すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

地道な努力の大村智さんと、圧力に屈しない石田純一さん

2015年10月08日 | 日々思うこと

昨日は第3次アベ改造内閣が発表されましたが、大村智さんのノーベル賞受賞に比べると“取るに足りない”おぞましき政界のことなのでスルーでした。今朝一番にみやまおだまきさまから「スキーの花形アルペンでなく若くから地道に大自然の雪上を歩くノルデイックに没頭され、キングオブスキーと称されるノルデイックの王者に今の姿が・・・」と嬉しいコメントをお寄せいただきました。

そして今日の街なかの話題は先日の国際グルメグランプリのことよりも、ノーベル賞受賞の大村智さんと亡き妻の文子さんのことです。文子さんのご実家は昔、糸魚川市初の鉄筋コンクリート4階建てのエレベーター付きの「アキヤマデパート」で、実のお兄さんは文子さんが自慢の妹であったと商工会議所でお付き合いのあった方からいろいろとお話しを聞くことができました。

そういえば文子さんは日大経済学部を主席で卒業され、当時としては女子が4年制大学へ進学することは珍しく、頭脳明晰で人を見抜く眼力は抜群で実家に帰省する度に「夫は将来ノーベル賞を受賞できる人」と話していたそうです。またとても社交的で、昨夜のNHKクローズアップ現代に出演した大村さんも同じことを話されていました。日歯連から桁違いかと思うほど多額の政治献金を平然と受けている国会議員たちとは違い、多くの人の命を救った大村さんの偉業の方がはるかに尊く、市民の間でもさわやか話題になって「アキヤマが蘇ったわね」と・・・。

庭の隅の金木犀の葉はいつの間にか虫たちに見事に花芽まで食べられてしまい、今秋の花をあきらめていましたが、わずかに残った花芽から庭中に甘い香りを漂わせているので嬉しくなりました。何事もあきらめずにと我が身に言い聞かせ、久しぶりに明日は夕方から安保法制反対のスタンディングを行います。

11日の日曜日には柏崎市海浜公園(原発の見える夕陽ドーム)で『なくそテ原発 柏崎大集会』が開催され、糸魚川からバスを出すことになりました。反原発ソングの「制服向上委員会」の皆さんと、福島原発告訴団・団長の武藤類子さんのメーンスピーチなどがありますが、私は残念ながら今回は参加できそうもありません。

ところで先月17日の国会前デモで安保反対を訴えた石田純一さん、デモ参加後に様々な圧力がありTV番組のキャンセルが続き、35年の芸能生活で初めてだと「週刊新潮」で語っています。CMもなくなり、広告代理店を通して厳重注意を受け、「二度と国会議事堂デモに行くな、メディアの前で政治的発言をする」と・・・。石田純一さんは国会前で「子どもたち孫たちがずっと平和に暮らしていけるように、この国を守るというのは、個別的自衛権でも守れるんです! 戦争は文化ではない!」と声を上げただけですが自民党の圧力でしょうか、何ともおそろしい日本になってきました。しかし圧力に屈しない勇気ある石田純一さんの姿勢にエールを送ります。