蘇州に赴任して、3週間経ちました。
その間本社から社長や役員が蘇州工場に立ち寄ったりし、改め自分が会社から求められていることを考える。
その一環で、今日午前大阪本社にクレームの電話を入れた。
Skypeで電話をする前に意見を整理→いざ挑んだが相手の仕様も無い言い訳につい怒った表現になってしまった。。。工場に情報を落とす前に、営業と生産管理者でなぜ話合わないのか?昨日決まったことが翌朝すぐ変更される。しかも、ベルトの長さとか仕様書絡みの単純なミスばかり。朝令暮改も1度2度ならともかく、もう3度目以上で自分なりに「役割」を考え意見をした。
決して怒りに身を任せた訳では無いが、言葉にスパイスする「感情」と言うのは難しいモノ。正論を振りかざしても、相手は納得しないばかりか不満が残る。追い詰め過ぎず逃げ道を考えないといけない。僕は自身真っ直ぐな所や熱く温度を持てること、この部分は良いことであり武器だと思っている。一方で、はっきり言って器用でないし相手の心情を慮ることが未だ未だ足りない。どうも認めていない(尊敬できない)人には、それなりにしか付き合わず懐に入らない嫌いがある。そこは中国の方が日本よりも補える部分だろう。大陸で色んな人と付き合うことかな。
また意見した内容も自分や中国人スタッフのモチベーションに関ると言ったが、
よくよく反芻して見ると本当に中国人スタッフを理解できているのか?甚だ疑問だし、自分を美化・正当化しているに過ぎない。本当にそういう台詞を吐けるようになるには、やはり今以上に彼等の世界に踏み込まないと行けない。蘇州に来たことだし、そこも東莞時代よりもっと意図的にやる部分だろう。
不思議なことに、こちらの工場の方が優秀な印象だ(規模の違い、自分の滞在が少ないのを差し引いても)。蘇州は自社工場だから当たり前だが、僕や日本人メンバーにキチンと報告を上げる。納期もきっちり守っている。一方、東莞工場は台湾人資本で工場の人々は台湾人幹部や香港本部の顔色を伺っていた。僕等日本人はお客様とは名ばかりなのは仕方ないことだろう。
自分の立場が変わったので、こんなに差を感じるのだろうが…それでも同じ中国の工場。凄い違い。
当然自分の役割も、東莞では対中国人 → 蘇州では対日本本社 ということに変わりそうだ。改革するのはやはり大変だが、組織というのは面白いなと思う。誰でも分かっている非効率・矛盾を行動に起こし改善するのは、難しい反面実にやりがいがあり楽しいことだ
(僕のレベルでは小さな改革だが)。今そう思えてることは華なのでしょう。
今週末から中国は
清明節の連休です。