『マスコミの差別語狩り』
今の新聞などの主要マスコミやテレビなどの映像メディアでは『差別は悪である』との名目で様々な『言葉狩り』が行われ、『めくら蛇に怖じず』など元々の日本語の多くが使えない(強性的な自主規制)由々しき状態で、これに怒った作家の筒井康隆が断筆宣言までする騒ぎも起きている。
村野瀬玲奈の秘書課広報室の2009-08-08記事『共産党差別』や愚樵空論の2009-08-10記事『Re:共産党差別』で共産党差別を論じている。
総選挙直前のこの時期に、今回、村野瀬さんや愚樵さんは本当に良い所に着目しています。今回は『共産党』と『差別語』について考えてみよう。
『共産党は差別語?』
差別語狩りが一般社会で広く行われていることは事実で有るが、実は、現在の日本においての最大、最強そして最期の差別用語は、『共産党』と言う言葉なのです。
この事実は、一般党員は良く知っていて円滑な社会生活を送るために他人から政党支持を聞かれる場面に遭遇しても自身が共産党員で有る事を明かさないばかりでなく、共産党支持で有るとも断言しないで『革新政党支持』であるとか『自民党反対』とか、言葉を曖昧にする場合が多い。
これは党員ばかりでなく、共産党支持者も同じです。
余程親しい信用がおける相手でないと、自分の『共産党支持』の態度を明らかにしない。
『何故共産党が差別語になったのか』
日本社会の現状は愚樵空論の分析(地方にも元々あった保守的な『むら』の【自生的秩序】に敵対する典型的都市型政党としての共産党と、それに対する敵対心、反感)で間違い無いが、何故その様な事態に成っているかの原因は、愚樵空論の分析は残念ながら歴史認識が間違っています。
現在の日本共産党は確かに典型的な都市型の政党ですが昔からではありません。
90年近い歴史が有るが、戦前は治安維持法などで非合法下であったので党員や支持者は知識層など極限られていて、一般の多くの国民にとっては『共産党』の存在自体が知られていなかった。
自分が『知らないもの』に対しては差別したくても、差別のしようがないのです。
『当時は昭和天皇よりも共産党の方が人気があった』
戦後合法化された後の共産党の最大の支持層(支持基盤)は愚樵さん指摘の都市の労働者層だけではなく、地方の多くの農民層の存在が大きかったのです。
当時は今のように日本国は都市に人口は集中していなくて多くは農村に住んでいた。
都市の労働組合の組織化と、農村の寄生地主に対する小作争議によって急速に日本共産党は支持を伸ばし、1949年の第24回総選挙(吉田内閣)では今の共産党の党員の何十分の一の少ない党員で35名の当選者が生まれている。
当時の市民の間には、『共産党アレルギー』や『共産党差別』何かは全く存在していない。
今とは正反対に、『志村建世のブログ』の当時の日記を基にして書かれている記事『少年期の戦中と戦後(74)』2009.5.15には、
『新鮮だった共産党』として『共産党ブーム』とでも呼ぶべきものが存在し、『当時は昭和天皇よりも共産党の方が人気があった』ことが記録されています。
『何故共産党がブームになったのか』
何時の世でも、世の中の動きが正確に判る人(少数)と、全く判らない人(困った事に多数)が居る。
現実を科学的に観察すれば、ある程度の将来の予測は可能ですが、非科学的(国家神道)に考えれば当たる事の方が珍しい。
今ではアメリカとの戦争で日本の勝利の目が少しも無かった事はみんなが知っているが、真珠湾奇襲攻撃の成功で、帝国の崩壊を予測した人は極少数だった。
反対に大勢の人は日本帝国の勝利を信じた。
日本共産党の公式見解では、この時全ての政党や組織が戦争賛成であった時に一人共産党だけが反戦平和、戦争反対であった、としていますが、『戦争反対』の姿勢が戦後のブームに直接結びついたのではありません。
平均的な一般庶民層にとっては『戦争に賛成か反対か』はそれ程大事ではなく、『共産党は予め日本の負ける未来を知っていた。日本軍が戦争を始めるはるか以前に予想していた』ことが一番重要で意味があった。
当時の共産党人気は、この『歴史を正確に予測していた』事に尽きると思います。
この辺の話は何やら、1985年の21年ぶりの阪神タイガースの優勝を予想して一大ブームになった占い師の細木数子の人気のメカニズムとも一致する現象でしょう。(この頃は優勝頻度が20年に1回程度なので『阪神の優勝を三回見ると死ぬ』との不吉な噂があった)
『60年前にもあった同時多発テロ』
ところが事態は一変する。
労働運動はGHQの方針転換で2・1ゼネストは軍事力で弾圧し、1949年には三鷹、松川、下山等の三大謀略事件が勃発し、政府やマスコミは直ちに 共産党の破壊工作と大宣伝する。
最大の被害者を出した松川事件では、時の政府が事件直後に犯人を国労や共産党員と断定して共産党員を大勢を逮捕するし、裁判では有力な証人や証拠の数々が提示され、一般国民の目から見れば共産党の『歴史的な凶悪犯罪』(同時多発テロ)は疑いようはなかったのです。(当時の日本人にとっての国鉄の重要度は2001年のアメリカ人にとっての航空機以上の意味を持っていた)
多数の共産党員を逮捕、国労10万人の首切り等が続き、多くの党員に死刑の判決が下さている。
事件後の、第25回総選挙(吉田内閣)では共産党は35議席から当選ゼロになるという壊滅的な打撃を受ける。
これ等は後に、警察当局自身が死刑囚の無実の証拠を隠していた事が裁判で明らかにされ、政治目的の自作自演の謀略事件で有ったことが判る。
これ等の事件が全て、国家によるでっち上げの証拠に因る冤罪で有る事が20年近く経った後に発覚して、日本共産党員の死刑囚も全員が無罪となるも、 しかし
『時すでに遅し』、其の頃には『何となく恐ろしい共産党』のイメージは国民一般の間に広く深く浸透してしまっていた後だったのです。
『共産党アレルギー』は一般庶民の間に定着して、其れからの選挙では事件前の数十分の一の議席に後退して実質的な影響力を失う。
レッドパージは労働運動にも及びGHQに逆らう闘争的な幹部達は追放されて骨抜きにされ、今の決して戦わない『連合』の流がつくられいます。
多分米軍?が行ったこれほど成功した印象操作、世論誘導は外では有りません。
占領下とは言え、本当にうまく仕込んだものです。日本の共産化阻止が絶対の条件だったんでしょう。
『上手く行ったアメリカの占領政策』
GHQの行った農村部の対策は労働運動よりも、もっと巧妙で賢かった。
日本の全耕地面積の7割を占める不在地主から土地を取り上げて実際に耕作する農民(小作農)に農地を引き渡す『農地解放』を断行して、それまで日本共産党の重要な支持基盤であった小作農を自営農に転換する。
(小作農とは正反対に、何処の国でも自営農家は最も保守的な市民層である)
この農地解放が、それまで小作農を支持基盤としていた共産党支持層を消滅させて、保守的な政治(自民党)に対する地方(農民層)の支持を生み、其の後の今に続く自民党一党支配の基盤(原動力)である事は論を待たないであろう。
因みに、同じ様に米軍の軍事占領下でも議会制民主主義が日本より遅れていたフィリッピンでは(社会の発展と安定の為に)大事な『農地解放』の不可欠を言われながら未だに未達成で、未だに寄生的な大地主が政治の実権と富の大部分を握っていて貧しい小作農は日本にジャパ行きさんとして出稼ぎにきているし、社会は何時までも安定せずクーデターや革命や反政府ゲリラに悩まされ続けている。
この様に、今の日本には『共産党差別』は厳然と存在しているのは事実である事はたしかです。
しかし、今の『共産党差別』は偶然に創られたものではなく、意識的に国家の権力機構や国家を超越した権力機構によって創作されたのものです。
権力と宣伝の力は、永遠のテーマです。不可侵の絶対権力は、腐敗せずにはいません。日本が本当の民主主義国になるのは、これからだと思います。
ここはちょっと違います。治安警察・憲兵による「あか」狩りは身近に起きているのでみんな知っています。
「共産党」という言葉を発するだけで、「壁に耳あり」誤解されかねません。そのため「あか」は「思想犯」を含めて共産党の代名詞に使っていました。
また、都会と地方、私は両方に在住しましたが峻別するほどの違いはありません。インテリのいない田舎などありません。
仰られるとおりですね。文章の至らぬところの補強有り難う御座います。
昔であれ、今であれ「あか」狩りは衆知の事で、当時は誰でも「あかが怖い」とは知っていた。
ただ面白い(困ったことに)ことに、怖い怖い「あか」の意味するものが『何であるか』を、取り締まる特高警察や憲兵隊を含め、当時は国民は誰も知らなかったのですよ。
何故なら、共産党宣言などの全ての共産主義関係の書物は学術的に研究する事さえ例外なく違法行為と看做され、厳罰が待っていた。
ですから、誰も彼も、一人も「あか」(主義者)の正体を知らないのです。
言い換えると、誰であれ「あか」の実体を知っている事が、自動的に違法なのです。
ですから関東大震災の朝鮮人大虐殺や社会主義者を殺したついでに、無政府主義者の大杉栄も惨殺してしまう。
当時の社会情勢では、社会主義者(あか)と、共産主義に一番敵対していた政治勢力である無政府主義者(くろ)の大杉栄も、同じ『主義者』と言う事で、憲兵大尉の甘粕 正彦には区別がつかなかったのは無理もない話です。
特高警察や憲兵のような政治警察ではなく、一般の刑事警察にとっては『正体不明のあかを取り締まる』なので随分困っていました。
今でも極左と左翼の違いを、知っている人は知っているが、知らない人(知りたくない人)はまったく知らない。
政治意識の低い層では残念ながら戦前とそれ程の『あか』に対する知識の量が増えた訳ではないのです。
ですから、連合赤軍などの極左暴力集団の蛮行や、革マルと中核派との内ゲバ騒動について、警察官僚出身の後藤田内閣官房長官は共産党対策として(暴れてくれる事が)重用である、と語っています。
自民党一の切れ者の後藤田氏は、極左が暴れる分、(極左と左翼の共産党を混同して)選挙での自民党に敵対する左翼の共産党の支持が減る事を期待しているのですね。
その男が麻薬を流通させていたのだ!!
今テレビのワイド番組のニュースの枠は殆んどが酒井法子の覚醒剤と押尾学の合成麻薬の話ばかりで、国民みんなに関係する総選挙の話何かは何処か隅の方に追いやられてしまいました。
これは偶然に起こった事でしょうか。?
それとも耐震偽装が一部の悪徳建築会社の一部の建物ではなく、日本の暗部、安晋会に連なる闇に波及しそうな勢いになると突然、時の寵児だったホリエモンこと堀江崇文を逮捕してテレビなどの映像メディアをハイジャックした事例と同じでしょうか。?
確かに薬物は良くないが、
酒井法子は『自分自身に酷いことをした』だけで、誰かに酷いことをした訳ではないのです。押尾学に至っては、本人の言い分どうりだったとしたら誰かに完全に嵌められていますよ。
押尾事件では、薬物で死亡したらしい人物(女性)の氏名や背景が銀座の有名ホステスだった事以外は、まったく不明です。
全くの『ナナシ』で顔がないのです。
普通では有り得まえんよ。
この『女性』の身元をたどると、有名政治家とか経済界の有力者とか、あるいはヤクザや右翼の大物にたどり着けるのかもしれません。
それでないとこれ程のテレビのワイドショウの大事件で、これほど完全隠蔽は無理です。
新聞等のマスコミには『ヒマネタ』なるものがあり、ニュースが何もないときに空いた紙面を埋める大事な持ちネタです。
ヒマネタに良く似た『手持ちのネタ』で、『ヒマネタ』とは正反対に報道したくないニュースを報道しない時の方便に使うホリエモンのような『埋めネタ』も有るのです。
もともと芸能界の薬物汚染は広く深く浸透しているのは関係者みんなが知っているので、薬物とは無関係で、酔っ払って裸になっただけのスマップのメンバーの家宅捜索まで行う大騒ぎになった。
今回の薬物騒ぎは大事なニュースを報道したくない為の『埋めネタ』の可能性が有りそうですね。
何しろ今回は如何しても与党自民公明の敗北は避けれない。
都議選直後の総選挙。
公明党にとっては1ヶ月では駄目で最低3ヶ月は必要だとの説がありますね。
(選挙権は住民票移動から3ヶ月以上が条件)
今度の総選挙では今までの支持団体の経済同友会や青年会議所なども、保守系が多い全国知事会も、橋下徹などの首長連合も民主党マニフェストを支持する有様。
これでは自民党に勝利の目は有りません。
都議選では投票率が15ポイントも増えたが、増えた分が全て民主党に入っている。
ですから自民党や公明党としては出来る限り投票率が低い方が良い。
如何すれば低くする事が出来るか考えてみました。
史上初めての真夏の選挙でみんながダラケル。
あわせて史上最長の選挙戦で告示される頃にはみんながだらけている。
多分麻生太郎や自民党は、みんなが長すぎて選挙に飽きて、投票率がなるべく低くなる事を願っているのですよ。
勿論押尾学や酒井法子など、恥も外聞もなく、この際利用できるものは何でも利用します。
そして禁止薬物の流通には、ヤクザ組織の関与は常識でしょう。
基本的にこれ等を素人が売り買いする事は無理があります。
そして日本ではヤクザ組織と、自民党などの保守党や既存の財界、大企業(そして警察組織)との関係は公然の秘密で、長い長い歴史が有る。
酒井法子が何か、重大犯罪を犯したかの様な報道姿勢ですが、彼女は誰かに何か悪いことをしたわけではない。
彼女は、自分自身に対して『悪い事をした』のですから、有る意味中毒者も被害者ですよ。
如何考えても、本当に悪いのは薬物で大儲けしているヤクザなどの麻薬組織です。
そして外国ではこれ等の麻薬組織には『死刑』などの厳罰が適用されるが、使用者に対しては比較的寛大です。
ところが日本はこの逆。
被害者でも有る中毒者をみんなで袋叩きにしている感がある。
メディアなどは、中毒者を叩く暇が有ったらヤクザなのでも麻薬組織を批判するべきですよ。
子供社会の『イジメ』ようで、実に不愉快ですね。
東海関東地方で地震が相次いでいますが、100年周期でマグニチュード8クラスの巨大地震が必ず起こる地震地帯のど真中に30年以上経過した老朽原発が何基も稼動する浜岡原発。
現在の技術では地震は予知出来ないので、事前に何かを用意できない。
何かの偽装の可能性はないでしょうが、東名も建設後40年である程度の老朽化は避けれない。あの程度の崩壊は当たり前だと思います。
其れより地震では、必ず起こることが歴史が証明している巨大地震から日本が生き残る為には老朽した浜岡原発の即時廃止以外に考えられないでしょう 。
酒井法子は単なる覚醒剤の単純使用。
対して押尾学事件は一人の命が失われている重大事故(事件)で、そもそも事件の重さでは同列ではない。
ところが報道量では酒井と押尾では十倍以上の大変な格差で酒井法子一辺倒と言っても良い。
しかし事件は何処にでも有るような個人の単純使用なので『一時期の北朝鮮報道』と同じ様に各社が同じ内容を繰り返し繰り返し報道しているだけ。
これは、報道ではなく何かの宣伝広報(コマーシャル)に見えるのは私だけだろうか。?
金持ちの御曹司で全身刺青の自称プロサーファーの酒井法子の夫は、日頃から言動が可笑しかった。
警察でなくても、誰が見ても何かの薬物をしていると思うだろう。
報道では、警察に覚醒剤が見つかった時に『夫』が別居中の妻の酒井法子現場に呼ぶつけたという。
酒井法子は家庭の主婦ではなく、一般人尾何倍も忙しい芸能人である。
しかも、幾等妻が有名人でも警察がお目こぼしする訳もなく、夫からのこの手の呼び出しに別居中の妻が応じる筈も無い。
これは普通では考えられない。
別居中の夫からの呼び出しに簡単に応じる妻はいないが、警察からの呼び出しなら無理をしても駆けつける。
事実は、『夫』ではなく警察が妻の酒井法子本人に現場に呼びつけた可能性が有る。
では何の為に。
これは矢張り押尾学事件を揉み消す為であったと勘ぐられても仕方がない展開にマスコミ報道は一方的に酒井ばかりを報道し、押尾学は何処かに忘れられている。
死んだ女性を誰にも知られたくない人がいるのかもしれない。
何しろ未だに死因も特定されていない。
勿論名前も無い。顔写真もない。住所もない。無い無い尽くしである。
押尾学は創価学会系のエイベックスに所属しているタレントで、事件の現場となった六本木ヒルズはかって堀江崇文も住んでいた都内一の高級○○と言われている場所。
これだけの大事件なのに完全隠蔽できるのは、死亡した女性Tさんの背景を知られたに無い超大物がいると考えた方が納得がいく。
後は勝手な推察ですが、Tさん自身がエイベックス所属のタレントであった。?
あるいは有力衆議院議員立候補者の娘であった。?
それ以外にも高級売春婦やCMに沢山出てる女優等の噂も有るようです。
大昔の戦前のように隠したい(知られたくない)問題を完全隠蔽する『旧日本式』(あるいは中国式)は、今の日本では幾等したくても無理です。
現在の最新式アメリカモデルでは、隠したい情報は其れ以外の情報の洪水で隠すのがもっとも良い方法であると考えられている。
今回のようにテレビやマスコミが同じ事を繰り返し放送している時は、何か大事なものを隠そうとしている可能性が大きい。