ここ広東省東莞市長安鎮では、朝晩に若干秋の訪れを感じ暑さが和らいできました。
デモから一週間、9/18(柳条湖事件)の日を境にこの街も少しづつ和らいできた感じはあります。
日本食店も被害が少ない店舗は一部再開、日式カラオケもほぼOPEN。但し相変わらず外出禁止令を出している大手日系企業もあり、僕等日本人が普通の状態で生活できるのはもうしばらく時間がかかるでしょう。テニス部も今日から練習再開、来週から香港出勤のため思い残すこと無いようプレーします!
デモ後カラオケ小姐や日本食屋で勤務していた娘と夕食したり、マッサージに行ったり、仕事で工場や取引先中国人と会話して、改め感じたのは「個人個人では別に問題無い」ということ。「今度日本に帰ったら、首相に尖閣諸島は中国のモノだと言っておいて」とか「よくこの状態で仕事来れたな」とか冗談言う奴も多いが、大体心配されたり「一部の頭がオカシイ人がやったことだから…」というコメントばかり。夕食を食べに行って店のお婆ちゃんから気をつけるように言われると、緊張感を持ち周りに注意を払っているだけに救われる。例えそれが単なる社交辞令でも言葉の力を感じずにはいられない。
ただ僕は中国語が喋れ交流できるから良いが、大体の日本企業駐在員は自分で交流ができない。それだと、『得たいの知れない相手』への不安が増して当然だ。北京は1万5千人、上海は6万、蘇州には6千人、ここ長安は2千人、香港は3万人…日本人がいると言われる。その中で中国語で交流ができ、こういう時に守ってくれる中国人の友人が何人いるか?僕等駐在員は自問自答しないといけない。
僕も後者「中国人の親友がいるか?」という質問は自信をもって回答できない。北京留学時代は学生であった上に、中国人が多く住んでいる大学の中にいたから友人がいた。今はテニス中心に日本人中心の交流(チームに一部中国人、台湾人がいるが…)。いても仕事関係で工場台湾人幹部がいるばかりだ。ここ中国では所謂「イイ人」では深い付き合いになり得ない。悪い言い方だが利用価値がある&付き合って得がある…そのような人物で無いとそもそも騙す対象にもなり得ず、単なる知り合いなだけだ。来週からタイミングよく香港駐在になるので、心機一転そこは意識したい。
また被害の少なかった日本食屋や日系工場はデモの日どういう対処をしたか後で話が聞けた。いずれも、中国人の従業員が店の前で整列?何人か立ち尽くして抗戦姿勢を示したとのこと(勿論、日本食屋は中国国旗を掲げていた)。暴徒化したデモ隊もさすがに同胞を正面きって攻撃すると大義名分を失うので手を出さなかったようだ。店長や老板(社長)の指示なのか?は分からないが、従業員が自分の仕事を失う危機感から勇気を以って行動したことは素晴らしいことだ。僕が15日10時に紛れたデモ参加者の面々は騒ぎたいだけの人々ばかり。暴徒化した集団と同一かは分からずじまいだが、この集団は野次馬中心で烏合の衆。そういう勇気を持った人達に圧倒され怖気づくのは想像に難くない。
最後に僕等日本人駐在員は外国で働く上で謙虚さと我慢、内に勇気を秘めて働かないといけないのでしょうね。2005年の北京デモと今回を含めると、確かに大変な目にあっているのかも知れないがそれでも簡単に「中国は駄目だ」とは言えない。僕のように元気の無い日本に未来を感じず、中国に来た人々は少なからずいるだろう。そういう日本人(やこれからの若者)に日本と違うルールで「隣国で働く」という選択肢があることが、今後非常に大事なことだと強く思います。日本人が中国でできることは他のアジアや世界行っても同じでしょうし、できないことは他国行ってもやはりできないと思います。
間もなく中秋節、月餅の季節です
デモから一週間、9/18(柳条湖事件)の日を境にこの街も少しづつ和らいできた感じはあります。
日本食店も被害が少ない店舗は一部再開、日式カラオケもほぼOPEN。但し相変わらず外出禁止令を出している大手日系企業もあり、僕等日本人が普通の状態で生活できるのはもうしばらく時間がかかるでしょう。テニス部も今日から練習再開、来週から香港出勤のため思い残すこと無いようプレーします!
デモ後カラオケ小姐や日本食屋で勤務していた娘と夕食したり、マッサージに行ったり、仕事で工場や取引先中国人と会話して、改め感じたのは「個人個人では別に問題無い」ということ。「今度日本に帰ったら、首相に尖閣諸島は中国のモノだと言っておいて」とか「よくこの状態で仕事来れたな」とか冗談言う奴も多いが、大体心配されたり「一部の頭がオカシイ人がやったことだから…」というコメントばかり。夕食を食べに行って店のお婆ちゃんから気をつけるように言われると、緊張感を持ち周りに注意を払っているだけに救われる。例えそれが単なる社交辞令でも言葉の力を感じずにはいられない。
ただ僕は中国語が喋れ交流できるから良いが、大体の日本企業駐在員は自分で交流ができない。それだと、『得たいの知れない相手』への不安が増して当然だ。北京は1万5千人、上海は6万、蘇州には6千人、ここ長安は2千人、香港は3万人…日本人がいると言われる。その中で中国語で交流ができ、こういう時に守ってくれる中国人の友人が何人いるか?僕等駐在員は自問自答しないといけない。
僕も後者「中国人の親友がいるか?」という質問は自信をもって回答できない。北京留学時代は学生であった上に、中国人が多く住んでいる大学の中にいたから友人がいた。今はテニス中心に日本人中心の交流(チームに一部中国人、台湾人がいるが…)。いても仕事関係で工場台湾人幹部がいるばかりだ。ここ中国では所謂「イイ人」では深い付き合いになり得ない。悪い言い方だが利用価値がある&付き合って得がある…そのような人物で無いとそもそも騙す対象にもなり得ず、単なる知り合いなだけだ。来週からタイミングよく香港駐在になるので、心機一転そこは意識したい。
また被害の少なかった日本食屋や日系工場はデモの日どういう対処をしたか後で話が聞けた。いずれも、中国人の従業員が店の前で整列?何人か立ち尽くして抗戦姿勢を示したとのこと(勿論、日本食屋は中国国旗を掲げていた)。暴徒化したデモ隊もさすがに同胞を正面きって攻撃すると大義名分を失うので手を出さなかったようだ。店長や老板(社長)の指示なのか?は分からないが、従業員が自分の仕事を失う危機感から勇気を以って行動したことは素晴らしいことだ。僕が15日10時に紛れたデモ参加者の面々は騒ぎたいだけの人々ばかり。暴徒化した集団と同一かは分からずじまいだが、この集団は野次馬中心で烏合の衆。そういう勇気を持った人達に圧倒され怖気づくのは想像に難くない。
最後に僕等日本人駐在員は外国で働く上で謙虚さと我慢、内に勇気を秘めて働かないといけないのでしょうね。2005年の北京デモと今回を含めると、確かに大変な目にあっているのかも知れないがそれでも簡単に「中国は駄目だ」とは言えない。僕のように元気の無い日本に未来を感じず、中国に来た人々は少なからずいるだろう。そういう日本人(やこれからの若者)に日本と違うルールで「隣国で働く」という選択肢があることが、今後非常に大事なことだと強く思います。日本人が中国でできることは他のアジアや世界行っても同じでしょうし、できないことは他国行ってもやはりできないと思います。
間もなく中秋節、月餅の季節です
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