悠々丸水産業務連絡掲示板

主に東紀州を漁場として出漁。
水揚げから加工まで行っております。

最後の最後に海の女神さまがほほ笑む!?

2011年12月31日 19時56分53秒 | 業務報告

大みそか。”行ってくれば~?”の声に背中を押され…

 本年ラストは波平丸さんと真鯛狙いで出漁。

日の出と共に沖出しし、一路ポイントへ。

 

 

まずは、先日miyutaさんとやった大鯵のポイントにちょいと立ち寄り、竿を出す。

魚探には、反応があるものの中々口を使わず、ここでは波平丸さんが大鯵を一匹上げただけで終了。

 

お次は本命、正月用の真鯛を狙う。

ここでも、波平丸さん。

直ぐに尺鯵を掛け、鼻息を荒くする。

 

しかし、後が続かない。

しばらく静かな時間が過ぎていき…

 

まったりと、していると

    ジャボッ!!

と音がする。

 

   竿が入った!?

と見てみると…

 

 

 

 

 

なんと、 

   竿がないーーーー!!!Σ(゜Д゜;

 

 

慌てて海中を覗いてみたが、時すでに遅し。

竿は既に手の届かないところに。

そして、ゆっくりと沈んで行きました。

      

 

沈んでいったのは、長年愛用し、数々の魚を上げた思い出の沢山詰まったシマノ海明。

先日3番ガイドから折れたので修復し、本日が復帰初日でした。

 

 

それからは、当然のごとくテンションだだ下がり。

波平丸さんが慰めてくれますが、もうどうにもなりません。(波平丸さんスミマセンでした)

 

そこで、このまま続けても真鯛を取れる可能性が低そうだし、気分転換にもなるかと、真鯛を諦めイトヨリにターゲットを変更する。

 

なので、もう一本入っていた仕掛けを回収しようと巻き上げを開始すると、

   ズンッ!

と何かが掛った。

しかし、重いだけで引きがなく、石でも掛けたような感じ・・・・・・・

と、

   グイッ

何やら”魚?”のような引きがあった。

重さは相変わらずで、時折”引き?”があり、何が掛っているのかさっぱりわからない(??)

 

たとえて言うなら、

   エイ

のような感じ。

もちろん、エイほどの引きはない。

 

何だ何だ??

・・・

残り、10

上がってきたカゴをつかむと、そこには、

  糸!

なんと、見覚えのあるPEラインが引っ掛かっているではないか

 

海中を見てみると、見える範囲に竿や仕掛けはない。

どうやら道糸を途中で引っかけた様子。

よかった~

しかし、無事上げるまで油断は禁物。

しかも別の竿の可能性も残っている。

 

まず先に、竿を回収しようと、手繰った感じで重い方を手繰っていく。

波平丸さんにもお手伝いいただきながら、気分も軽く回収を進めていく。

 

すると・・・・・

・・・・・

なんと、上がってきたのは仕掛けの方

 

ここで、先ほどの不思議な”引き”が脳裏に浮かぶ。

   ひょっとして、魚が掛ってる?

 

ハリスを手繰ると、結構な重量感

手繰る

手繰る

手繰る

見えてきたのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真鯛

 

いやいや、びっくりしました

まさかの本命

しかも、3キロに迫ろうかというナイスサイズ 。

 

海の女神さまは、どうやら最後の最後のほほ笑んでくれたようです。

もちろん、竿の方も無事回収できました。

 

 

 

そして、最後にイトヨリを狙いに行き、そこで波平丸さんが一匹取ったところで終了。

これが本年最後の魚となりました。

 

 

本日の水揚げ~♪

 

 

 

 

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今年も皆様のおかげで、何とか記事をUPし続けることができました。

この場をお借りして、御礼申し上げます。

 

 

今年最後、ということで、今年の記事を見直してみました。

すると…投げやりな文章が…目立ちますね^^;

お恥ずかしい限りです(汗)

 

来年は、こんなことの無いよう、頑張って書いていきますので、なにとぞ本年同様よろしくお願い致します。

 

 

 


2度あることは3度ある。

2011年12月23日 17時01分42秒 | 業務報告

冬型の気圧配置でしたが・・・

今回は、miyutaさんと真鯛五目で出船。

ariariさんから、

   ワラサも出ている

との情報をもらっていたので、大いに期待しつつ沖出しする。

 

 

道中に大鰺ポイントがあり、久々に立ち寄ってみる。

魚探を掛けるとそれらしき反応が出たため、まずはここで竿を出すことにして、さらに魚影を追うと…

タナの上に”サバらしき反応”が出た。

 

  サバじゃなければ良いのにな~

と思いつつ、仕掛けを入れてみと・・・

 

 

 

サバッ!!

   

その次も・・・またその次も・・・

 

サバ!サバ!!サバ!!! 

 

もちろんmiyutaさんも同じく、サバオンパレード

 

ほとんどがゴマサバだけれど、中にはマサバも混じるのがせめてもの救い

近所の人に

   ”サバちょうだい!”

 って言われていたので、丁度良いといえば丁度良く・・・・・無い

 

サバの下に大鰺がいる(ハズ!)のに、仕掛けが届かないのだ。

 

仕方がないので、少々ポイントを外して仕掛けを入れ、ポイントまで流す。

すると、今度はサバのタナを無事通過し、鰺のタナまで仕掛けが届いた。

そして、ポイントに仕掛けが入り・・・・・・魚影が出て・・・・・・

 

 

   グイッ

 

竿先が入った

巻き上げると、明らかにサバとは違う引き。

途中、miyutaさんに”鰺っぽい”宣言をして、無事タモに納まったのは、

 

 

 

 

 

 

まぎれもない大鰺!!

やっぱりいました

 

その後、撒き餌が切れたためか、サバの群れが去ったようで、鰺のタナまで仕掛けが届くようになり、miyutaさんも、

を上げる。

しかし、あっと言う間に群れが薄くなり、数匹上げたところで全く反応が無くなってしまった

あまり長居していると、朝のワラサチャンスが無くなってしまうので、早々に切り上げポイントを移動する。

 

 

 

道中。

これで冬型の気圧配置?っていうくらい穏やか。

それにしても3回連続とは・・・珍しい。

 

 

移動先では、明らかにワラサを狙っている船もいたが、船がばらけていたので

   ”多分上がっていないのだろう”

と判断し、まずは真鯛五目のポイントへ入る。

海は変わらず凪いでいる。

そして、前回・前々回同様・・・・・・・・・・

 

    潮が動いていない!!

 

毎回毎回どうよ

って思っていても、どうしようもないのでとりあえず竿を出す。

 

しかし、ここは潮が動いていないとかなり分が悪く、もちろん魚の顔も見られずに、早々に移動することとなった。

 

 

次のポイントには、先客がいたので、空いているポイントに入らせてもらい竿を出してみる。

潮は緩やか。

魚探の反応は実に寂しげ。

 

もちろん魚は掛からず、辛抱して流していると、miyutaさんが何やら掛けてくれた!

   仕掛けを回収してたら喰いました~

とのこと。

結構引いているので、どうやらサバではない様子。

ふと、自分の竿に目をやると、こちらの竿も大きく曲がっている

巻き上げてみると、確かにサバではない引き。

先にmiyutaさんの仕掛けが上がったが、かなり魚が走っていて、ハリスが船底をまたいでこちら側にきている。

走る魚・・・サバ?カツオ?

 

・・・・・上がってきた魚は、サバでもカツオでもなく、

 

 

 

 

   カンパチ

でした

 

当然こちらも、

 

 

 

カンパチ

 

良く肥えていておいしそうです

 

 

しかし、後が続かず、結局このポイントではこの2匹のみ。

 

この後近くでワラサを狙っているariariさんのところへ顔を出し、情報収集。

  ワラサはさっぱり。その代わり良いハゲがウマヅラ混じりで上がってるよ~

とのこと。

  やる?

とお誘いを受けたが、残念ながら仕掛けが無く、直ぐに転進。

 

他のポイントの様子を見た後、最後に土産用のメバルを狙いに行く。

昨年はサッパリだった場所。

今年はどうかいますように

 

 

 

 

 

いましたいました

miyutaさんもダブルを含め、メバルを上げてます。

少々小ぶりでしたが、型を見ることができたところでタイムアップ。

 

これにて帰港と相成りました。

 

 

 

本日の水揚げ~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この日の酒の肴。

お造り&マサバの〆サバ(スミマセン写真がありません

 

 

脂が乗っていて、最高

マサバも脂が乗ってました。

サバさん、うっとおしいなんて思ってゴメンナサイ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、そうそう。

今年も、あの季節になりましたね。

 

 

 

 

皆さん、くれぐれも後頭部にはご注意くださいネ

 

 

 


またもや凪ぎ。果たしてその結果は!?

2011年12月19日 11時41分19秒 | 業務報告

潮流予報ってないもんですかねぇ…

今回はdaiさんと、前回同様の狙いもので出船。

まずは朝一、飲ませの餌用に、と小鰺を狙う。

前回はここでカマスが上がったため、カマスサビキをしっかり準備して向かったものの、残念ながら小鰺のみ。

とりあえず、何とか餌にできる位の量を確保し、沖へと向かう。

 

 

ポイントに着くと、前回と打って変って海中の様子が寂しげ

何とかベイトを探し出し、仕掛けを投入してみる。

しかし、魚からの反応は・・・ない。

 

何度か流し変えても魚からのラブコールは無く、ノーフィッシュのまま、ここでの予定時刻となり、諦めて転進する。

 

 

次に狙うのは、メダイ。

まずは様子見で、船を波・風に任せて流してみると、前回同様に全く潮が動いていない。

 

しかし、魚探に薄いながらも反応を見つけたので、仕掛けを下ろし、

  絶対にいる!!

と信じて、しつこく流すと…

 

 

 

 

daiさんが、掛けてくれました

  GOOD FIGHT

を見せて、上がってきた魚は、もちろん

  メダイ

でした

 

daiさんお見事!

”今日はダメか?”と思っていた矢先の一匹なので、正直ホッとしました

 

その後は、渋いながらも

 

 

 

 

等など…

潮が流れないためか、いるのに口を使わず苦労しましたが、何とかお土産分をGETして沖上がりしました

 

 

 

 

本日の水揚げ~♪

 

 

 


干物?

2011年12月11日 19時25分33秒 | 加工部

ジャンル的には干物になるかと…

久しぶりに、ボラの卵が手に入ったので、アレを作ってみました。

ボラの卵で作ると言えば、あれですよ、アレ。

か・ら・す・み

とはいえ、作るのは数年ぶりのこと。

記憶の片隅にある作り方を思い出して、作業を進めて行きます。

 

 

 

塩漬け。

塩で卵を包み込みます。

(多い分には問題ありませんので、思い切って多目にしましょう)

その状態で丸3日漬け込みます。

(今回手に入れた卵は少々小ぶりだったので3日にしましたが、通常サイズ~大サイズなら4日漬け込みます。)

 

塩抜き。

サイズによっては半日程必要になるかと思いますが、今回は4時間。

ぬるま湯を使い、途中3回ほど水を変えて塩抜きしました。

 

乾燥。

塩を抜いたら、水気を切って☆ます。

 一日一回裏表を返して、1週間程で完成します。(できれば天日で)

色が黄色から飴色に変わり、表面が硬くなったら出来上がりです

今回使った小型の卵で丸4日で完成しました。

 

さて、出来上がりは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレ

結構良い色してるでしょ?

ただ、表面に白い部分がありますので、もう少し早く収穫しても良かったかもわかりませんネ。

 

 

収穫後、早速試食してみました。

その結果は…

 

 

   VERY DELICIOUS!!

 

まるで売っているカラスミみたい

折角なので正月用に残しておきます

 

 


鍋ネタを求めて…

2011年12月08日 19時32分39秒 | 業務報告

今後を占う一日でした

今回は、波平丸さんと飲ませ&メダイ狙いで出港。

ariariさんが前夜から大鰺狙いで出ていたので、餌になるような鰺を持っていたらもらおうと電話してみたところ…

  いや~サバばっかですわ。他はイサギかな~。鰺は全然。

との返事。

小鰺と大鰺のポイントは全然違うけれど、鰺がさっぱりとの情報に一抹の不安を覚えつつ、とりあえず出港

 

まずは、餌用の鰺を確保するべくポイントに向かうと、いつもは居ない先行者がいる。

   何で?

と思い、しばらく様子を見ていると、竿が曲がって

   小鰺

が上がる。

   いるね~

と、群れを探そうと船を動かすと、またもや先行者 が魚を掛けている。

様子を見ていると、今度は

   カマス

 

ナルホドね~。

カマスが上がってるんなら先行者がいるのも納得

カマスは大好物

小鰺も上がっていたので、群れを探してとりあえず竿を出す。

 

すると小鰺も掛かってきたけれど、大半はカマス。

一人だったら、喜んでカマスを狙い続けていましたが、狙いは餌用の鰺。

なので、早々に見切りをつけて、別のポイントへ移動。

 

次の鰺場では、運よく群れを捉える事ができ、ちゃちゃっと真鰺の他、餌に最適の青鰺も確保でき、気分良く沖へ向かう。

 

最初のポイント。

ここは、鍋ネタに最高のハタマスの実績場。

魚探にはベイトの姿も写っている。

期待を胸に仕掛けを下ろす…

???

反応なし。

ベイトの反応からするすると、アタリの一つもあっていいはず

 

と、ようやくアタリがあった。

 

上がってきたのは、マトウ。

鍋ネタにはちょっと…ね

 

それからしばらくベイト周辺を流すもアタリが無いので、別のポイントに向かう。

 

次に向かったのは、ヒラメの実績がある本命ポイント。

ベイトもいて、申し分なし。

特餌の青鰺を付けて、一流し。

 

 

早速竿が曲がった

ゴツゴツしたアタリから、

  奴かぁ~

とほぼ魚種を特定。

 

 

上がってきたのは予想通り、マトウでした。残念

しかし、この一匹でベイトに魚が付いていることが分かったため、竿を握る手に力が入る。

 

すると、波さんにもマトウが上がる。

お次は私の番!と気合を入れたところで、ガツッと良いアタリが出た

餌を飲み込むまで、十分に時間を取って…

グイッ!と合わす

 

確かな手ごたえ。

かなりの重量感。

そして、強烈な引き

巻き上げる以上にドラグが出て行く

   良いもんが掛かった~

と喜ぶのも束の間。

   クンッ

と竿先が跳ね上がる。

バレました

 

仕掛けを回収すると、ハリスが毛羽立ってました。

今回は完全に私の負けでしたが、次回は…

きっと獲って見せます

 

 

 

バラシた直後でしたが、活性が高いのかまたもやマトウが上がる。

そして、今度はマトウとは違ったアタリがあり、

 

 

 

 

コイツが上がってきました。

お久しぶりの青物。

ヒラマサ

 

え?何か?

 

 

その後、マトウと「ヒラマサ」を追加し、メダイを狙いに沖へ移動

 

ポイントに着き、仕掛けを下ろすと、全くほ言っていいほど潮が動いていない。

当然、アタリも無し。

 

魚探にはメダイらしき反応があるので、そこを重点的に流すと、波さんが掛けてくれました。

上がってきたのは、でっぷりと肥えた、美味しそうな良型メダイ

 

次はこちらの番!と構えていいると、グイッと竿が曲がった。

強烈な引き。

かなりの大型か、良型のダブルか…

何度かドラグを引きだされつつ、100…90…と上がってきたところで

   ブツッ

 

バレました

上がってきた仕掛けを見ると、ものの見事に切られていました。

逃した魚はでかいと言いますが…

 

それから、波さんがレギュラーサイズを一匹、私が小型を一匹上げ、タイムアップ。

 

 

型・数とも満足できる結果ではありませんでしたが、メダイの顔を見られただけヨシとしておきます。

鍋ネタはまた今度ということで…

 

 

 

 

本日の水揚げ~♪