すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

北海道地震の節電とアベ政権があと3年も続投したら・・・

2018年09月12日 | 日々思うこと

昨11日は朝から久しぶりに青空が戻って、洗濯や冬布団への取替えなど家事に集中です。夜には涼しさを通り越しての肌寒さで、これから厳しい冷え込みの北海道の地震被災地に思いを寄せます。

地震後の世耕経済産業大臣は、北海道最大の苫東厚真火力発電所の復旧には一週間ほどと言ってましたが、ここへ来て大きく後退です。1・2号機はボイラーの配管の一部が破損で1号機が9月末、2号機は10月中旬、4号機はタービンの潤滑油から出火した後、十分に冷却できていないため詳しい被害の状況が把握できていないと11月以降で、全面的な復旧は11月以降にずれ込むということです。さらに20%節電を呼びかけており、経産大臣の見通しの甘さと被害の大きさが伝わってきます。

8月の終わりから事情があって時どき隣りの娘の“アッシー”ですが、後席からウインカーの出し方まで指示するので自動車教習所の先生を乗せているようなストレスで、挙句の果てに娘は「コワイ~!」と連発です。(笑)

コワイといえば、東日本大震災から7年半、ニューヨークでの2001年の同時多発テロから17年が経過です。東京電力福島第一原発事故の検証と収束もままならず、アベ政権は“核のゴミ”には目を向けず原発再稼働に前のめりのコワさで、世界もまた報復の連鎖を断ち切ることができません。

今日は3時のおやつに久しぶりに人参ケーキを焼いてみました。若かりし頃にはいっぱい焼いてイベントなどでも紹介していましたが、年々たくさんの人参を摩りおろすことが大変になっていました。「そうだ!人参ジュースを使おう」と試してみると至って簡単で、孫たちの評価はいかがでしょうか。

ところで自民党総裁選での立会演説会で二人の候補者の憲法改正などの違いが明瞭になっており、メディアからアベ優勢が伝わってきます。そんな中で前川喜平さんが 日刊ゲンダイで「安倍政権があと3年も続投したら…」と危惧しています。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236993

“教育は国の根幹”、ウソも平気で通る国会運営ですが、また3年も続けるのかと憂いながら悲しくさえなってくる昨今です。


赤とんぼの減少と新刊「買い物は投票なんだ」

2018年09月10日 | 本・雑誌・映画

9月も早や10日、このところ雨が降ったり止んだりで気温が一気に20度前後の肌寒さで、あの猛暑が嘘のような毎日です。

近年、収穫前の田んぼに赤トンボ(アキアカネ)を見ることがほとんどなく、どうも原因は2000年頃から農家で使用されてきたネオニコチノイド系農薬による小昆虫の減少ともいわれています。この農薬はフランス、ドイツ、デンマークなど、欧州ではミツバチを守るため使用禁止になっており、赤トンボの季節的な長距離移動で水田を離れて遠くへ飛んでいったのかもしれません。

そんな中で、「日々の買い物(選択)は世の中の問題に繫がっている命よりお金を優先する企業で買い物をするか、命や環境を優先しているお店で
買い物をするか、支えたくない企業のものを【不買】することで未来がつくれる。大切にしたい地域のお店で【買い物】をすることで体も喜ぶ、『買い物は投票なんだ!』と、藤原ひろのぶさん(文)と上越在住の仲良しの長澤法生こと美穂ちゃん(絵)による新刊です。サブタイトルは“EARTHAおじさんが教えてくれたこと”で、私も早速amazonで予約、届くのが楽しみで孫たちと一緒に読みたい一冊です。

今日は午前10時から、NHKで自民党総裁選に立候補のアベ首相と石破元幹事長の演説会と共同記者会見に耳を傾けました。アベ首相は中身が伴わない言葉並べで、憲法改正に積極的な姿勢です。石破氏は憲法改正について「スケジュールありきとは考えていない。憲法改正より日米地位協定見直し」と主張です。またアベ首相はこれからの3年間、人生をかけての政策を主張ですが、西日本豪雨から2カ月、北海道地震から5日目、いま目の前に直ぐ取り組まねばならないことがスッポ抜けの他人事のようで、この後はロシアへの外遊です。

昨日、ニューヨークで行われている全米オープンテニス女子シングルス決勝で大阪まゆみ選手(20)が、世界の女王セリーナ・ウイリアムズ(米・36)を相手に、試合中は異例の事態がありながら“がまんのテニス”で悲願の初優勝です。試合後の大阪まゆみ選手の記者会見でさらに感動し、おぞましき政治家と違う爽やかさが伝わってくる一日です。


未解決事件と原発と大規模集中型発電

2018年09月08日 | 地震・原発

土曜日は朝から小雨の中で、シーサイドパーク多目的広場で「U-10サッカーひすいカップin須沢」で近隣のサッカーチームが集まり、下の孫もずぶ濡れになっての参加です。

雨で気になる姫川右岸周辺の稲刈りですが、「こしいぶき」などの早生品種ではないので、もう少し先になるようです。桜堤の向こうに東京発電(株)姫七発電所が見え、今日は姫川放水口から上流の長野県や山間に降った雨で濁流です。

写真の真ん中辺りに“翡翠石探し”と思しき人が、流れの傍まで近づいているので危険極まりない光景です。

そして東京電力のこんな看板があることに驚きです。またしても柏崎刈羽原発1号機の緊急時に原子炉に冷却水を送る配管の耐震性の計算に誤りが発覚です。原発メーカーの東芝が計算を誤っていたそうで、緊急炉心冷却装置では、福島第1原発事故に全電源喪失で十分に機能しなかったことを見過ごしてはなりません。

また北海道地震でのブラックアウトについて、映画『日本と再生』でも紹介されたデンマークのように、太陽光・風力・コジェネなどによる小規模分散型発電だったら絶対に起こりえないことで、大規模集中型発電の弱さが露呈したとエネルギー学者の飯田哲也氏も指摘です。

今夜は9時からのNHKスペシャル、未解決事件「警察庁長官狙撃事件 容疑者Nと刑事の15年」を視聴です。シリーズ「未解決事件」第七弾は、1995年に発生した警察庁長官狙撃事件の刑事と真犯人を名乗る謎の男Nとの息詰まる攻防で、名優たちが熱演する迫真の実録ドラマです。

警察はオウム真理教の犯行と見て捜査を進めたものの事件は未解決のまま2010年に時効を迎えていますが、オウム犯行説の陰で捜査線上に浮かんだ謎の老スナイパーがいたことにスポットを当てた見応えのある番組です。

そんなことでオウム真理教の一連の死刑執行もあり永久(?)に未解決のままの事件で、“東京電力の良心”なるものと合わせてますます分からなくなってしまう一日の終わりです。


北海道地震と原発と“ブラックアウト”

2018年09月06日 | 地震・原発

台風21号の脅威が覚めやらぬ中で、北海道の大地を震撼させる厚真町を震源とする最大震度7の地震発生にビックリです。“未知の活断層”が動いたともみられ、厚真町の大規模な地すべりで犠牲者も多く、札幌市内での液状化など立て続けの災害列島が伝わってきます。

道内の泊原子力発電所が気になりました。運転停止中とはいえ、外部からの電源供給が止まり非常用のディーゼル発電機で電源を確保して、核燃料が入ったプールの冷却が続けられたそうです。大きな地震があった時、原発は即止めるべきですが運転を停止しても核燃料がある程度冷めるまでには年単位の時間が必要だそうです。

停止後数年たった原発であれば、冷却機能を失っても燃料が露出するまでに50日の猶予があり、稼働中の熱を持った原発では6分で核燃料が露出というから、再稼働することによってリスクはより高まります。

また電力の“ブラックアウト”が日本では起こらないといわれてきましたが、北海道電力最大の苫東厚真火力発電所の緊急停止で、供給力の半分以上を一気に失い需給のバランスが崩れました。被害のなかった他の発電所もドミノ倒しのように止まり、道内全域295万戸が停電に追い込まれ、自然の力は思わぬところでも想定外の脅威となりました。

台風21号で心配された市内の刈り取り前の稲の倒伏はほとんど見られず、行きつけのスーパーの店頭には早くも上越産の新米「こしいぶき」がお目見えです。

また天候に恵まれ、穏やかな日本海を横目に上越まで携帯電話のプラン変更に出かけました。家族割引きで契約者が娘になっていることで同行してもらい手続きを済ませて、その後は孫の幼稚園のお迎えです。

暑かったことで3人で市街地から離れている板倉区のジェラート専門店へ久しぶりに出かけることにしました。旬の野菜や果物と長野県小布施の牛乳を使って、作りたてのジェラートが売り物のお店です。http://nina-gelato.com/shop

夜には“備えあれば憂いなし”と、NHK防災ドリルのサイトを開き「なるほど」と感心しきりの終日です。http://www.nhk.or.jp/sonae/drill/light/index.html


台風一過と初めてのタイヤパンク!

2018年09月04日 | 日々思うこと

昨日の台風21号は新潟県に再接近の頃には恐ろしいほどの暴風で、県内の交通機関にも影響が出て、上越・北陸新幹線は運転見合わせで大糸線も運休です。ニュースで関西国際空港の想定外の被害を見るにつけ、自然の猛威に驚き身震いです。

一夜明けて、台風一過の今朝は大小の鉢物が引っくり返ったりと大変でしたが、爽やかな青空と残暑が戻ってきました。午後からホームセンターへ出かけると、店先の鉢物が引っくり返ったままで強風だったことが伝わってきます。その後は一の宮天津神社近くの喫茶扉To Vi LLaへ、市役所へ行く度に立ち寄っていますが、今日も美味しいコーヒーとお手製のチーズケーキをいただきながらオーナーと久しぶりの“おしゃべり”です。

マイカーはいつも直ぐ傍の市役所の駐車場に失敬で、天津神社の鳥居近くの端っこに停めて神殿までは行かずにお参りをしています。今日は台風の影響が気になって階段を登ると、境内の木々や見上げる大きな松の木などは健在です。

4時を過ぎて帰途に着くと何だか車の音が通常でないことに気づき、もしやと思いながら国道をスローペースで家に到着です。何と後輪のパンクで直ぐに車屋さんへ電話を入れ、とりあえず冬タイヤに交換してもらいましたが、原因は不明です。

ところで一昨日の「パフォーマンス市議会」へのアクセス数が一気に増えてビックリ、いつも5%ほどの人たちがブログで「いいね!」をしてくださり、私も緊張感を持って書き込んでいます。そんなこともあって県内の各市議会などもチェックしていますが、「市議会だより」などで議案や請願への賛否結果について各議員の名前まで掲載しているところも多く、市民へできるだけ詳細に伝えようとしていることに目を見張ります。

糸魚川市議会HPでは、定例会で上程されている議案も未掲載のままで“ベールに包まれたような”、これでは誰のための議会かと首を傾げるばかりです。「糸魚川市議会のことを書き出すとキリがないね」、「問題意識を持っていない集団だから、改革されることはないです!」と市民の声ですが、為政者らは常に市民の立場になって仕事をすればかなり違ってくることでしょう。

そんなことで今日のタイヤのパンクは初めての経験で、天津神社の“ご利益”もないような台風一過のトンだ一日でもありました。


チェック機能を失ったパフォーマンス市議会と台風21号

2018年09月03日 | 日々思うこと

今日は10時から糸魚川市議会本会議の様子をインターネット生中継で視聴です。30日に書き込んだ市民厚生常任委員会での委員長討論をめぐる扱いについて注視です。

これは健康づくりセンター屋内プール整備計画案の所管事項調査の中で、市議会会議規則によって委員長を交代しての委員長の討論参加に、公平中立ではないと大騒ぎですが、これまでも事例のあることではと受け止めました。あくまで常任委員会の所管事項調査であり、より良いハコ物を作り上げるには自由かっ達な意見があって当然で、今回は議案ではないので採決に持ち込む必要もないはずですが、ベテラン議員までがカン違いの様子です。

一番問題なのは新人議員だけでなく、市側の提案した計画案をそのまま通すことが議会だと思い込んでいる議員の多さで、チェック機能を失っている糸魚川市議会が伝わってきました。改選によりメンバーが変われば審議も変わってくるでしょうが、何を目的として遠くまで調査視察に出かけ報酬を受けているのかと首を傾げてしまうひと時です。

昼過ぎから眩しい太陽と青空を見ながら所用で能生方面へと出かけ、久しぶりに棚口地区の「えほん」まで車を走らせました。何ヵ所かで用を済ませて帰途4時を過ぎて、姫川右岸の桜堤周辺を回ってみると稲穂もたわわで、一週間前にアップした写真と見比べています。

強い勢力の台風21号は、四国から紀伊半島にかなり接近し上陸する見込みです。気象庁は台風の進路にあたる四国、近畿、北陸を中心に猛烈な風が吹くおそれがあり、暴風、高潮、高波、大雨等に厳重な警戒を呼びかけています。

夜になって佐藤議員からの電話があり、その後は田原市民厚生常任委員長とのメールのやり取りが続き、改めて民主主義の根幹とパフォーマンス市議会のチェック機能低下を痛感です。台風による影響で収穫前の稲に被害がないことを願う一日の終わりです。


自然災害と原発災害とブロック塀

2018年09月02日 | 日々思うこと

天候が不安定な8月もあっという間に過ぎて長月9月に入り、夜には気温が20度近くに下がって肌寒さを感じます。昨日は「防災の日」で、南海トラフ直下地震に備えて各地で防災訓練が行われていました。いつどこで起こるか分からない自然災害は「忘れた頃にやって来る」と言われていますが、忘れないうちにやって来る日本列島です。

非常に強い台風21号が北上し、4日火曜日には西日本から東日本にかなり接近し上陸するおそれがあり、稲刈りを目前にした新潟県が直撃されるような進路です。自然災害への防備は不可欠ですが、一度事故を起こすとどうしょうもない原発事故、身近に東京電力柏崎刈羽原発が立地するだけに避難計画を立てればよいという類ではありません。

“2018 なくそテ原発集会”は、城南信用金庫元理事長の吉原毅さんの講演で、どんなお話しが聞けるかと楽しみです。(糸魚川からもバスが出ます)

家の近くのデンカ社の単身社宅センチュリーハイツのブロック塀がフェンス塀になることで、8月上旬に施工会社が挨拶に来られました。お盆を過ぎてあっという間に工事が進んで、気が付けばブロック塀はすべて撤去されています。これは一連のブロック塀による事故防止のため安全性を考慮してとのことで、近くの通学路に面する清和寮の所のブロック塀は控え壁がありそのままということです。

日照り続きで枯れていた鉢植えのムクゲの木に、いつの間にか薄桃色の花が咲いており、その生命力に目を見張りました。韓国の国花のムクゲは“一日花”で、茶花としても用いられ夏の好きな花の一つです。

明日から糸魚川市議会9月定例会のスタートで、20人の議員の方々はどんな「一般質問」を提出でしょうか。市内のブロック塀の安全性や、小中学校のエアコン設置、そして障がい者雇用水増し問題など、市民の生命に直結する問題をスルーすることがないようにと願う9月のはじめです。