米のAMR電話調査。18歳以上1206名対象。
- 抗菌薬の耐性については米国人のほとんどが知っていた 71%
- 耐性菌について知っているのは55%、反ワクチンは49%。抗菌薬の使い過ぎが原因と知ってるのは過半数。
- 他分野と比べると、麻薬について心配する人82%の方がAMR心配する人72%より多かった。麻疹心配する人73%でほぼ同じ。ジカ熱やエボラなど国際感染症心配する人はもっと少なくて63%。
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ウイルス感染症が抗菌薬で治るorわからないという人が過半数55%。インフルエンザが抗菌薬で治ると思ってる人47%
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性差では、女性は過半数がウイルス感染が抗菌薬でなおらないことを知っていたが、男性では、2/3が抗菌薬で治ると思っていた(!)
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45%は、指示通りに抗菌薬をのんでいなかった。39%は最後まで飲みきらず。16%は医師の指示にもとづかず服用。大学教育を受けていない層ほど、医師の指示にもとづかず服用。
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AMR問題について、製薬会社や医療提供者の責任だと思う人が59%、56%なのに対して、患者自身が役割があると思う人は30%しかいなかった。
AMRについて、平均的米国人はそういう問題が存在すること自体は知っているけれど、ヒトゴトだと思っている。そして、女性より男性の方が、明らかに無知である。う~ん。