メモ帳

各種メモ代わり

液晶プロジェクタ

2005-01-01 02:41:08 | パソコン、インターネット
職場の液晶プロジェクタが壊れて、新しいプロジェクタを注文したことは以前に書いたが、その新しいプロジェクタについてまとめておこう。

機種は Epson EMP-745
特徴は 2500lm, real XGA, 1.8kg, 無線LAN IEEE 802b/g, PCカードスロット というところ。

さて、その無線LANだが、無線LAN用のカードが標準で添付されており、PCカードスロットに挿入すれが無線LAN対応になる。 PCカードスロットに別途購入した(所有している)有線LANカードを挿入すれば有線LAN対応になる。 逆に言うと、無線LANと有線LANを同時に使用することはできない。

無線LANはプロジェクタとPCとを1対1で結ぶアドホックモードと、無線LANのアクセスポイントを経由するネットワークモードがある。いずれにしろ使用するPCに添付のソフト「EMP NS Connection」をインストールすればPCとプロジェクタとがケーブル無しで接続利用できる。

ケーブル無し接続のメリットは複数のPCからケーブルの抜き差しをすることなく、利用できること。
最近は小規模のワークショップでは各人がノートPCを持参しており、そのノートの中の資料を提示して発表・議論することも多く、これまではケーブルの抜き差しに時間がとられ、思考が中断されていた。これが先のソフトの起動一発で切り替わるのはすばらしい。
転送量の多い動画になると少し問題もあるようだが、普通のプレゼンであれば無線接続で問題ない。(なお、これは11Mの802bでの使用経験である。)

このPCとプロジェクタとの間のケーブル無し接続として、無線LANの代わりに有線LANも使えるというのがこの機種の売り(?)である。 無線LANが使えるのに、なぜ有線LANと思われるかも知れないが、ゼミ室には複数のデスクトップPCがあり、有償ソフトの場合、特定のPCにしかそのソフトがインストールされていない。プログラムのデバッグなど、同じ画面を大画面に投影して、皆でチェックするとなると、これまでそのたびに長いモニターケーブルを抜き差ししてプロジェクタに繋いでいた。これが不要になるというのが有線LAN接続のメリットである。

カタログでこの機能を見て、上のような使い方ができると新しいプロジェクタの納入を楽しみにしていた。新しいプロジェクタが納入され、通常のモニタケーブルでの接続、無線LANでの接続をチェックし、次に有線LANでの接続チェックに移った。最近はほとんどのノートが無線LANカードを標準で内蔵しているし、そうでなくても無線LANカードを挿入して使うようになっているので、無線LANが普及する前に使っていた有線のLANカードはそれこそ山のように転がっている。それなのに、ゼミ室のLANはギガビットLANを張っているため、ギガ対応(1000BASE-T)のLANカードも注文していた。そのカードが納入される前だったので、手元にあった1枚のLANカードをプロジェクタにセットし、設定に入った。
液晶プロジェクタにIPアドレスを振り、デスクトップから接続しようとしても、プロジェクタを認識しない。同じネットワーク(LAN)にプロジェクタが無いという。プロジェクタの設定画面に戻り、再度チェックすると有線LANカードのMACアドレスが表示されていない(0.0.0.0と表示)ことに気づいた。これはプロジェクタがLANカードを認識していない証拠。繋がるわけが無い。手近にあったLANカードだったので、そのカードが悪かったのかと思い、その日はそこまでにしていた。
数日たって。注文していたギガLANカードが到着したので、そのカードで試してみたが、症状はまったく同じ。LANカードを認識せず、MACアドレスが表示されない。
EPSONのホームページに行ってチェックするとFAQに
-----------------------------------------------
Q:有線LANカードでパソコンの映像投写は可能ですか
A:可能です。
動作実績のあるカードとしては
3COM製 3CXFE575CT-JP
      3CCFE574BT
corega製 FEter PCC-TXM
      FEther II CB-TXD
があります。

上記製品は当社にて動作確認を行ったものであり、動作保証をするものではありません。
----------------------------------------------
とあった。この書き方の場合、動作確認したカードはまず問題なく、それ以外のカードでもまあ大丈夫だよと思うのが普通。ところが、どうもこの常識が通用しないようだ。

LANカードを選ぶ??? まさか!!!

後日、仕事納めの日に、手持ちのLANカードではもっとも古い部類の10BASE-T専用のLANカード
3COM EtherLink III 3C589D-COMBO
を挿したところ、問題なく認識・接続できた。

プロジェクタとLANカードには相性があることが証明された瞬間である!!!

なお、このプロジェクタ、携帯(持ち運んで)利用することを標準で考えているようで、電源を落としてもファンが止まらない!!!  
基本的には据え置きで使おうとしているの、使わないときにはコンセントを抜かないと、ファンが止まってくれないのは不便だ!!!  設計ミスでは?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿