松尾貴史「違和感のススメ」 @Kitsch_Matsuo
【炎上】オリンピック理事の報酬はMAX月200万円。一般人ボランティアから搾取するブラック企業の構図
2018年8月23日 netgeek
2020東京五輪のボランティア不足が深刻化する中で、組織委員会を務める理事（役員）は高額な報酬を受け取っていることが分かった。
庶民にタダ働きさせて上級国民はボロ儲け。
「定款・規程（東京五輪公式HP）」に掲載されている「報酬に関する規定」を見てみよう。
報酬額表によると最大で月200万円が支給されるのだという。さらに交通費や宿泊費、経費も全て負担してもらえるVIP待遇。そこには一般人ボランティアが全て自腹で参加するのとは全く違う世界が広がっている。
▼役員一覧。秋元康、蜷川実花、王貞治など。
待遇を良くすることで優秀な人物が結果を出してくれるならいいが、そもそも組織委員会の選定基準すら不透明。佐野研二郎のときに炎上したように仲間内のコネで決まっているというのが実際のところだろう。
ネット上では次のような意見が噴出した。
・組織委員会もボランティアでやるべき
・名誉だけで十分
・寄付額が多い人が選定される仕組みにすべき
・貴族階級だね
・まさにブラック企業の構図
・オリンピック中止しよう
・利権だね
・ややこしい文書の中にこっそり隠しておいたわけか
東京五輪のおかげでお金がじゃぶじゃぶ入ってくる。
特に成果を出さずとも誰に怒られるわけでもないのだから、こんな楽な仕事はない。笑いが止まらないというわけだ。一般庶民にやりがいをアピールしてタダ働きさせ、自分たちはボロ儲けするといえば、これはまさにブラック企業の構図。日本の悪しき慣習を東京五輪でも垣間見ることができた。
筋を通すならオリンピック理事もボランティアで募集すべきだろう。利権にまみれた腹黒い大人たちがこっそりと甘い汁を吸うのはおかしい。
2018年8月23日 netgeek
CDB @C4Dbeginner
『いだてん』最終回に寄せて書かせて頂きました。報道によれば、野党に親和的と官邸に疎まれ、一期限りでの退任となったとも言われる上田良一NHK会長。彼は宮藤官九郎の『あまちゃん』をこよなく愛し、定例会見で記者の質問に対し『いだてん』を守り続けた人物でもありました
型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったのか 『いだてん』最終回 2019/12/14 文春
宮藤官九郎の書く脚本、例えば朝の連続テレビ小説『あまちゃん』は、ヒロインの幼少期からの「女の半生記」という朝ドラを完全にはみ出して16歳から20歳になるまでのたった4年を描いた物語だ。
主人公天野アキは物語の中で結婚も出産もしない。だがそのたった4年の青春の1ページの中に、80年代に青春を送り夢破れた彼女の母親、春子の人生が回想として映る。・・・そこに2011年、3・11という同時代の巨大な社会的カタストロフにたどり着く。
大河ドラマのセオリーをはみ出した『いだてん』
この時代を舞台に選べばどう描いても無傷ではすまない、それゆえに誰も描こうとはしないのだ、ということを、宮藤官九郎とスタッフは初期の段階から予期していたはずである。戦前を肯定すれば倫理的な非難を浴びる。否定すれば国民感情の逆鱗に触れる。
毅然とした態度で『いだてん』を守ったNHK
NHKは一年を通じて、驚くほど毅然とした態度で作品を守った。定例記者会見のたびに視聴率や俳優の不祥事について上田良一NHK会長は「芸術的な評価は高い」「私も楽しんで見ている」という答えを繰り返した。
三菱商事代表取締役から経営委員会監査委員を経てNHK会長に就任したが、12月10日、NHK上田会長の一期限りの退任をメディアが報じた。
（★注、2019年「NHKを潰せ」のワンイシューだけを掲げた詐欺的な政党もどきが100万票と1議席を獲得した記念すべき年でＮＨＫは今でも視聴者から根強い信頼感を得ているが、一方で国民は深刻な不信感も持っている）
『いだてん』で見せた、中村勘九郎と演出家たちの仕事
関東大震災の『大地』の回で、自警団に取り囲まれ「日本人じゃないな」と問い詰められ殺されかける金栗四三（宮藤官九郎）は「熊本！わしゃ熊本だけん！」。ちがうちがう俺は日本人だ、ではなく熊本だ、と書く宮藤官九郎の価値観と繊細な感性がそこにある。金栗四三が怒号のように叫ぶ「熊本！」という声、それを恐怖の弁解や同じ日本人だという阿諛追従のトーンではなく、相容れない暴力への怒りのトーンとして描いた。
こっそりクドカンは何かを仕込んでいた？
関東大震災の朝鮮人虐殺事件を扱っていたとは意外です。
後世に残る名作になるだろう。