昨日曜日は上越市で開催の「第61回新潟県母親大会」へ出かけました。午前の部の会場は上越市民プラザで、分科会「原発再稼動を考える」に友人Fさんと参加です。司会者は8月の神戸での日本母親大会でお会いした新潟市の立石由美さんで、助言者は柏崎市の持田繁義市議です。持田市議は長年の反原発運動から、柏崎刈羽の現状と課題や、福島第一原発事故を教訓に“原発ゼロこそ人間の道”とお話しされました。また2015年夏の電力消費は2001年のピーク時と比較して1400万kw少なく、原発10基分に相当することなど丁寧に説明され大変参考になりました。
午後からの全体会は会場をユートピアくびき希望館へ移して、記念講演『歴史を学び、未来志向する日本国憲法』で、講師は「八法亭みややっこ」こと弁護士の飯田美弥子さんです。飯田さんは2年前の5月から全国各地で「八法亭みややっこ」の名で落語調の憲法講義をされ、今や引っ張りだこの方でこの日の上越が99回目ということでした。
飯田さんは先ず、立憲主義の「憲法」では国家権力を分立させ権力を縛ることや国民主権、日本国憲法の理念と個人の尊厳原理としての第13条にふれました。さらに自民党改憲案の意地汚さなど安倍政権を一刀両断で、その歯切れのよさと痛快さに会場は終始笑いに包まれ、あっという間に1時間半が過ぎました。
上の写真は上越市の橋爪法一さんからお借りしました。500席近い希望館ホールはあっという間に埋め尽くされ、ホールに入れなかった人たちは会議室やロビーなどのスクリーン視聴で、参加者は主催者発表700人でした。私は前から5列目の隅に座りましたが、写真は角度もよくなかったことでイマイチでした。
講演終了後に飯田さんへのお礼は地元のコシヒカリ米俵で、収穫後に現物を送り届けるということで、最後まで笑いにあふれる実りある記念講演でした。著書『八法亭みややっこの憲法噺』が売り切れになったので、帰宅してネットで早速友人の分も注文です。
ところで12日早朝、東京湾を震源とする調布市で震度5弱の地震があり、夜10時過ぎには北海道浦河沖を震源とするM5.4の地震速報に驚きました。そして今日の阿蘇山の連続噴火といい、火山列島の国での原発再稼動ありきの国のエネルギー計画を考えてしまいます。
※土曜日のサッカー「ひすいカップ」について、最初は上越地域の子どもたちと書き込みましたが、後で富山・石川県のチームも参加して2日間に渡って開催されたことが分かりました。