閣僚の疑惑や問題発言,とどめは絆創膏大臣で自民党敗北必至の2007・7・29第21回参議院選挙。
その直前の7月25日のテレビで、面白おかしく何回も何回も報道される相撲取りのサッカーの映像。
横綱朝青竜の仮病報道を、さも事実として断定するコメンテーターとマスコミ各社の怪。辞めろ辞めろの大合唱の怪。
一人で4年間も角界最高峰に君臨する、相撲界の第一人者のスキャンダルを事実と認定して8月1日に処分する相撲協会の怪。
春場所まで続く朝青竜叩きを報道し続けるマスコミ各社の、各報道の優先順位の基準を是非公表してもらいたいものだ。
問題の出発点の『仮病話』などはスポーツの本質を知らない者の戯言で、相撲取りに限らず五体満足な体で、故障を抱えていないベテラン選手など、一人もいない事実をみんなは知っているのだろうか。?
「イジメに狂奔するマスコミ」
朝青竜から見えてくる日本の問題点。一番近いのはイジメ問題。
虐めている連中は協調性が無いとか約束を破ったとか乱暴だとか自分勝手だとか嘘をついているとか、イジメ被害者の非をあげつらって集団で正義の名の下に鉄槌を下す。
そうです。加害者側に悪いことをしている自覚が無いのです。
自覚が無いからエスカレートし、回りも其れに同調する。典型的な島国根性で日本人の悪い面が顕著に現れている。
欧米のメディアも報道しているらしいが世界から見たら日本は如何思われるだろうか。?
似ているのは米軍のファルージャ攻撃の巻き添えを食って人質として拘束された人道支援の日本人ボランティア達。
人質たたき(人質イジメ)に狂奔する政府や日本のマスコミを世界の人々は如何感じたろうか。?
どちらも日本が欧米先進国の人達の常識(人権、民主主義)とかけ離れた、異質の価値観を持った特殊な国(国民)であると思われかねない。
相撲協会は目先の面子や利益でなく、国益にとってどれ程マイナスになるか一同冷静になって考えて欲しい。
横綱の癖に精神力が弱いとの批判も有りますが、肉体的苦痛ならどんな苦痛でも朝青竜ほどのアスリートなら十分に耐えられる。
しかし精神的苦痛はトップのエリートほど耐えられない。
もう記憶している人は少ないでしょうが、オリンピックマラソンでエントリーの内定を取り消された高橋尚子がその後体調を壊して選手生命をほぼ絶たれた。
体協と監督との間で交わされていた内定を、当時のイラク海外派兵問題のマスコミ対策として突如マラソン界第一人者の高橋失格を公表する。
新聞号外が出る大騒ぎで予想どうりマスコミから戦後初めての戦地への海外派兵論議が吹っ飛んでしまった。
日本国の最高法規である憲法の9条がなし崩しに破られ、いとも簡単に反古にされた。
高橋尚子は憲法9条の生贄とされた。
高橋選手の出たマラソン大会は30度を越す酷暑で記録としては平凡な数字しか残せなかったが、そもそも其の他の日本人選手は最初から高橋参戦でエントリーを回避していた。
高橋以外の日本人選手は不戦敗しているも同然で、女子マラソン界の最高峰高橋尚子失格は政府のマスコミ対策以外に通常考えられない。
その結果危険極まりない戦地イラクへ人道支援名目の自衛隊派兵は論議は何処かへ霧散しオリンピック落選の論議でニュース欄は埋め尽くされる。
結果サマワの武装自衛隊は既成事実として残り、その影響で本物の人道支援の三人が武装勢力の人質になる。
そういえば其の後日本のマスコミに叩かれた3人は体調を崩し一年近く寝たり起きたりの状態になってしまった。高橋尚子と二重写しになっている。
強く見えている人物でも、自分の信じている信念が根本的に否定されると脆い面が露呈するものです。
一流の競技者はずぶとさと繊細さと両方持ち合わせているそうな。どちらか片方だけ、例えば図太さだけで繊細さが無いと一流になれないらしい。
ずぶとさと図太さを両方持ち合わせている一流選手は野茂選手ぐらいかでしょうか。
「安倍首相と相撲協会の共通点」
目の前で起こっている異常事態が目に入らない。
朝青龍を処分する暇が有るなら相撲協会は大鵬が横綱全盛時代の相撲をビデオで見て猛反省しろ。
当時連日満員御礼。
今満員になるのは数日。150k以上の巨体を持て余す力士が押し出し、寄り切。技も芸も無い突き押しだけで横綱大関になった力士が馬鹿の一つ覚えのような全く面白みの無い相撲をとる。
其れでも真面目に相撲を取れば救いもあるが、二人で300キロ以上になる為、怪我を恐れ勝負が付いてもいないのに土俵際では力を抜く。
勝負にこだわり駄目を押す朝青龍の爪の垢でも飲ませろ。
柏鳳時代の力士の平均は100キロぐらいで土俵際が一番面白かった。『うっちゃり』という逆転技が普通に行なわれていたが現在は一場所に一回決るか決らないかの天然記念物状態。
人間の筋肉は鍛えれば鍛えられるが骨や関節はある程度は可能でも限界が有る。140kの朝青龍が限界で150k以上は『人の生物としての限界』を超えている。
相撲は重たければ重たいほど有利。対策は体重制限が出来ない以上、土俵を広げるほか無い。
一番緊急の問題点は八百長疑惑ではなく薬物疑惑。
昔の力士に比べて圧倒的に少ない練習量は、全ての親方衆の悩みの種。
何で練習もしないのにあんなに筋肉が付くんですか?
今や背中の後ろまで筋肉が付きすぎで、首がある幕内力士は一人もいない。ボディービルでもなんでも練習だけであんなに筋肉が付くはずが無い。
メジャーや相撲協会は選手や力士に早急にドーピング検査を義務付けないと大変な結果を招く。
自分が朝青龍と同じ26歳の時何をしていたのかと思い出だしてみて欲しい。
26歳の朝青龍を品格が無いと非難できる人物が果たして日本に何人いるでしょうか。?
二十歳過ぎの若輩者が相撲界で4年も頭を張っていて天狗にならない方がどうかしている。
生意気で横紙破り、無礼千万、礼儀を知らない。処分は仕方が無いとして蟄居閉門の謹慎処分とは何時の時代の話か。?
4ヶ月間の謹慎2場所の出場停止ではなく、数場所其々2日間の出場停止はどうでしょうか。?
ペナルテイーとして数場所、最初から不戦敗を二つ付ける。
朝青龍に2敗ぐらいハンディを付けないと日本人が優勝できない。此れで大相撲が少しは面白くなる。
「ヨコヅナの権威」ってナンなんだろう?
ホントに不思議ですね。
相撲とは?相撲の権威とは?
一番横綱の権威を貶め蔑ろにしているのは相撲協会ではないのか。?
騒動の発端は地方巡業問題。今回、横綱の権威より地方巡業の権威の方が上(重要)であることをを証明した相撲協会。
スポーツとしての相撲の頂点にいるのは間違いなく朝青龍。
相撲にはスポーツとしての側面と興行(見世物)としての側面がある。
地方巡業とは興行と相撲の普及(宣伝、広報)が目的で早く言えば金儲け。宣伝広報もそのためのもので相撲協会の重要な収入源となっている。
技も何も無い、力だけが強い大男の相撲界にワザとスピードの朝青龍がモンゴルから来てどれ程日本の相撲に貢献したことか。
此れはイチローがアメリカのメジャーに渡って、ワザとスピードが野球本来の面白さだとみんなに気付かせた功績に似ている。
功績があった人材には厚遇で報いるのが一般常識。
イチローは年俸数十億。相撲は其の他のスポーツに比べ最高年俸の高さは劣っている。
メジャーではロッカールームや野球場ではマスコミサービスは徹底的にするが、プライベートな私生活の取材や写真は厳禁で掟を破ったマスコミは業界から追放する。
日本では朝青龍のマンションに張り込んでカーテンも開けれない状態に追い込む。恥ずかしい限り。
アメリカでは薬物疑惑で本来なら永久追放もののポンズを絶対処分しない。
相撲界を救った恩人を処分する相撲協会と罵詈雑言を浴びせるマスコミ各誌。日本人の品格は何処へ行ってしまったのだろうか。?
GOOブログとは相性悪いみたいで、TBは載りにくいようです。
まあ、でも、コメ欄で、チョコチョコお邪魔させてもらいますので、今後とも宜しくお願いいたします。
アスリートの精神力。結局どれだけ、『外野』の野次をいわゆる『メンタルトレ』で、シャッタアウトできるか!かも?
『鈍感力』? ここらのバランスはやはり取り巻きの『質』に関わるのではないでしょうかね?『茶坊主』に囲まれてた『安倍氏』の不幸。その点、女子マラソン初挑戦の福士さんは、僕の推測ですが、いい友人に囲まれているような、気がしました。
スポーツ・伝統芸能界も、『慾』と『奉納』のバランス。難しいようです。
ズルズルとちゅるちゅるってところかな?
では。
高橋尚子や、朝青竜や、イラクの人質になった若いボランティアの三人は、自分達が敵(外野)ではなく味方(内野)と思っていた相手からの『予想外の攻撃』に心のバランスを崩してしまったのでしょう。
これは相撲の決り手、叩きこみに似ていますね。
押してくると思っている相手が、逆に引っ張るから倒れる。
イラクでも三人の直後に人質になった、渡辺修孝、安田純平両氏は日本政府が自分達日本人の保護ではなく、日本の自衛隊の保護を優先することを知っていたのでその後の経過は全く違ったものになっている。
最初から『日本国』の実態(現実)を知っていた者と、知らなかった者の差が如実に現れた事件でした。
>女子マラソン初挑戦の福士さんは、僕の推測ですが、いい友人に囲まれているような、気がしました。
三介さん。 私より、きつい皮肉ですね。脱帽。