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今年に入り北陸では珍しく、始めて快晴の日が4日間続き、気温も上昇して小春日和を思わせた。
快晴の白山麓も、標高600m台では積雪2mを超しているが確実に春を告げるかのように雪解けが進んでいる。白山市白峰地内から眺望する白山も、真っ白に輝きを見せているが、周辺の杉林にも色づきが始まり花粉到来を忍ばせていた。
白峰集落の道路積雪は殆ど片付いてをり、一段と春が加速している様子がうかがえる。この白峰地区から県境を越えて15km先に勝山市小原集落がありますが、今は定住している家はなく、空き家か倒壊した家屋が当時の繁栄を偲ばせている。
『昭和40年代半ばに訪れた頃、何処の家でも薪を囲炉裏に燃して、家の中は煙で充満し、横煙突を外に出して「モクモク」と煙を出していたら誰か家の人がいるんだ~と判った。住人は皆人が良くて、訪ねると「はいれ、はいれ」と言って、自前の煎茶を出してくれる暖かさが嬉しい。ある時は、階段状の石積み屋敷の庭先に腰掛けた老婆が、手招きして呼び、会話が止まらない。』
<4.国道157号線勝山市北谷(東山)地内から前方に「大日山△1,368m」遠望>
<6.正面の階段を上ると、森の中に神社があり、下の空地にお寺兼用の道場が建っていた> <7.小原集落は、谷間の斜面に階段状に積まれた石垣の上に建てられていたが、今日では、殆どが倒壊してしまった。>
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