メモ帳

各種メモ代わり

MS OfficeからMathMLへの変換 TeXaide, TtM

2011-07-06 20:49:57 | ソフト
講義の資料は基本的にパワポで作成しており、パワポの中の数式はオフィス標準の「数式」で作成している。これをEpubのためにMathMLに書き直すのは大変だ。
どこかに変換ソフト落ちていないかとネットの中を探索していた。

一発でMathMLにしてくれるソフトは見つけきれなかったが、
・TeXaide : MS-Office数式 ==> TeX, LaTeX への変換
・TtM   : TeX to HTML translator
の2つを咬ませれば、MathMLに変換できることが確かめられた。

もちろん、TeXaide も TtM も完全に変換してくれるわけではないが、
少々の変換ミスは、エディタで修正することにすれば問題はない。


変換ミスの部分
TeXaide
・X~N(μ,σ  の「~」が変換できていない。
  <math><mi>X</mi><mo>\~</mo><mi>N</mi>
と変換されている。正しくは、<mo>\sim</mo> となるべきところである。

これ、あとでよく見ると「~」は全角のティルダを使っていた。LaTeXの「\sim」
に変換しろというのはちょっと無理ですね。

Epub関連 espur, Sigil

2011-07-06 19:36:26 | ソフト
Twitterで
「イースト株式会社、EPUB3.0対応のWindows用リーダー“espur”(エスパー)を無償公開」
(Posted 2011年7月6日)のつぶやきが流れてきて、さっそくダウンロード、インストール。
ただ、MathMLは△印。

さっそく数式をチェック。やっぱりうまく表示されない・・・
と思ったが、調べてみるとEpubファイルがうまくできていないようだ。

数式(MathML)が正しく入っているEpubファイルをどうやって作ればいいのだろう?

先日、
・PubooではMathMLのタグ付きで、編集・チェックはできるが、公開用にEpubファイルを作ろうとすると、MathMLのタグが取り除かれてしまうことは報告済み。

今日はEpub作成のフリーソフト
・Sigilを使ってみた。これは拡張子「.epub」をファイルを読み込んで、各頁を編集後、「.epub」ファイルとして保存できる。拡張子をzipに変えて解凍したり、圧縮後、拡張子をepubに変更したりする必要な無いので便利。
 でも、保存したepubフィルの拡張子をzipに変更して解凍してみると、Pubooと一緒、MathMLのタグは無残にも取り除かれていた。これじゃ、espurでも数式が表示されるわけがない。
 さらに、Sigilの編集画面には「Book View」「Code View」とその両方を同時に表示する「Split View」があるが、「Code View」で入力したMathMLのタグも、「Book View」でうまく表示できるか確かめたところ、Code Viewに戻っても、入力したMathMLタグは消え去ってしまう。あのタグはどこに行ってしまったのでせう!
 これだったらPubooの方がまだいいですね。epubファイルはうまくできないが、編集用のファイルには入力したMathMLのタグは残っている。