逝きし世の面影

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4文字単語のFをS(suck)にしたトランプ (^_^;) 

2019年01月17日 | 社会
いわゆる4文字単語(fuck)よりは軽いsuck  (^_^;) 

『スラングとしての「suck」の意味と使い方』
ネイティブと英語について話したこと

suckは「吸う、しゃぶる」といった意味で人間の動作だけでなく掃除機のようなものが吸い込む動作なども表すことができます。

吸うことはときには性的行為にもつながりますが、この言葉そのものはfuckのような憚られる単語ではなく、女性でも普通に使うことができます。

むしろ「下手、最悪」といった意味での使い方は日常的によく聞かれるので使い方をご紹介します。

suckの意味と使い方

動詞なので、基本的には「吸う」であり、ジュースを吸い込むような行為から何かを掃除機のようなもので吸うことなどを意味します。

引き込まれる、巻き込まれる

不快な状況に「引き込まれる、巻き込まれる」の意味にもなります。これも状況に吸い込まれると日本語で考えても近い感じはあります。

『ひどい、最悪である』(スラング)

口語として「ひどい、最悪である、非常にむかつく」といった意味でもよく登場します。この意味での使い方はけっこう日常で耳にすることができます。

You suck

「You suck. 」は「お前は役立たず」や「お前はひどい」などの意味があります。「That sucks. 」なら基本的に「bad」の意味に近くなるネガティブな言葉です。

アパレルのオンラインショッピングサイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイの創業者であり、月旅行計画を発表した前澤友作さんが英語で月旅行の会見をしました。

スピーチライターが書いた円雑だと思いますが、冒頭で「MZと呼んでほしい」と呼び掛けています。おそらく友作(ゆうさく)という名前が「You suck」に聞こえてしまう懸念もあるのだと思います。そう思いながら見るとスペースX社のイーロン・マスクも「ゆーさく」と呼びかけるときに少し注意を払っているようにも感じますね。

苦手・下手

「ひどい、最悪」の意味の延長になりますが、「下手、苦手」といった意味でも使われます。けっこうカジュアルな表現なので使う場面は選んでいいかもしれません。

suckとblowで同じ意味になる

これはblowでも「下手」を同じように意味できます。通常、suck(吸う)とblow(吹く)なので逆の意味が成立しそうですが、ここでは同じ「下手、苦手」の意味になってしまいます。

余談ですが性行為の「fellatio(フェラチオ)」は英語ではblow jobとも呼ばれているので、これも吸うと吹くで同じ内容になっているのは不思議な感じがしますね。吹いているようには思えないんですが、日本語でも「尺八」といった隠語も存在するので、言葉の不思議を感じる要素です。

反対の意味の「得意だ」についてはruleという表現があります。
(抜粋)
(ネイティブと英語について話したこと)



『‘We’re no longer the suckers of the world,' Trump tells troops in Iraq 』(2018年12月27日BBC 「皆さん、我々はもはや、いいカモ(sucker)じゃない」とトランプ氏は米兵に語った。)

トランプ大統領の‘We’re no longer the suckers of the world,' Trump tells troops in Iraq との過激で下品なアジ演説に対してイラクに駐留している米兵達(特殊部隊隊員)は拍手喝采、大喜びしているが、まさにドナルド・トランプ大統領の反知性主義の面目躍如。

『4文字単語の頭のFを少しだけ無難なSに変えてsuckにしたトランプ』 
★注、
アンチPC(ポリティカリー・コレクト 政治的に公正)のドナルド・トランプとしては本当はもっと過激な罵倒語(fuck)を使いたかったが矢張りアメリカ大統領としての品意もあり(放送禁止用語の)4文字単語の頭のFを少しだけ無難なSに変えてsuckにしたのでしょう。(もちろん演説を聞いていいる米兵たちは反PCのトランプの真意を十分に理解している) 



『トランプの「反知性主義」と、全く別の概念である「反知性」とを意識的に混同してフェイクニュースを垂れ流している極悪リベラルメディア』

ドナルド・トランプ米大統領がもっとも敬愛し、わざわざ執務室に肖像を飾る第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンはFRBの20ドル札として現在も使われているぐらい、今でも国民的支持を得ているが、正規の教育を受けられなかったジャクソンに「学」がないのは誰でも知っていた。「OK」という言葉はジャクソンがAll Correct(すべて正しい)の頭文字をOll Korrectと間違えたのが始まり。
アメリカ建国以来、選挙権は大土地所有者だけで、高い教育を受けた東部の少数のエリートが政治を独占していたが、ついに白人成人男子すべてに拡大する普通選挙が実現する。

『大衆の支持を得て公務員を全員首にした200年前のトランプ(第7代ジャクソン)大統領』

綴りを間違えるジャクソンをハーバード卒の現職大統領アダムズはジャッカス(ロバ。間抜け)と徹底的にバカにするが、逆にジャクソンは『反知性主義』を標榜して、ロバを自分のシンボルに使って、知的エリートに反感を持つ大衆の支持で大統領選に圧勝、それ以後民主党のシンボルはロバになる。
大統領になったジャクソンは特権階級の既得権を破壊する過激な政策を次々と断行。
それまで行政府を独占していた東部エスタブリッシュメント出身の公務員を全員クビにし、さらに当時の中央銀行(第二合衆国銀行)を破産に追い込む。(★注、この銀行は今のドルの発券銀行であるFRBと同じで、国有銀行ではなく単なる民間の銀行会社)
国家公務員を全部首にしたジャクソン第7代大統領を尊敬するトランプにとって、民主党や既存メディアの抵抗でメキシコと壁の建設予算不成立での連邦政府機関の閉鎖など痛くもかゆくもないどころか、むしろ『望むところ』なのです。


 
『歴代屈指の名大統領アンドリュー・ジャクソン』

建国期のアメリカの歴史に詳しい森本あんり著『反知性主義:アメリカが生んだ「熱病」の正体』によると、中央銀行をぶっ潰した最強のトンデモ大統領アンドリュー・ジャクソン は、歴代屈指の名大統領でもあった。
まさに破壊的大統領ですが、ジャクソンは歴代屈指の名大統領として高く評価されている。たとえば公務員を総入れ替えする政策は、公務員の特権階級化と腐敗を防ぎ、中央銀行を潰しても均衡財政を維持し、サウスカロライナ州離脱(内戦)やメキシコやフランスとの戦争を回避する。
金持ちがより金持ちに権力者がさらに権力を集中するシステムを破壊し、学歴や地位が無い誰もが統治を行える知性と徳性を備えているとしたジャクソン大統領。まさに『反知性主義』の面目躍如。(★注。もし今後トランプが200年前のアンドリュー・ジャクソンを真似てFRB解体『政府紙幣の発行』に突き進めば民主党や既存メディアなどエスタブリッシュメントとの仁義なき抗争は今よりも、もっと激しくなる)

『民主主義の「王道」だったポピュリズムや反知性主義』

200年前の『歴代屈指の名大統領アンドリュー・ジャクソン』の昔と同じように、(21世紀の今も)リベラルメディアや知識層などのエスタブリッシュメントが思いっきり罵倒しているポピュリズムや『反知性主義』こそが、実は『民主主義の王道』だったのである。
★注、
民主主義の最も基本的な原理『普通選挙制度』とは、高学歴で高収入、権威や信用、良識がある有識者が熟考した一票も、無学で貧乏で信用も権威も良識もない一般大衆による思い付きの一票も、一票としての値打ちが『まったく同じだ』とするもの。学歴や収入、思想信条で差別しては絶対に駄目なのです。
ところが今のアメリカで延々と続いているリベラルメディアによる執拗なトランプバッシング(低学歴で低収入な差別主義者がトランプを支持するのでアメリカを間違った)ですが明らかに、この民主主義の基本原則を逸脱していることは明らか。

『アプリオリな(一神教的)知的権威に対抗する民主的思考方法が「反知性主義」の意味』「反知性主義」から主義を抜いた『反知性』は単なる馬鹿者の意味

中国の正式名称の中華人民共和国の内で、『中華』の二文字以外の全てが日本製漢字だったように、我々が今普通に使っている民主主義とか知性ですが、これは明治期に当時の知識人が外来語を翻訳して新しく作った日本製造語であり、元々の原語(外国語)とは微妙に意味が違っていた。
弓削の道鏡法王の昔から我が日本国では世俗世界(政治)が宗教世界の上位に君臨し続けたが、世界基準の欧米や中東などの一神教世界では逆に宗教が政治経済など世俗世界の上位にあった。僧侶など聖職者こそが最高権威(すべての真理の具現者)だったのです。
世界最古と言われている1088年設立のイタリアのボローニャ大学とか1209年創設のケンブリッジや1096年創設のオックスフォード大学など全ての欧州の伝統ある大学は最初は教会付属の神学校として設立している。アメリカのハーバード大学も前身が神学校だった歴史的経緯から工学部などがこれ等の有名大学の正式な『学部』とされるのは19世紀以降の極最近の出来事なのです。(世俗的な日本とは大違いで欧米一神教世界では物理学など科学よりも神学の方が遥かに高等な知識だとされているので牧師や神父の社会的地位や信用度は極端に高い)
それならポピュリズムや『反知性主義』とは建国期のアメリカの歴史に詳しい森本あんりが指摘するように、『民主主義の王道』だったのである。



ノーベル賞学者本庶佑(ほんじょ たすく)のパラドクス『教科書を信じるな!科学論文の9割はウソ』

科学では『間違い』を認めるから進歩する。(科学の進歩とは、『科学の間違いを認める』とまったく同じ意味だった)
ところが、表面的に似ている地球温暖化や捕鯨禁止は科学と無縁のアプリオリ『絶対的真理』(一神教神学)なのですから怖ろしい。絶対的な『真理』(アプリオリ)に反論するものは自動的に『悪の権化』なのですから、まさに大昔のキリスト教の異端審問『魔女狩り』そのものなのである。

『大本営発表としてのwikipedia(ウィキペディア)の真っ赤な嘘』 必ず汚い罵倒合戦になる『恐怖のプロパガンダ戦争』 

環境保護を大名分としている捕鯨禁止(モラトリアム)ですが、これは同じく環境保護を大名目にして成り立っている人為的CO2地球温暖化(『気候変動に関する政府間パネル』IPCC)とほぼ同じ構造になっているのでwikipedia(ウィキペディア)の『捕鯨問題』や『地球温暖化』などは悪質極まるプロパガンダが繰り広げているのですから怖ろしい。
アプリオリな捕鯨問題も地球温暖化もまったく同じ『仕組み』(恐怖のプロパガンダ戦争)になっているので、科学論争の範疇には少しも入らない。科学(客観的事実の検証)とはまったく無縁の殺し殺される血みどろの『情報戦』なのである。

『昔のキリスト教の異端審問(魔女狩り)の現代版』

科学的な『正誤』の問題は、第三者の検証作業とか相互の批判や科学論争が必要とされているが、地球温暖化とか捕鯨禁止などプロパガンダは正誤ではなく、似ているようで全く別の『善悪』(悪と正義の戦い)なので検証や相互批判、反論など建設的な科学論争を一切認めない。
プロパガンダでは反対者に対しては一方的に不俱戴天の敵と決めつけて『金目的の悪党だ』『馬鹿馬鹿しいデマだ』『救いようがない愚か者』と罵倒、誹謗中傷するだけ。
胡散臭い地球温暖化批判は(叩かれるのが怖いので)誰も言わなかった。最初にタブーを破ったのが2016年のアメリカ大統領選挙中の出来事で、その意味ではドナルド・トランプの勇気には感服する以外にはない。まさに『反知性主義』の面目躍如なのである。



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3 コメント

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世界のバキュームカーは辞める、くらいの意味か? (ローレライ)
2019-01-17 12:26:37
流血と難民にバキュームして来た、世界のバキュームカーをアメリカは辞める、くらいの意味にとれる。警察官ではなくバキュームカー!
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Unknown (海坊主)
2019-02-17 19:10:48
良質な記事を有難うございます。

「反知性主義」と「反知性」を混同している世情ですが、森本氏の書が分かりやすく解説してくれたように、「反知性主義」の根底にあるのは「反知性」なのでは無く、間違いなく「知性」なんですよね。

アメリカを建国、発展させたプロテスタントはその起原から「反知性主義」的なのですが、日本はその全くの反対で、「知性主義」の塊なのだから、森本氏の主張が理解出来ないのも頷けます。

日本では「反知性主義」が忌み嫌われる土壌が固まっているから、権威が大事、祭祀を司る一族を崇め奉るのが性根から馴染んでいるのです。

大槻教授がバッシングを受けるのも同じ原因。日本の基盤たる知性主義への挑戦は、決して無傷では居られないのです。

久々に投稿しました。
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操作ミスです。すみません。 (海坊主)
2019-02-18 21:17:24
宗純様、すみませんでした。

スマホからの投稿だったのですが、急にデザインが変わっていて戸惑った挙句、タイトルを失念しました。
もう一つのコメントも同様です。

PC版のデザインはこれまで通りなのですが。
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