カラ売りを初めて1年余り。
特に電力株は、大きくカラ売りをしていた。
結果的に思惑通りに値を下げ、ついに利益確定、今に至っている。
そして、今。
カラ売り銘柄は電機2社だけになった。パナソニックとソニー。
シャープは、今は外している。
考え中なのは、電力株のカラ売りだ。
電力各社のうち、東電は実質国有化され、経営トップも交代、
原発の補償を真摯に取り組み始めた。経営に関しても、新鮮な施策が期待できる体質に近づいていると思う。
おまけに今の株価は、タダ同然。この株価なら、買っていても大きな損にはなりにくい。
将来の再生エネルギーへの転換、経営のかじ取りに期待すれば、
安い投資のように思う。ここだけは買い。
ところが、他の電力各社。
唯一北陸電力は電力需給が充たされているので、株価的には維持できそうだが、
他はどうなのか。
原発の負担金等で、千億円規模の損失が確定し、
将来の廃炉費用、原発費用は経営に大きな圧迫に直結するだろう。
おまけに、東電の原発事故当時に見られたような経営体質の古さ。
これが各社に蔓延している。
経営体質の改善は、よほどのことがない限り、実行できないだろう。
となると、経営転換は難しく、復配どころか、
株式持ち合いの意味合いが薄れ、安定株主の消失が進み、
いつの間にか、電力業界の凋落が進むというシナリオが見えてくる。
と考えると、
カラ売り銘柄は、この先もまだ電力株が有力だ、ということになってくる。
東電の株価に近づくまで、徐々に下がっていくと想像する。
個人的に、想像の世界に遊ぶのは、非常に面白い^^
これが、当たってくると、また楽しい。
果たして当たるのか、それとも大外れか、1年後くらいには分かるだろうか??
しかし、電力は、近代国家の血液のようなもの。
もっと早く経営の近代化が進んでほしいと、切に思いながら、カラ売りをする・・・。複雑・・・。