刑務所収監中の母親がインフル予防接種を受けられず、続発性肺炎で死亡したのは刑務所側の瑕疵である・・・という訴訟を娘がおこして話題に。
- 米オレゴン州coffee creek刑務所。
- 薬物犯で禁固70カ月の刑で服役中の53歳女性。インフルエンザ罹患後、黄色ブドウ球菌による続発性肺炎で1月15日に死亡。これをめぐり、刑務所が印ワクチンを受けさせていなかったのが原因であるとして娘が訴訟提起。
- 同刑務所では、受刑者のうち18%しか接種を受けていなかったと報じられている。
う~ん、これは勝てるのか否か。視点は
- これが、受刑者の18%しか接種されておらず”楯”が出来ていなかった・・という行政訴訟ならともかく、そうではありません。母親(n=1)がワクチン受けていたらインフルにかからず、続発性に黄色ブ菌にかからず、肺炎にならず、死ななかったという証明は。。。
- 今シーズンの米国はH3N2流行で、ワクチン打ってたらH3N2にかからなかったといえるか(かなりあやしい)?
- H3N2⇒二次性黄色ブ菌、母親の個体側要因は? obesityとか?DMとか? 薬物犯ということなら、HIVほか免疫低下要因有無?
- 訴訟提起した薬物犯の娘に十分な訴訟費用があるのか(まともな弁護士が雇えるのか?)あるいはひょっとして、プロ市民団体がバックアップしていてそちらの方は万全なのか(だから報道に載ってるのか?)
ともあれ、受刑者の18%しかワクチン受けれていなかった現実も深刻、トランプ政権の削減策はこんな所にも影を落としているのでしょう。
http://sacramento.cbslocal.com/2018/03/26/flu-shot-prison-woman-death-lawsuit/
Woman Dies After Not Being Given A Flu Shot In Prison, Lawsuit Claims
March 26, 2018 at 10:12 am
Woman Dies After Not Being Given A Flu Shot In Prison, Lawsuit Claims
March 26, 2018 at 10:12 am