明日の投開票日を控えた沖縄県知事選挙、大型で強い台風24号の接近で早くも期日前投票が締め切られる地域が出たり、県庁前の街路樹が根こそぎ倒れる映像に驚くばかりです。
8月に亡くなった翁長知事の遺志を引き継ぎ、基地のない沖縄を訴える玉城デニー候補、米軍基地を沖縄に押し付けてきた国民の一人として見てみぬふりはできず何としても当選してほしいものです。宮崎駿さんも広い視野で未来を見つめたメッセージです。
台風24号の進路も明日には西日本に上陸し日本列島を縦断で、気象庁は厳重注意を呼びかけています。今日は早めに庭の鉢物などの移動を行い、万一の停電にも備えて台風対策です。
ところで茨城県東海村の東海第2原発は40年前の1978年11月に操業開始した老朽原発で、東京都心から120キロの地点にある首都圏で唯一の原発です。
原子力規制委員会は26日、この老朽原発に再稼働に必要な新規制基準の「適合」を正式決定です。東日本大震災で被災した原発としては初めての「適合判断」で、これで適合した原発は計8原発15基になります。
また東京電力は昨29日、福島第1原発の汚染水を浄化した後にタンクで保管している水の約8割に当たる75万トンで、トリチウム以外の放射性物質の濃度が排水の法令基準値を超過しているとの調査結果を公表です。原発推進の人たちはこの汚染水を海洋へ放出するという計画ですが、その先の環境への影響を考える洞察力がないのかと受け止めてしまいます。
そして原発と基地は同じ問題でもあり、国の政策が大きく問われていることは言うまでもありませんが、目先の利権だけに目を向けては明るい安全な未来がないことを痛感する台風前夜です。