兄からのお届け

昨年末、兄嫁が亡くなった。
兄は寂しいのか、時折電話がかかってくるようになった。
この夏、初盆を迎える。
お互い、気遣いの品などのやり取りはやめようと約束していた。
それでも、初盆のお供えくらいはと思ったが、兄に断りの電話を入れた。
気にかけてもらえるのは嬉しいが、正直経験している身。
お供え物の花や果物、一番軽い現金。
全てが有難いが重かった。

兄とはあまり気が合わないというか、子供のころから嫌なこと面倒なことは妹に振って、自分は要領よく逃げていた。
両親のことや親戚関係諸々、全て引き受けた。

そんな兄が、長い間苦楽を共にした兄嫁のいない生活は考えられないのだろう。
まだまだ淋しくなりますよ。
まぁ、妹に気遣いして下さいなと、名産の「梨」を送ってもらった。
仏壇にお供えして、兄が一人でどうにか生活をして行って貰えるように両親にお願いした。
世話の焼ける兄で、母をいつも困らせていた。
送られてきた梨を見ながら、痩せこけて介護の大変さを抱えてきた兄の姿を思い出してしまった。
何やら仏事に励んでいる様子。
まぁ、それもいいでしょう。

さぁ、baabaは冷えた梨をいただきましょう。


撮影地　　名古屋市　緑区　有松町

新しい浮世絵展です。

動く浮世絵展は新しい見せ方ですし、一緒になって楽しめることもできます。
会場中が浮世絵だらけになって、その中に見を置く。
お江戸の時代に飛び込んだような気になります。







でもね、お年のせいかクルクル変わる絵のスピードについていけないのか、めまいがしてしまった。
静かな富士山の会場に来たら、ホッとしました。
ゆったりと浮世絵の景色を眺めることが出来ました。



暦はこんなに暑いのに立秋ですって。
毎日暑いですね、体調を崩すことのないようにして下さい。
残暑お見舞い申し上げます。


撮影地　　名古屋市　中区　金山　「動く浮世絵展」