茶色いお魚」の塩焼きが無性に食べたくなり、「そろそろいるんじゃな~い?」と食欲に理性が負けて出港と相成りました。
サブは赤いお魚ね。
朝5時半。
冬かと思うような寒気が体を包み込む中出港。
前日の天気予報で、”朝方冷え込む”って言ってたのがぴったり的中。 外れてくれりゃ良かったのに・・・お~サブッ
ポイントへ着くと風はさほどなく、潮の流れも”早すぎず、遅すぎず”。
魚探には記録が出ていてちょっといい感じ。
まずは、期待と不安の第1投。
棚に仕掛けを送り込み、待つこと○秒。早速竿先に反応が出た
アタリからして本命、と期待して上げてくると引きがおかしい。
上がってきたのは、残念ムロアジでした。
魚影からして、全てムロアジとは思えないな~、と第2投。
またムロアジ。
おっかしいな~、と第3投。
「俺は小さいぞ!覚悟しやがれ!!」ってなアタリで小さなメバル。
さらに、ヒメダイが連続で上がり意気消沈
しばらくヒメダイに翻弄されたあと、スポッと穂先が入った
ひょっとして赤いお魚?と思わせるアタリで上がってきたのは、
アカイサギでした。確かに赤いけど・・・・・ねぇ。
これではいかん。と少し場所を変えるとシキシマハナダイ。
戻るとまたもヒメダイが上がってくる。
「今日はお留守だろうか?」と思いつつも諦めきれず、投入を繰り返す。
すると、あれほどうるさかったヒメダイ達の反応がなくなり、餌も残ってくるようになった。
流すこと数投。
ズド~~~~~ン
と穂先が海中に没した
あわてて竿をロッドキーパーから取ると、
ズルズルズル~~~
とラインが出ていく
赤?青?、とにかく良型間違いなしだ。
しばらくのやりとりで赤ではないことがわかった。
じゃ、青か?、というと一度にラインが出ていく量や重量感から違うような気がする・・・
何度もラインを出されながら、見える一歩手前まで上がってくると、
「てっきゃかい~、ぐるぐる回っとんじ~~」
そう。 回りながら上がってきたってことは赤じゃない。
さらに上がり、ようやく見えるところまでくると”色”が違う。
腹側は鈍く光っているけれど、こいつは・・・
・・・・・
メダイでした。
グッドファイトに納得
こいつが上がってしばらくしてから、どこにいたのか魚影が復活し、これまでの様なアタリが出た。
上がってきたのは赤いお魚。
赤は赤でも、きっつ~い赤色のロウソクチビキ。
どうも、この魚影は混成部隊のようで、同じ場所で数種類の魚が上がってくる。
ならば、茶色もこの中にいるかもしれない。
手変え品変え?色々試す。
仕掛けがなじみ・・・少し間をおいて・・・
スポッ
来たかも来たかも~~♪
やっと来ましたぁ~
私が愛してやまないお魚。
そうイサギです
お久しぶり~
でも、残念ながらこれ一匹でアタリが終息。
イサギ、カムバ~~ック
って言っても戻ってきてくれないので、仕方なく場所移動。
しかし、よそもパッとした結果は得られず、気が付くと沖上がりの時間が迫ってきていた。
今回は、専務に「早く帰ってきてね」と言われ、11時に上がることにしていたので、岐路に着く。
道中、まだ少し時間があったので、先ほどのポイントに立ち寄り竿を出す。
すると・・・・・・
いたいた、いましたよ、イサギちゃん
しかも、連チャン
でも、時間は10時55分。
え~い、最後の一投だぁ!と投入すると、またもイサギ
他の魚なら、ここで潔く切り上げるところだけど・・・
「最後の一投って決めたけど、もう一投やらせて」
と、心の中で専務を拝みもう一投。
ハイ、”拝一投斎”に変身~
竿の名前は、もちろん大五郎ですよ。
すると、またもイサギが・・・
「もう一投と申したが、もう一投。頼む」
さらに投入。
イサギ。
「もう一投と申したが、もう一投・・・」
いやいや時間が・・・
「早く帰ってきてね」の””が「→→」になっては洒落にならないので、これで本当に終了。
寄港しま~す。
本日の水揚げ~♪
今回の水揚げは魚種豊富。
何種類いるか数えてみたところ、
イサギ・メダイ・ウメイロ・ムツ・ムロアジ・ヒメダイ・ロウソクチビキ・アカイサギ・シキシマハナダイ・メバル
以上、10種類でした♪
赤いお魚はまた今度、ですね。