12月、テレビで2回ほど新潟・村上の塩引鮭を紹介した番組を見た。
ところが、この歳になるまで一度も食べたことがない。
以前から食べてみたいな、という思いはあったので、思い切って注文した。
そして、自動応答のメールでは、12月下旬にはお届けできます、
という回答。
しかし、その週明け。丁寧な延着のメールが来た。
今までにも何度かテレビの影響で、注文が殺到したことがあったそうだが、
今回は、今までにないほどの注文の状況で、発送の目途が立ちません、
という説明と、キャンセルするかどうか、確認の内容。
こちらは、すぐに食べたい!!、というグルメでもないので、
注文を破棄せずに、そのままにしておいた。
テレビの影響はホントに恐ろしい。
そして3週間経った、今週。注文の品物が到着。
満を持して、昨日生れて初めて、村上の塩引鮭を食べた。
立派な鮭で、味もどこか懐かしい味。
程よい塩味と鮭のいい肉厚の食感がなんとも言えずに美味だった。
味の違いが分かるようなグルメでも何でもないジジババだが、
目と目を見合わせて、満足した味。
自然の中で醸成された歴史を感じさせる逸品だと思う。

普段お取り寄せなどすることはあまりなく、たまにしてもスイーツ系がほとんど。
今回は、なかなかのヒット。
延着の丁寧なおわび状も封入されていて、作っている地方の丁寧さも伝わってきて、
余計気持ち良くいただいた。

地元で作っておられる生産者さんたちは、毎年キチンと作ることが
まず第一。こんなテレビの影響で、一挙に注文が来るなんて、
はた迷惑な話なのかもしれないし、大量生産できるものでもないだろう。
かなり混乱して、あせられたんだろうと思う。
でも、こちらは、初めて口にすることが出来て感動でいっぱい。
それを味わえるネットのお取り寄せのありがたさも新鮮で、
便利さと共に、満足でうれしくなった。
ちょっと手前勝手やな、と思ったりするけど、
でも、間違いなくまた注文するだろうな。