すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

アベ首相の年頭記者会見は嗅覚聴覚の狂ったライオン!?

2019年01月04日 | 日々思うこと

今日は朝から抜けるような青空で、日中の最高気温は9度近くに上昇で、眩しい冬の太陽にエアコンを止めても室内はやさしい温もりです。下の孫が学習用具を持参でやって来て、勉強を済ませてからオセロゲームのつもりで作戦を練っていましたが今日は休戦となりました。

午後からNHKでアベ首相の年頭記者会見に耳を傾けました。アレツッと思ったのは「犬の嗅覚は人間の1億倍とも言われ、どんなに遠い道のりでも、その鼻で自らの進むべき道をしっかりと見つけ出すことができます。聴覚も優れており、その耳で人間には聞こえないような音も、聞き取ることができるそうで、私も声なき声にしっかりと耳を傾けていく。これまで以上に感覚を研ぎ澄まして、わが国の進むべき道をしっかりと見定めながら、国民の皆さまとともに新しい国づくりを力強く前に進めていく決意であります」と・・・。

また憲法改正について問われると、「憲法は国の未来、理想の姿を語るもので、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の基本理念は、今後も変わることはありません。その上で時代の変化に応じ、国の形、在り方を考える。議論するのは当然のことであろうと思います」と、そして「国会議員の責務である」と意欲的です。

一見、当然とも受け止められる主張ですが憲法への解釈も危うく、犬の嗅覚聴覚と自らの感覚を同一視しているところが何とも滑稽に聞こえてしまいます。首相としてその狂いに気づくこともなく“裸の王様”のようで、かもがわ出版の『檻の中のライオン』を重ねる首相の年頭の記者会見でした。