新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

今度のタミフル耐性はマジやばいかも(新型インフルエンザ 香港)

2009-07-05 11:49:05 | インフルエンザ:海外の動き/海外発生

これまで、新型インフルエンザA/H1N1がタミフル耐性を持った! というニュースが2回流れました。 

1回目はデンマーク、2回目は大阪。いずれも、タミフル予防投与中の濃厚接触者、つまり、タミフル投与現在進行形の個体の話なので、事態が把握できる範囲内の話でした。デンマークの件では我らが進藤医務官@WHOが心配することじゃなしとにっこりとコメントしてくれましたし(そして日本の報道にも載り)、大阪に至っては「医学誌投稿より先に我々に言わんとは何じゃい!」と社会部の皆さんがお怒りになられているドタバタ劇レベルです。

3回目は香港。米サンフランシスコから到着の16歳女性、香港空港検疫でチェック。
今回の症例は、タミフル投与を受けていない、いわば”サラ”のケース。つまり、「元々、すでにタミフル耐性だった」ウイルスに感染したということになり、だから、「タミフル耐性新型インフルエンザA/H1N1ウイルス」なるものが既に広く存在している”かもしれない”といえる。

まだ”かもしれない”レベルだけれど、タミフルの使い方、真剣に考え直さないといけないね・・・コメントされています。

ソースは7月5日付The canadian press↓
http://www.google.com/hostednews/canadianpress/article/ALeqM5jb6J6PJB7Burz1l0V3UoN6Q7mYOA
Tamifu resistant H1N1 from Hong Kong more worrying than earlier findings

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3 コメント

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菌は有効でしょうか? (ゴールデン)
2009-07-05 14:42:06
インフルエンザについて検索していたところ、「飯山一郎」という方のホームページに以下のような記述がありました。タミフルのような抗生物質が効かなくなるとすると、富山化学のT-705を待つか、「乳酸菌」「酢酸菌」等により「(自然界の)菌を持って菌を制する」作戦も検討の価値があるように思われます。

専門家のお立場からして、いかがでしょうか?

●「飯山一郎のちいさなホームページ」
http://www.geocities.jp/o1180/ 
4/28の記事より抜粋

「豚インフルエンザの蔓延がおさまらない.」

 今回,メキシコ・アメリカで流行している豚インフルエンザは,かなり異常だ.
 ウィルスが今までにないような執拗さで人間を襲っているからだ.
 ウィルス遺伝子の突然変異が予想外の「進化型」になっているようだ.
 遺伝子操作が行われたウィルスという恐ろしい可能性は疑っていい.
.
 もし,インフルエンザ・パンデミックというような事態になったら…,
 タミフルやリレンザには期待しないほうがいい.副作用も恐い.
 ワクチンも効かない! と覚悟すべきだ.
 遺伝子の突然変異が早いので,ワクチンの効能が追いつかないからだ.
 パンデミック状態下では,医療システム(薬品,検査,治療,消毒)は無力になる.
  (あわてて病院に行くと,逆に感染の可能性が高まる.)
.
 どうしたらいいのか?
.
 免疫力をたかめることが最重要だ.ウィルスは免疫力が低い身体を襲うからだ.
 免疫力とは,白血球(リンパ球,顆粒球,マクロファージ)の “元気さ” で決まる.
 白血球を元気にするためには…,
1.ストレスを減らす.それには心配しないこと.明るい生活をおくること.
2.身体を冷やさないこと.特に首まわりは,春でもマフラーで温めるとよい.
3.発酵菌 【注】 は,免疫力を高めるので大いに摂取する.
  .
 インフルエンザ・ウィルスを,バッチリ! 抑制する物質がある.
 これは覚えておくべきだ.
 ①茶葉 ②センダン(樹木)の葉,枝,樹皮 ③コーヒー ④ブルーベリー
 などなど,ポリフェノールを多く含む植物には,強力な抗ウィルス作用がある.
.
 ①お茶でウガイをする,顔を洗う.残りの茶葉は風呂に入れて入浴.
  これでウィルスは不活性化し,病原性と感染力を失う.
 ②センダンの葉,枝,樹皮を煎じて煮出し汁をつくり,散布,入浴,塗布.
  これはウィルスを完璧抑制する! という秘法です.
.
 本日,舛添大臣は,「抑制の方法はない!」 と断言したが…,
 そんなことはない!
 乳酸菌と酢酸菌の大量噴霧・大量散布という方法がある.
 私は,大隅半島や済州島で…,
 大規模豚舎に乳酸菌と酢酸菌の大量噴霧・大量散布を行った.
 結果は,豚のウィルス性肺炎の蔓延がピタリ! と抑制され,豚が健康になった.
 作業していた人間の風邪症状(発熱や咳)も消えた.
 人間と豚を一緒にするな! と言われそうだが…
 乳酸菌の抗ウイルス作用は,公理(エビデンス)になっている.
 少なくとも,日本中の養豚場に乳酸菌液を大量に散布する!
 …この程度のことは実行すべきだろう.
.
 いま,大隅半島には,50トンの乳酸菌液がある.
 製造能力は,一日20~30トン.
 これだけあれば,九州ぐらいは救えるのだが….
.
 ウィルス・パンデミックには,乳酸菌の散布や服用が,非常に有効な抑止策になる.
 いや! パンデミック対策に有効なのは乳酸菌だけかもしれない.
 (…と,サーズ・パニックのとき,死者ゼロ! の上海にいた私は確信した.)
.

【注】:発酵菌類には乳酸菌,酵母,納豆菌,酢酸菌,麹菌等々沢山の種類がある.
    古来,人類は,発酵食品(ピクルス,ザーサイ,ヌカ漬,味噌,醤油,ワイン,酢,
    ヨーグルト,キムチ,梅干,納豆,ドブロク,チーズ,鰹節,ひしお,等々)
    を摂取してきた.これは免疫力を高め,病気に強い身体をつくるためだった.

      2009/04/28  飯山一郎
返信する
呼吸器感染症なので・・・ (管理人)
2009-07-05 15:07:00
すごいHPですね・・・
エビデンスがありません! の一言で片付けれるのが良いのでしょうが、ちょっと日曜日の雑談調に。
おなかの調子が悪いときに乳酸菌製剤(ビオフェルミン)を服用するのは、腸の中で悪いと乳酸菌がせめぎあい、やっつけてくれる事にあります。それが出来るのは腸管内、消化器感染症だから。
 インフルは、最初は飛沫を主に呼吸器から入り呼吸器で増殖します。だから、局所でをやっつけてくれる位大量に乳酸菌を入れたら・・・窒息してしまいそうです
返信する
Unknown (ゴールデン)
2009-07-05 15:44:45
エビデンス・・・その通りですね。いわゆる「○○健康法」の延長程度なのかもしれませんね。

刺激的な内容に「おっ!」と思いましたが、実証的&理論的に考えて無理があるようですね。

味わいのあるご返答誠に有り難うございました。物事を見る際の「眼」を、貴HPを拝見しながら養いたいと思います。

本当に有り難うございました。
返信する

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