北京オリンピック番外編!今回は「ダフ屋」について。
闇市場で購入したチケットを中国語で「黒票」と言います。文字通りブラックなチケットで、正規価格より何倍もしたり、時には偽モノを掴まされる場合もあります。
写真は鳥の巣周辺のバス停近く。凄い人だかりで熱気ムンムン。この日は男子サッカー決勝の日で、他にもいくつかチケットを売ってました。
・男子サッカー決勝 3000元
・男子マラソン決勝 1500元
・テコンドー決勝 1000元
・ハンドボール決勝 800元
・新体操決勝 1700元 (ちなみに、1元は当時17円位のレート)
これは初値ですので、交渉次第ではもっと値段が下がるのでしょう。が、なんせオリンピック。周りは結構欧米人が携帯片手に数値を叩いてガンガン交渉してます(たくましい
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)。売り手より買い手が多いので、そんなに値段は下がりません。中国語が喋れる方がいいのでしょうが、この戦場の交渉は「勢い」とか「パワー」が無いと参戦すらできません。非常に疲れます。
結局需要が無さそうなハンドボールを300元(元値は80元)でゲットしました。新体操は900元まで下がったのですが断念。今思えば買っとけば良かった。
高く買って騙されようが、自分の価格基準で「手ごろ」「価値がある」と思えばいいのです。こういう交渉も楽しめる人は中国は合っているかと。
ちなみに、テニスのマスターズカップ(上海)、チャイナオープン(北京)は過去何度か観に行きましたが、割かし手ごろな価格で手に入りました。ダフ屋も試合が始まる前に売り切らないといけないので、そういう意味で中国のテニス人気はソコソコなのがいいのかも。需要供給のバランスが買い手に有利なんでしょう。