タイトルの「安物買いの銭失い」とは、
安いものを買って得したように思えても品が悪く何度も買いかえることになり、結局損をしてしまうこと。
ここ広東省東莞市に戻り早2ヶ月、クリスマス商戦前の出荷で最近忙しい。
日本で溢れている安価商品を中心に殆どが「Made in CHINA」。多くの製造業が今必死に製造して出荷をしているのです。安い物が売れれば潤いが必ずしも日本に行くとは限らない。安い賃金で雇う(派遣社員切り)、給料を上げられない、中国や途上国への仕事流出…容易に想像できるけど、本当にマイナス面だけなのかは僕には良く分からない。
僕がいる東莞市長安鎮は、日本人にはまず馴染みの無い街で香港・広州・深圳を挙げれば地理がイメージできるだろう。そんな田舎町にも最近日本人が増えてきた気がする。テニス部には半年で大分人数が増えたし、僕よりも若い男女が入ってきた。留学生がいるような都市では無いので、1年いて日本人女性(奥様)を1人しか見たことが無いのに…。タイバンコクで聞いた話だが、大企業の駐在員の交代期(若返り)にプラスして中小企業が近年増えてきたと。中国でも同じことが言えるし、ここ東莞市は大企業メーカーの下請け中小企業が大勢占めてます。
「下請け」という言い方はどうもマイナスに採られますが、工程的にもしくは発注を受けているというだけの意味で「下」という表現でしかない。と言うことにこの地に来て気付いた。僕が今いる台湾工場なんかはまさにそうで、僕等が担当している日本アパレル以外にも欧米ブランドを色々やっている。「うちの方針に合わないならば、他の工場で作ってもらって構わない」というスタンスがTOPに多少はあるものだから中々コントロールし辛い。値段は安くしろ、品質の要求はうるさい、一々計画を報告し結果が伴わなければ、改善策を求められる と外国人から見たら、日本人はやはり凄くウルサイのだろう。でも、僕はそういうウルサさに日本の良い部分があると信じている!が、一方で日本のやり方そのまま外国人相手に適用できない。だから僕等海外駐在員は試行錯誤&四苦八苦してグローバリズム?を磨いているわけです。
最近テニス部に入ってきた23歳の若者はデザイナー専門学校卒。学校の求職を見ていきなりこの地に来たそう。やはり若いから海外に飛び込めるし、デザイナーのような職は卒業者がいても中々雇用の受け手が無いばかりでなく、仕事にあり就けても機会を中々貰えないだろう。いくらダサい中国ブランドであっても、日本人若者の感性が求められていることは素晴らしい。中国語なんてオジ様に比べれば若者はすぐついて来る。日本でしっかり仕事の基礎を抑えて海外挑戦と三十路の僕は考えてしまうが、こういうのもアリなんじゃないかなと思う(時代の流れ?)。「安物買い」の副作用で、日本で無く海外で多くの日本人若者が雇用機会を得るのならば、それは大いにプラスでしょう。だって僕等の未来は間違いなく、今より世界が狭くなるし日本だけで完結はしない訳だから。
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さて、最近WALLMARTで199元(\2400)で自転車二台目を購入しました。ここ東莞市は上海、北京、香港に比べれば治安が良くないので何でもすぐ盗まれます。自転車もチェーンで街頭物と固定して、且つ長時間放置しないことが大事。乗って3日、あっと言う間にべダルが外れました…。やはり、基本は安かろう悪かろう。
「安くて物も良い」と言うのは、日本人が噛んでいるからこそなんだと感じた瞬間でした。
安いものを買って得したように思えても品が悪く何度も買いかえることになり、結局損をしてしまうこと。
ここ広東省東莞市に戻り早2ヶ月、クリスマス商戦前の出荷で最近忙しい。
日本で溢れている安価商品を中心に殆どが「Made in CHINA」。多くの製造業が今必死に製造して出荷をしているのです。安い物が売れれば潤いが必ずしも日本に行くとは限らない。安い賃金で雇う(派遣社員切り)、給料を上げられない、中国や途上国への仕事流出…容易に想像できるけど、本当にマイナス面だけなのかは僕には良く分からない。
僕がいる東莞市長安鎮は、日本人にはまず馴染みの無い街で香港・広州・深圳を挙げれば地理がイメージできるだろう。そんな田舎町にも最近日本人が増えてきた気がする。テニス部には半年で大分人数が増えたし、僕よりも若い男女が入ってきた。留学生がいるような都市では無いので、1年いて日本人女性(奥様)を1人しか見たことが無いのに…。タイバンコクで聞いた話だが、大企業の駐在員の交代期(若返り)にプラスして中小企業が近年増えてきたと。中国でも同じことが言えるし、ここ東莞市は大企業メーカーの下請け中小企業が大勢占めてます。
「下請け」という言い方はどうもマイナスに採られますが、工程的にもしくは発注を受けているというだけの意味で「下」という表現でしかない。と言うことにこの地に来て気付いた。僕が今いる台湾工場なんかはまさにそうで、僕等が担当している日本アパレル以外にも欧米ブランドを色々やっている。「うちの方針に合わないならば、他の工場で作ってもらって構わない」というスタンスがTOPに多少はあるものだから中々コントロールし辛い。値段は安くしろ、品質の要求はうるさい、一々計画を報告し結果が伴わなければ、改善策を求められる と外国人から見たら、日本人はやはり凄くウルサイのだろう。でも、僕はそういうウルサさに日本の良い部分があると信じている!が、一方で日本のやり方そのまま外国人相手に適用できない。だから僕等海外駐在員は試行錯誤&四苦八苦してグローバリズム?を磨いているわけです。
最近テニス部に入ってきた23歳の若者はデザイナー専門学校卒。学校の求職を見ていきなりこの地に来たそう。やはり若いから海外に飛び込めるし、デザイナーのような職は卒業者がいても中々雇用の受け手が無いばかりでなく、仕事にあり就けても機会を中々貰えないだろう。いくらダサい中国ブランドであっても、日本人若者の感性が求められていることは素晴らしい。中国語なんてオジ様に比べれば若者はすぐついて来る。日本でしっかり仕事の基礎を抑えて海外挑戦と三十路の僕は考えてしまうが、こういうのもアリなんじゃないかなと思う(時代の流れ?)。「安物買い」の副作用で、日本で無く海外で多くの日本人若者が雇用機会を得るのならば、それは大いにプラスでしょう。だって僕等の未来は間違いなく、今より世界が狭くなるし日本だけで完結はしない訳だから。
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さて、最近WALLMARTで199元(\2400)で自転車二台目を購入しました。ここ東莞市は上海、北京、香港に比べれば治安が良くないので何でもすぐ盗まれます。自転車もチェーンで街頭物と固定して、且つ長時間放置しないことが大事。乗って3日、あっと言う間にべダルが外れました…。やはり、基本は安かろう悪かろう。
「安くて物も良い」と言うのは、日本人が噛んでいるからこそなんだと感じた瞬間でした。