『中国が月面探査機打ち上げ 世界で初めて月の裏側着陸へ』2018年12月8日 8:00 AFP
中国は8日未明、月の裏側に着陸する月面探査機を世界で初めて打ち上げた。計画が成功すれば、政府念願の宇宙大国入りに向けた大きな前進となる。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。
探査機「嫦娥4号(Chang'e-4)」は午前2時23分(日本時間午前3時23分)、南西部の西昌(Xichang)にある打ち上げ施設から、運搬ロケット「長征3号B(Long March 3B)」により打ち上げられた。「嫦娥」の名は、中国神話の月の女神にちなんで付けられたもの。
同機は年明け前後に月の裏側に着陸した後、人類未踏の地で実験や調査を実施する予定。
月は自転の周期が地球の公転と同期しているため、地球からは常に片側しか見えない。地球から見た表側には着陸しやすい平地が多くあるが、裏側は山が多く地形が険しい。これまで裏側に着陸機や探査機が接したことはなく、中国の探査計画が実現すれば、世界で初めての例となる。
月の裏側を探査する上での大きな課題として、探査機との通信が挙げられる。常に地球の反対を向いている面に探査機があるため、互いに見通すことができず、直接信号を送れないのだ。
中国は5月、その解決策として衛星「鵲橋(Queqiao)号」を打ち上げ、探査機と地球の間でデータや指令を中継できるよう月の軌道に投入した。
中国政府は軍による宇宙開発計画に巨額の資金を投じ、2022年までに有人宇宙ステーションを保有することや、最終的に有人月面着陸を実現することを目指している。
米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics)の天文学者、ジョナサン・マクドウェル(Jonathan McDowell)氏は、嫦娥4号計画について、中国政府の目標に向けた一歩であり、月面での探査や定住に必要な工学的知見を蓄積する上で重要だと説明。「この計画の重要な点は科学ではない。これは工学上の計画だ」と述べた。(c)AFP/ Ryan MCMORROW
【12月8日 AFP】
半年も前に、 『中国が月の裏側探査へ通信衛星打ち上げ成功 今年末に世界初の軟着陸計画』2018.5.21 産経新聞
中国当局は21日、四川省の西昌衛星発射センターで、国産運搬用ロケット「長征4号C」を使用し、通信衛星「鵲橋(じゃくきょう)」の打ち上げに成功した。中国は今年末、世界初となる月面裏側への軟着陸を計画しており、鵲橋は地球上との通信を中継する役割を担う。
国営新華社通信によると、鵲橋は地球と月のそれぞれの重力などが釣り合い、双方と同じ距離を保ったまま静止できる「ラグランジュ点」付近に投入する。今年末に無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」を月の裏側に軟着陸させる際、地球上と通信するための中継衛星として利用する。月は自転と公転の周期が同じため、常に同じ面を地球側に向けている。
中国は2030年までに米国やロシアと並ぶ「宇宙強国」となることを標榜。月面探査プロジェクトをめぐっては月の裏側への軟着陸のほか、探査機「嫦娥5号」が月面の土壌サンプルを持ち帰る計画もある。また海南省の「文昌宇宙発射場」では、25年前後に同発射場から有人宇宙船を打ち上げ、月面に「中国人の足跡を残す」探査計画を展示している。
中国の長征9はアポロ計画のサターンVロケットよりはるかに大きい低軌道へ140トン(Saturn Vは118トン)、地球-月遷移軌道に50トン、地球-火星遷移軌道に44トンの投入能力がある。(現在世界最大のロケット打ち上げ能力を持っているのはロシアでもアメリカでもなく中国だった)
『月面探査では、圧倒的な先頭を走っている中国???』
月面無人探査機でぶっちぎりの先頭を走っているのが中国である。というか現在、中国だけが月面に対して無人探査機を送っているし有人探査計画でも1969年のアポロ11号で月面を歩いたアメリカや国際宇宙ステーションへの唯一の運搬手段であるソユーズ(ロケット)を持っているロシア(旧ソ連はアポロと同じ時期に無人探査で先行していた)でもなくて、中国が断トツのトップを独走しているらしいのである。
★注、
中国以外誰も注目しない『月』とは対照的に、火星には現在世界中の探査機が十数機も集中して活動している不思議。火星への移住計画まであるが順番としては先ず月面の探査とか月面基地の建設であることは論を待たないであろう。ところが何故か誰もやりたくないし計画は全部失敗している。(グーグルなどが主催した2017年末の民間月面軟着陸レースは何時の間にか有耶無耶に終わっている)その唯一の例外が中国だった。
半世紀前の1969年当時のアポロ計画のランダー(月着陸船)が4.3トン。21世紀に入ってアメリカが新しく計画した月面有人飛行ではロッキード社のランダー(月着陸船)の重量は5倍増の22トンに膨らんでいた。(現在アメリカのNASAは月旅行では地球を取り巻く強い放射線空間、バンアレン帯を往復で2回通過する時の被曝量が宇宙飛行士の健康に影響して危険であると指摘している)
半世紀前のアポロ11号とは大きく違い、『宇宙空間に星々が輝き、巨大な地球が宇宙飛行士の頭上を覆っていた』意地悪なロシア(スプートニク)のCG画像
『米国の月面着陸 露「ロスコスモス」長官が事実検証を提案』2018年11月25日 スプートニク日本
ロシアの宇宙部門の国営企業「ロスコスモス」のドミトリー・ロゴジン長官は、米国人の月面着陸の事実を確認するよう提案した。この声明は23日、モルドバのイーゴリ・ドドン大統領と「ロシア宇宙システム」社を視察した折に表されたもの。
ロゴジン長官は記者団からの問いに対して、「我々は次のような課題をたてた。(月に)行って、調べる。彼ら(米国人宇宙飛行士)が本当にそこにいたのかどうか。(中略)むこうは行ったと言っているが、我々はこれを調べる」と答えた。
ロゴジン長官は、現段階でも世界のどの国をとっても全く独力で月プログラムを実現できる国はないと指摘し、この理由から自分は月探査では米国と協力しようとしていると語った。
『ローテクのロケット技術と、それとは対照的なハイテクの通信(コンピューター)の技術革新』
半世紀前のアポロ11号当時と現在とではロケット技術では旧ソ連(ロシア)時代のソユーズが今でも国際宇宙ステーションと地球の往復を一手に引き受けているように進歩は微々たるものだが、ITの世界は、まさに日進月歩なのでる。
中国ファーウェイ社トップの娘拘束に象徴されているように、ITの世界は圧倒的だったアメリカが後発の(半世紀前にはまったくの後進国だった)中国と第五世代の通信規格を争う事態が起きていた。
現在のアメリカですが月面探査では大きく中国に水をあけられていて有人月面探査が出来ないだけでは無くて、(確実なコンピューター技術が必要な)無人探査さえ出来ないのですよ。ましてや半世紀前のIT技術がヨチヨチ歩きの赤ん坊状態だった1969年アポロ11号時代の月面有人探査など夢のまた夢。ほぼ笑い話なのです。
『月を歩いたアポロ飛行士のアラン・ビーンのトンデモナイ告白』
10年ほど前の日本の月探査機「かぐや」が月面の精密撮影を行った当時にNHKの特集番組にゲスト出演したアポロ飛行士のアラン・ビーンは『月面からは星が見えないのですよ』と突然喋り出して周りの全員を驚かしている。
ところが、(当時のビデオや写真類、宇宙飛行士の証言などを確認すれば誰にでも簡単に分かるが)、実はアメリカのアポロ計画の月面からは星が見えないどころか、頭上に青く輝く巨大な地球が見えなかったのである。
(★注、日本の月探査機『かぐや』で全員が感動したのは『精密な月面の映像』ではなくて、実は、その月から見える地球のすがた『地球の入り』とか『地球の出』だったのである。たぶん、アラン・ビーンはこの事実を何とかして誤魔化したかった)
中国は8日未明、月の裏側に着陸する月面探査機を世界で初めて打ち上げた。計画が成功すれば、政府念願の宇宙大国入りに向けた大きな前進となる。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。
探査機「嫦娥4号(Chang'e-4)」は午前2時23分(日本時間午前3時23分)、南西部の西昌(Xichang)にある打ち上げ施設から、運搬ロケット「長征3号B(Long March 3B)」により打ち上げられた。「嫦娥」の名は、中国神話の月の女神にちなんで付けられたもの。
同機は年明け前後に月の裏側に着陸した後、人類未踏の地で実験や調査を実施する予定。
月は自転の周期が地球の公転と同期しているため、地球からは常に片側しか見えない。地球から見た表側には着陸しやすい平地が多くあるが、裏側は山が多く地形が険しい。これまで裏側に着陸機や探査機が接したことはなく、中国の探査計画が実現すれば、世界で初めての例となる。
月の裏側を探査する上での大きな課題として、探査機との通信が挙げられる。常に地球の反対を向いている面に探査機があるため、互いに見通すことができず、直接信号を送れないのだ。
中国は5月、その解決策として衛星「鵲橋(Queqiao)号」を打ち上げ、探査機と地球の間でデータや指令を中継できるよう月の軌道に投入した。
中国政府は軍による宇宙開発計画に巨額の資金を投じ、2022年までに有人宇宙ステーションを保有することや、最終的に有人月面着陸を実現することを目指している。
米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics)の天文学者、ジョナサン・マクドウェル(Jonathan McDowell)氏は、嫦娥4号計画について、中国政府の目標に向けた一歩であり、月面での探査や定住に必要な工学的知見を蓄積する上で重要だと説明。「この計画の重要な点は科学ではない。これは工学上の計画だ」と述べた。(c)AFP/ Ryan MCMORROW
【12月8日 AFP】
半年も前に、 『中国が月の裏側探査へ通信衛星打ち上げ成功 今年末に世界初の軟着陸計画』2018.5.21 産経新聞
中国当局は21日、四川省の西昌衛星発射センターで、国産運搬用ロケット「長征4号C」を使用し、通信衛星「鵲橋(じゃくきょう)」の打ち上げに成功した。中国は今年末、世界初となる月面裏側への軟着陸を計画しており、鵲橋は地球上との通信を中継する役割を担う。
国営新華社通信によると、鵲橋は地球と月のそれぞれの重力などが釣り合い、双方と同じ距離を保ったまま静止できる「ラグランジュ点」付近に投入する。今年末に無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」を月の裏側に軟着陸させる際、地球上と通信するための中継衛星として利用する。月は自転と公転の周期が同じため、常に同じ面を地球側に向けている。
中国は2030年までに米国やロシアと並ぶ「宇宙強国」となることを標榜。月面探査プロジェクトをめぐっては月の裏側への軟着陸のほか、探査機「嫦娥5号」が月面の土壌サンプルを持ち帰る計画もある。また海南省の「文昌宇宙発射場」では、25年前後に同発射場から有人宇宙船を打ち上げ、月面に「中国人の足跡を残す」探査計画を展示している。
中国の長征9はアポロ計画のサターンVロケットよりはるかに大きい低軌道へ140トン(Saturn Vは118トン)、地球-月遷移軌道に50トン、地球-火星遷移軌道に44トンの投入能力がある。(現在世界最大のロケット打ち上げ能力を持っているのはロシアでもアメリカでもなく中国だった)
『月面探査では、圧倒的な先頭を走っている中国???』
月面無人探査機でぶっちぎりの先頭を走っているのが中国である。というか現在、中国だけが月面に対して無人探査機を送っているし有人探査計画でも1969年のアポロ11号で月面を歩いたアメリカや国際宇宙ステーションへの唯一の運搬手段であるソユーズ(ロケット)を持っているロシア(旧ソ連はアポロと同じ時期に無人探査で先行していた)でもなくて、中国が断トツのトップを独走しているらしいのである。
★注、
中国以外誰も注目しない『月』とは対照的に、火星には現在世界中の探査機が十数機も集中して活動している不思議。火星への移住計画まであるが順番としては先ず月面の探査とか月面基地の建設であることは論を待たないであろう。ところが何故か誰もやりたくないし計画は全部失敗している。(グーグルなどが主催した2017年末の民間月面軟着陸レースは何時の間にか有耶無耶に終わっている)その唯一の例外が中国だった。
半世紀前の1969年当時のアポロ計画のランダー(月着陸船)が4.3トン。21世紀に入ってアメリカが新しく計画した月面有人飛行ではロッキード社のランダー(月着陸船)の重量は5倍増の22トンに膨らんでいた。(現在アメリカのNASAは月旅行では地球を取り巻く強い放射線空間、バンアレン帯を往復で2回通過する時の被曝量が宇宙飛行士の健康に影響して危険であると指摘している)
半世紀前のアポロ11号とは大きく違い、『宇宙空間に星々が輝き、巨大な地球が宇宙飛行士の頭上を覆っていた』意地悪なロシア(スプートニク)のCG画像
『米国の月面着陸 露「ロスコスモス」長官が事実検証を提案』2018年11月25日 スプートニク日本
ロシアの宇宙部門の国営企業「ロスコスモス」のドミトリー・ロゴジン長官は、米国人の月面着陸の事実を確認するよう提案した。この声明は23日、モルドバのイーゴリ・ドドン大統領と「ロシア宇宙システム」社を視察した折に表されたもの。
ロゴジン長官は記者団からの問いに対して、「我々は次のような課題をたてた。(月に)行って、調べる。彼ら(米国人宇宙飛行士)が本当にそこにいたのかどうか。(中略)むこうは行ったと言っているが、我々はこれを調べる」と答えた。
ロゴジン長官は、現段階でも世界のどの国をとっても全く独力で月プログラムを実現できる国はないと指摘し、この理由から自分は月探査では米国と協力しようとしていると語った。
『ローテクのロケット技術と、それとは対照的なハイテクの通信(コンピューター)の技術革新』
半世紀前のアポロ11号当時と現在とではロケット技術では旧ソ連(ロシア)時代のソユーズが今でも国際宇宙ステーションと地球の往復を一手に引き受けているように進歩は微々たるものだが、ITの世界は、まさに日進月歩なのでる。
中国ファーウェイ社トップの娘拘束に象徴されているように、ITの世界は圧倒的だったアメリカが後発の(半世紀前にはまったくの後進国だった)中国と第五世代の通信規格を争う事態が起きていた。
現在のアメリカですが月面探査では大きく中国に水をあけられていて有人月面探査が出来ないだけでは無くて、(確実なコンピューター技術が必要な)無人探査さえ出来ないのですよ。ましてや半世紀前のIT技術がヨチヨチ歩きの赤ん坊状態だった1969年アポロ11号時代の月面有人探査など夢のまた夢。ほぼ笑い話なのです。
『月を歩いたアポロ飛行士のアラン・ビーンのトンデモナイ告白』
10年ほど前の日本の月探査機「かぐや」が月面の精密撮影を行った当時にNHKの特集番組にゲスト出演したアポロ飛行士のアラン・ビーンは『月面からは星が見えないのですよ』と突然喋り出して周りの全員を驚かしている。
ところが、(当時のビデオや写真類、宇宙飛行士の証言などを確認すれば誰にでも簡単に分かるが)、実はアメリカのアポロ計画の月面からは星が見えないどころか、頭上に青く輝く巨大な地球が見えなかったのである。
(★注、日本の月探査機『かぐや』で全員が感動したのは『精密な月面の映像』ではなくて、実は、その月から見える地球のすがた『地球の入り』とか『地球の出』だったのである。たぶん、アラン・ビーンはこの事実を何とかして誤魔化したかった)
地球で見る「月」の約4倍の大きさで、、 そうですよね
「月からは星が見えなかった」と最初に語ったのは、
アームストロングでしたね。 そのあとアランビーンが語った。
アポロの飛行士たちは 「月から地球が見える」という
意識が、最初からなかったのかもね??