新型コロナウイルスのワクチン接種が欧米で始まりますが、初期の人為ミス例がいくつか報道。
- ワクチンを保管する冷蔵庫。奥のものを取り出したときに、ワクチンを戻し忘れて常温放置、結果、50バイアルがパーに(米国)。
製造元からー70℃や-20℃で輸送する際は、ハイテクコールドチェーンでプロがピリピリしながら運ばれてきます。そして打つ前に解凍して冷蔵庫に。この期間が、max5日間や20日間許容されるわけですが、ここのところはもはやコールドチェーンのプロではなく、現場レベルの話になります。冷蔵庫の奥のものとったときに放置、ということは起こりうる。実際に管理人がアフリカ勤務中には、(インフルやら破傷風やら肝炎やら、新型コロナワクチンに比べれば取扱い難易度はやさしいものですが)ワクチンを注文したら、空港まで現地スタッフにとりにいってもらうぐらい気を使っていました。しかし先進国内で安心してると、こういう落とし穴もという話。
- 本来の5倍量を打ってしまい、打たれた人は入院観察に(ドイツ)
ヒューマンエラー。日本では医療安全畑の人々が、こういうこと起こらないようにいろいろノウハウ提言してくれると思いますが。