香り立つ

　太平洋高気圧と台風に挟まれ
　秋とは思えない蒸し暑い日が続いています
　「暑さ寒さも彼岸まで！」そんな言葉は今年の異常気象には関係なさそうです。

　本来ならば＜金木犀＞の香りは爽やかな秋風に運んでくるものと信じていました。

　　　　　　綺麗に刈り込まれて
　　　　　　４辺花の小さな固まり

　甘い香りが漂い始めると「どこ！どこで咲いてるの？」と
　橙黄色の花を探すのも楽しくなりますね
　花言葉に「変わらぬ魅力」とありました。

　＜エンゼル・トランペット＞も香ります。

　　　　　　横から
　　　　　　真下から
　　　　　　フレアスカートのように
　

　トランペット型の大きい花を下向きに咲かせます。
　昼間は金木犀の香りに負けちゃっていますが、
　夕方から夜になると香ってくるんです。
　花言葉の中に「あなたを酔わせる」と言う一行を見つけました。
　夜に似合う花なのかしら？なんて思ったりしています

　
　しかし、美しい花には毒があり！
　小さなお子さんがいる家では庭に植えたりしません！（我が地方）
　葉と茎部分に、目に悪い液汁が出るそうです。
　数年前、この花がもてはやされた時までは何処の庭にもありましたが、
　お爺ちゃん、お婆ちゃんは慌てて畑の隅に植え替えました。
　
　

　金木犀の香りが自然の香りとすると、
　エンゼル・トランペットは人工的な香りでしょうか。
　夜の散歩時には、排水溝から流れるボディーソープの臭いと勘違いしそうです。

　いづれにしても黄色、橙色って元気とパワーが漲ってきます。
　青空だったら、もっと綺麗に映えただろうな～