戦う
2012-07-17 | 考
ここ最近、毎晩、頭に浮かぶ言葉・・・
「昔の言い方で、子どものことを”ややこ”といったでしょ。
それに”しい”を付けてごらんなさい。
”ややこしい”。
子どもは、”ややこしい”ものなんです。
言うことを聞かない、そんなの当たり前なんです。」
とある講義で、とある先生から、お聞きした言葉。
もう一つ。
「最近のお母さんは、キレイに子育てしようとしすぎてる。
子育ては、もっと泥臭いものなのに。」
新任の頃聞いた、職場の先輩の言葉。
後片付けをしない、ダラダラする、えらそうな口をきく・・・
「ややこ」のきょんちゃん。
そんな、一つひとつが気になり、
イライラし、つい、きつく言い放ってしまい、
すごく後悔し、反省し、
でも、次の日、やっぱり、同じことを繰り返し、
全然格好よくなく、「泥臭く」もがいている私。
引っ越してきた頃、
お隣の兄弟は、毎日のように、兄弟ケンカしてたり、
お母さんに、ギャンギャン叱られたりしていました。
きょんちゃんがまだ小さくて、のんびり子育てしていた私は、
隣から聞こえてくる、にぎやかな声を聞きながら、
「お母さん、頑張って~」と、心の中で、エールを送っていました。
でも、最近、気づいたのです。
お隣が、とても静かなことに。
毎日ケンカしていた兄弟も、大学生と高校生になり、
成長した子どもたちは、ケンカする理由もなくなり、
お母さんは、ケンカも反抗期も通り過ぎた子どもに怒る理由もなくなり・・・
穏やかに過ごされてる訳です。
そうだ、私たちも、こんなことやってるのも、あと何年か、なんだ。
よく「大変だと思うけど、振り返ると、今が、一番いい時期よ」
と言われるけど、こういうことなんだ。
出口の見えないトンネルみたいやけど、
実は、とても限られた時間。
泥臭く、戦ってやろうじゃないか。
きょんちゃんにも、めいっぱい、「ややこ」ってもらおうじゃないか。
・・・でも、よく考えると、
魔の二歳に、片足突っ込んだ、
きょんちゃんよりツワモノが、控えてる訳で・・・
それ、考えたら、やっぱり、この先、あとどれくらい続くのかと、
ゾーッとするな
肩の力がぬけ、ホッとしますね~
同志がいると思うと、心強いですね。