すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

安保法案の廃案を求める宗教団体

2015年09月08日 | 日々思うこと

このところ雨の日が続き、朝晩は一気に寒くなってきました。近郊の農家、といっても兼業農家が大半でなので休日に稲刈りが集中で、北上する台風18号が案じられます。姫川桜つつみ周辺の田んぼの稲穂も黄金色になって今にも重くて倒れそうで、いつも遠くに見える頚城の山々も重い雲に被われたままです。

自民党の総裁選に挑戦の野田聖子前総務会長(55)は、派閥に所属しないためか必要な推薦人20人を確保できず立候補を断念です。国民の6割以上が安保法案に反対という中で、安倍総裁に異論の出ない自民党の全体主義の危うさが伝わり、これで“敵なし”の安倍首相はますます強気になることでしょう。

そんな中で少し救われることは、信者数が国内6番目を誇る宗教団体「立正佼成会」も安全保障関連法案の廃案を求める声明を発表です。『すべてのいのちを守るために「安全保障関連法案」への重大な危惧』とする絶対非戦の誓いなど素晴らしい内容です。創価学会に続くこのような昨今の動きを国会議員のセンセイたちはどう受け止めているのか、“馬の耳に念仏”だとすれば「国民のいのちと暮らしを守る」という国民はいったい誰なのでしょうか。

ネットで文化庁の『宗教年鑑』など、国内の宗教団体を調べていたら思わぬことが分かりました。神社本庁に続く「幸福の科学」が2番目の1千万人を超える信者数で、創価学会を上回っているので驚きました。また今回いち早く声明文を出した東本願寺真宗大谷派が15位であることも意外でした。但し、この数字は各団体の自己申告(?)のようで、実数とかけ離れている場合も多いようです。

そして本日、阿賀野市議会は、安全保障関連法案の今国会の成立断念を求める議員発議の意見書を可決です。地方議会もいろいろで、民意に向き合えない議会は市民から“税金ドロボウ集団”といわれても仕方がないようですね。