報道によると、従来は月の一部に存在すると推測されていた、カルシウムやケイ素などから成る鉱物、斜長石のほぼ100%の純度の斜長岩が、月の広範囲に分布していることが9日までに、月周回衛星「かぐや」の観測により分かった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)助教の大竹真紀子さんが10日付の英科学誌「ネイチャー」に論文を発表した。
同論文にはJAXA助教の春山純一さん(福島市出身)や会津大の准教授陣も共著として名を連ねている。
大竹さんやJAXAの発表などによると、月の形成後、「マグマオーシャン」という溶岩の海ができ、徐々に冷えて上澄みに(軽い)斜長岩が浮揚し、初期の地殻を形成したとされている。
(アポロ計画でアメリカが持ち帰った『月の石』の資料により)斜長岩は多くが斜長石90%と、それ以外の鉱物10%を取り込み、形成されていると考えられていた。
これまでも斜長石の純度が100%に近い斜長岩は見つかっているが、数は少なく特異なものと考えられていた。
しかし、かぐやが搭載する「マルチバンドイメージャ」という機器で月全体を観測したところ、月の広い範囲で高純度の斜長岩が発見され、別の物質を取り込まず斜長石だけで地殻物質を形成するメカニズムが存在する可能性が高まった。
斜長石は融点が高くて軽く、溶岩が冷える際に最初に析出する鉱物(珪酸塩)でたいていの岩石中に存在し、最も重要な造岩鉱物。
『ブッシュ前大統領の第二次アポロ計画は頓挫か。?』
2004年ブッシュ大統領は、早ければ2015年、遅くとも2020年までに月へ有人飛行(新アポロ計画)を行うと発表していた。
しかし、アメリカは既に1960年代に同じ計画を成功させていた。(ことになっています。)
しかも、40年前の前アポロ計画ではケネディ大統領のアポロ計画発表が1961年でありアポロ11号月着陸が1969年で、発表8年後に成功した既存の話である。
40年も前に、何もない段階で最初から準備して8年で成功した同じ事を、同じアメリカが40年後に11年~16年も長期間の準備時間がかかると発表している。
アメリカ国内でこの40年間、失われたのはアポロ11号月着陸(アポロ計画)を記録したマスターテープだけではなく、(優れた天文学などの科学技術が全て失われたマヤやインカの文明と同じ様に)今ではアポロ計画にかかわる全ての記録も基本技術の蓄積も失われたのだろうか。
2009年8月12日、
オバマ大統領の指示により、アメリカ有人宇宙飛行計画の見直しを行っている外部有識者委員会(通称オーガスチン委員会)は、ワシントンで公聴会を開き、「スペースシャトルを退役させ、国際宇宙ステーション(ISS)を廃棄し、2020年までに月への有人飛行を行う現状のプランを実現するには、あまりにも予算が足りない」との結論を出した。
『大事なモノは必ず失われる』
NASAの『失われたアポロのマスターテープ』の顛末は、超世界遺産級のはずの人類最初の月探査のビデオテープを、無用な粗大ゴミか不要廃物と同じのゴミ扱い程度で、『別な用途に再利用して』何かを上に再録画したらしい。
大事な一生に一度の結婚式を記録したテープに、誰かが朝の連ドラを録画して消してしまったような失敗以下のお粗末な話。
だから『大事な録画はテープの爪を折っておかないと駄目』なんてレベルですが、そもそも其の程度の管理体制(大事さ)だったのでしょうか。?
NASAにとっては、終わってしまった(実行した)アポロ計画は全く大事にされていない(そのまま存在して欲しくない)。
今度の月の石と言い、ゴミと間違えて捨てられたアポロ11号のマスターテープと言い、
『大事なものは必ず失われる』という平家物語や方丈記の、奢れる人も久しからず。猛きものも遂には滅びぬ。諸行無常、盛者必衰のことわり (法則?格言?)の見本みたいな話で実に教訓じみて興味深い。
誰かにとって『何ものにも替え難い大切な、大事なもの』でも、世の中の関係ない(興味がない)第三者にとってはゴミ以外の何ものでもない。
私も大事に大事にしていたモノを、長年連れ添ったわが愛妻にゴミと間違われて捨てられた事が何度もありますが、あれは本当に『ゴミと間違えた』のでしょうか。それとも『ゴミと間違えた、ことにした』のでしょうか。
『基本は同じ』
月も地球も45億年前に出来た一卵性双生児のような存在なので、月の石と地球の石は基本的に同じらしい。
今回ニセものとオランダで判明したのは、『木の化石』だったので『月の石のニセもの』が一目で判別出来ましたが、ネバダ砂漠の石を適当に拾ってきて『月の石だ』と言われても素人でなくとも、誰も区別が付きません。
昔昔山岳会の友人が、ネパールへ山登りに行った帰りに現地で一番安い酷い臭いの手製の煙草を買ってきて、職場の同僚(気象庁の職員)をトイレの個室に密かに呼び出して『誰にも内緒。これがネパールから持ち帰って来た大麻で、(誰にも)決して言ってはいけない』と騙して回しのみしたそうですが、吸ったみんながみんな本物の大麻だと信じきって『偽物だ』と見破った人物は誰一人いなかった。
何しろ一口吸うと頭がくらくらするぐらい凄まじい代物(安物)だったし、回しのみした全員が誰一人『本物の大麻』を知らなかったのです。
この友人の(当時は行った人が滅多にいない)ネパールから持ち帰った『ニセ大麻』の話と、アメリカのアポロ計画の(誰も行ったことがない)月から持ち帰った『木の化石だった月の石』の話と実に良く似た話だと思いませんか。
元々は同じだが月には大気がないので銀河宇宙線や太陽風に晒されているので地球にはないヘリウム3が有るとされています。しかしヘリウム3も原子炉なら可能なので作ろうと思えば可能ではないでしょうか。?
しかしこの問題(月の石)は可也の危険物質で、大槻義彦名誉教授はアメリカから東大に贈られた『アポロの月の石は偽物で有る』と発言して、よってたかってみんなから袋叩きにあっています。
大槻義彦のページ2009年1月15日 (木)1月 第5回 【読者の方からのメール】
http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/15-dc4c.html
関連記事
アポロ11号の月の石は偽物だった(資料)(2009年09月14日 | アポロ11号・宇宙開発
①かつては月が樹木に覆われていた証拠だな。
②『ドレース氏の月の石』 ・・・嫌な名前の残し方だな
③恥の遺産だなw
④月に超古代文明があった証拠だ。人類は月から地球に移住したんだよ!!!
⑤唸るしかないな ・・・ムーン
⑥ハハハ ナイスジョーク
⑦キネかウスの化石だな
⑧歴史に残ってない太古の天才科学者が木製宇宙船を飛ばしてたんだよ
⑨ノアの箱船だな
⑩木製なのは木星から飛んできた隕石だから
⑪月のウ詐欺がくれたのさ
⑫ルパンがすり替えた
⑬月そのものが植物である可能性は無いだろうか? 平たく言うとマリモみたいなもんか、宇宙マリモw
⑭結論『昔は月まで届く高い木があった』
⑮それ以降、偽モノをつかまされることを『ドレース氏の月の石』と言うようになったそうじゃ。めでたしめでたし。
用例其の一『この前、家宝のツボを何でも鑑定団に出したんだよ。とんでもねぇドレース氏の月の石だったよorz』
用例其の二『ニュースです。韓国は国産技術で衛星の打ち上げに成功したと報じましたが、ドレース氏の月の石でした。』
用例其の三『民主がなんとかしてくれると思って一票入れたんだよ。そしたら小沢派が120人越えでさ、いきなり自民との連立政権だよ。田中真紀子とかいるし、それって20年前の自民党政権とどう違うんだよ。まったくドレース氏の月の石だったわ。』
http://www.jaxa.jp/press/2009/09/20090910_kaguya_j.html
>アメリカ国内でこの40年間、失われたのはアポロ11号月着陸(アポロ計画)を記
>録したマスターテープだけではなく、(優れた天文学などの科学技術が全て失われた
>マヤやインカの文明と同じ様に)今ではアポロ計画にかかわる全ての記録も基本技術>の蓄積も失われたのだろうか。
技術は簡単に失われます。戦後、航空機の開発を禁止させられていた日本は、それを
復活させるの苦労してますし、アメリカで言えば、原子力動力ばかり作っていたおかげで、通常動力の軍事用潜水艦を作れなくなっています。
>元々は同じだが月には大気がないので銀河宇宙線や太陽風に晒されているので地球に
>はないヘリウム3が有るとされています。しかしヘリウム3も原子炉なら可能なので
>作ろうと思えば可能ではないでしょうか。?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%95%E7%9F%B3
隕石発見時に行う手続き
http://www.misasa.okayama-u.ac.jp/www/kyodoreportH08/miura.html
隕石と地球の石は見分けがつきます。
太陽風などに含まれる希ガス成分も解っています。
wikipediaの方法など希ガス成分を調べることで、少なくとも地球の物かどうかは
判別が可能です。
ちなみに月由来の隕石を日本が世界で一番多く持っています。
技術が失われる例としての指摘は、大事な見解ですね。
日本のゼロ戦などの航空機をを作っていた中島飛行機や三菱重工の技術者が戦後に日本が航空機製造を米軍に禁止された為にスバルやプリンスで自動車造りに向かい、結果日本は世界一の品質の車を作る事になり、現在に至っているわけです。
並列で垂直に配置するのが当たり前だと考えられていた今までの自動車の常識を破る富士重工の誇る水平対抗エンジンなどは、空中で転回する航空機のエンジンの発想が無ければ考え付かなかったユニークなものです。
この様に飛行機の設計図などの資料や設備がことごとく破棄されていても、今までに獲得した技術の伝承は(技術を持った)人が生きている限りは幾らでも蘇ります。
技術の確立や伝承で一番大事なものは、設備や金や組織ではなく、其れを行うだけの人材の有無なのです。
人が存在していなければ幾ら金や設備、設計図、最新のノウハウを注ぎ込んでも、欧米諸国の援助したアフリカ新興国の例に見られるように絶対に成功しないのです。全ての鍵は人ですね。
月の石か地球の石か位は判別が付いてもらわないと困りますが、アメリカのアポロ11号の月の石が実は地球の木の化石だったが、その事に関係者全員が40年も気が付かなかったというお笑いが今回の記事の骨子で、(紙面の関係で)月由来の隕石に関しては何も話題にしていませんし、今回の趣旨とも関連が薄いが、わざわざ資料を提供して頂いた事には感謝します。
日本が一番多くの月の隕石を保有しているのは南極大陸の氷河の上に落ちた隕石が氷河末端にある日本の昭和基地にまで長い間に流れ着き集まったのが原因だったようです。
http://luxemburg.blog112.fc2.com/blog-entry-143.html
①月面にできた影が平行ではない
②宇宙船の噴射あと
③レーザー反射板があることの説明は?
④「月の石」は偽物だった・・・
⑤だいたい、素直に考えれば
ほかにも無数に疑問点があるが、もし40年前に人類が月に降り立ったのなら、今頃基地を作って、人間が継続的に住む、この実験は宇宙ステーションでの滞在と同じか、むしろそれ以上に興味を持たれていたものであり、とっくに行われているはずである。
ライト兄弟が人類初の飛行機を作ってから10年もすれば飛行機は初期の爆撃や空中戦を行っていた。
リンドバーグが前人未到の大西洋横断をして20年もすれば、大洋横断など一般の人に手の届くものになっていた。
奇跡は20年もすれば当たり前になる。人類を月に送ることは40年前にほとんど一発で成功したことなのに、次回人類を月に送るのは10年ほど後になるらしい(これだってうまく行けばの話である)。
⑥壮大なウソにだまされる
私は、アポロが月に行ったかどうかそれ自体にはほとんど興味がない。
しかし、これがウソだとして、このようなウソがまかり通るとすれば、ものの見方を根本的に改めなければならない。
たとえば911だって何かいうと「陰謀論」「トンデモ」という話になる。
そんなウソがあるはずがないと思う人の気持ちというのは、何か安心できるものにすがりたい宗教のようなものなのだろうか。
アポロ11号、一人の人間にとって小さなウソだが、人類にとっては大きな詐欺である、とならないことを祈りたい。
私もLuxemburgさんと同じでアポロ計画の月の石などにそれ程の興味は無い。
40年前の全世界に衛星中継された実況放送も、最初は見たがアメリカの視聴者をなめきった余りの馬鹿馬鹿しさにあきれ返り途中でテレビ送を消してしまったくらいです。
何故未だに『アメリカともあろうものが嘘をつくはずがない』と信じている人が未だに大勢いることが信じられない様な不思議な話ではある。
地上400キロ程度の高度の宇宙ステーションに1年以上滞在した記録もあるし、日本人でも何ヶ月も滞在しているが、観測棟の軌道を変えて地球周回ではなく月周回軌道にすれば画期的な観測が可能であるし安上がりで日本版アポロ計画?が成功する。
宇宙ステーションの持っている今の宇宙速度なら2~3日で十分に月に到達可能なのです。