フィリピンの麻疹、感染者数も死亡者数も、報道のたびにうなぎのぼりの炎上状態がとまらぬ中、保健大臣が「祈っている」と述べたりしているのは前回紹介したところです。
さらにマニラ首都圏にも入り、「麻疹ワクチンを打っていなければ学校に入れない(教育を受けさせない)」という原則を打ち出しましたが、そこで議論が巻き起こっているのが、保護者たちのワクチンに対する陰性感情。
その源のひとつが、昨年のデングワクチンDengvaxiaの座礁。接種後に別タイプのデングにかかるとかえって重症化してしまう・・・という事象で中止に追い込まれたトラウマが、麻疹ワクチンの学校必須化の支障になっているという話。
思わぬ方向から伏兵があらわれています。